なぜ、日本のケインズ主義はおかしいのか | rxtypeのブログ since 2012

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日本経済の一番の問題はデフレ予想です。

ケインズ主義は金融政策を否定するものではないのですが、日本のケインズ主義(似非ケインジアン?とも言う)は、なぜか財政政策だけで、更には、それを強調するあまり、金融政策を否定したりします。なぜ、日本のケインズ主義がおかしいのか。

再び、こちらの書籍から。

リフレが日本経済を復活させる/中央経済社

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------引用ここから------
2 日本におけるケインズ主義
 ◆批判の背景
  戦後日本の経済思想は大きく次の2つの思想から影響を受けていた。1つはいうまでもなくマルクス主義、そしてもう1つは開発主義である。
  マルクス主義の影響は強力であった。かつて日本の経済学部、ことに国立系ではマルクス経済学が圧倒的な地位を占めていた。杉本がマルクス経済学と近代経済学の統一的理解を目指したのが象徴である。
  他方の開発主義は、経済発展において国家の直接的な介入を積極的に評価する考え方であり、海外では輸入代替工業化戦略を、日本においては産業政策の役割を評価する意見が典型的である。(p269-270)
 (中略)
  とはいえ、日本のアカデミズムにおいては、70年代以降もマネタリストへの批判が続く。日本におけるマネタリズムの位置は弱く、宇沢弘文に代表されるように貨幣数量理論、合理的期待、シカゴ学派に対する厳しい批判が根強く続いている。宇沢はジョーン・ロビンソン、ニコラス・カルドアらに好意的であり、貨幣数量理論によらない物価理論を作成することに関心を寄せ続けた。(p271)
------引用ここまで------

やっぱりな・・・という感じですね。

似非ケインジアンがなぜグローバル資本を異常なまでに敵視するのか、その理由を垣間見た気がします。


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