【木下増税】消費税は正しかったがアジア通貨危機が・・・ | rxtypeのブログ since 2012

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日本経済の一番の問題はデフレ予想です。

2011年今から2年前の高橋洋一氏と若田部昌澄氏の対談を紐解いてみます。
http://diamond.jp/articles/-/14527

――野田首相の国会の答弁では、現役世代が痛みを分かち合うと言っていますよね。

若田部 痛みを分かち合う心は持っていても、痛みは痛みなんですよね。それはどういうことかというと、「仕方ない」と思って税金を払ったあとは、みんな財布のヒモをしめる。そのことが一番大事な復興需要みたいなものが出てくるのを阻害します。そうするとデフレがさらにひどくなりかねない。悪いことばかりです。

 だから、政策の流れでいえば、復興から考えなくてはいけないので、マクロでいうと財政を出動させる。そうする円高が進んでしまうかもしれないので、円高対策、震災復興、そしてデフレ脱却を考えると、一層の金融緩和を行う。普通に考えれば、こういうことだと思います。

 気をつけないといけないのが、1997年に消費税増税や社会保険料の引き上げで、国民の負担を9兆円増やし、その後不況になった経験です。あのときには、アジア通貨危機が起きたので、不況に陥ったのはアジア通貨危機が主因だという話になっているが、負担の増加が悪影響をもたらしたことを否定できる人は少ない。今回も、例えば2013年度から増税をやるとなると、ちょうどギリシャがデフォルトするときと、一緒になりかねません。

高橋 その可能性はありますね。

若田部 昭和恐慌のときも、いまと似たような感じがあった。29年の10月に金本位制への復帰を決めて、30年の1月に実施した。大恐慌という大嵐がきているときに、窓を開けたようなもだという言い方があるが、歴史を生半可に知っている人の中には、金本位制への復帰は正しかったけれども、大恐慌がやってきて、日本経済がダメになったという言い方をする人もいます。今回も、「増税は正しかったけれども、ユーロ危機が……」と、これと似たような言い方をされる可能性もある。

高橋 97年の時も「消費税増税は正しかったが、アジア金融危機が……」と似たような言い訳があった。

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増税派の人たちは、増税の悪影響を意図的に軽視し、別の理由に転嫁するのは目に見えています。

増税派の人たちに、今からこう言っておきましょう。

「2年後に日本で増税による金融危機が起きたら、また、消費税増税は正しかったが、アジア金融危機が……と言い訳するのですか。」と。


<自民党 増税派>特に酷い3人(いずれも次期首相有力候補)
町村信孝
「増税議論、完全に我々の勝ち」 自民・町村元官房長官 (朝日新聞) 
 (消費増税を)しばらく先送りだとか、まして毎年1%ずつとかいう議論が自民党内から出てくるとは思っていない。かつては「上げ潮派」と、私のような「財政健全派」と分類された人では相当議論があったが、完全に上げ潮派が負け、我々の勝ちというのが決まっているからだ。
 ここでまた「ゼロからやり直す」と安倍晋三首相が言ったら、そのことがもつダメージは極めて大きいことになる。党内はもとより、いろいろな方面から「安倍ってなんだ」となる。(予定通り消費増税されると)私は確信をもっている。(長野県軽井沢町の記者会見で)


谷垣禎一
「消費税」(谷垣禎一HPより)
昨日、安倍総理より消費税を8%にするという正式の発表があり、大変よかったと思うとともに、よくここまで来たなと思っています。
しかし8%だけで終わるわけではなく、10%を当然視野に入れて進んでいかなければなりません。今までの議論を見ていますと、8%に持っていくだけで頭がいっぱいになっている印象がありますが、少し視野を広くして10%までどう持っていくのかという視点が必要なのではないかと思っています。


石破茂
「消費増税、党で決定済み」 自民・石破幹事長
 自民党の石破茂幹事長は31日、消費税増税をめぐる党内意見を聞くため、来週にも開く党税制調査会会合について、税率引き上げの是非を議論する場ではないとの考えを強調した。鳥取市内で記者団に「引き上げは党として決定している。誰も異論はない。増税による経済失速をもたらさないための方策をまとめ、安倍晋三首相に伝える作業だ」と述べた。
 これに先立つ街頭演説では「消費税を上げないで済む選択はこの国にはない。ただ税率を上げても税収が下がったら何もならない」として、景気対策の必要性を訴えた。〔共同〕

p.s.
安倍下ろしなんてやったら、こいつらが次の首相になっちゃうんだけど、わかってる?



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