「護憲派」を間違いなく黙らせることができるエピソードを紹介します。
---引用ここから---
<「象徴」のはじまり>
彼らの強圧は、そのあくる日までに全部を和訳して日本政府案として発表せよというかたちで表われた。ソビエトの動きを察してもうそれ以上待てないというのが彼らのいいわけである。こんなものを訳して日本政府案として発表したら、国内的にどんな仕打ちにあうかわからんと考えたのかどうかは知らないが、大抵の政府高官はこの問題から姿を消してしまった。まあ正直にいうと私に関する限り止むを得ず外務省の翻訳官二人を連れてGHQに乗り込み、GHQ内に一室を与えられてこの英文和訳との取組みが始まったのだ。
私は外にも用があったからこの室に入りびたりではなかったが、お気の毒にも当時もう相当のご年配の翻訳官二氏はこの室で徹夜の憂目にあわざるを得なかった。GHQ勤務のアメリカ兵用の食事を与えられ、煙草もアメリカのものを充分に支給されたのをいまだに憶えている。
こうやって出来上がったものが「日本人が自主的につくった」新憲法の草案である。この翻訳遂行中のことはあまり記憶にないが、一つだけある。原文には天皇は国家のシンボルであると書いてあった。翻訳官の一人に(この方は少々上方弁であったが)「シンボルって何というのや」と聞かれたから、私が彼のそばにあった英和辞典を引いて、この字引には「象徴」と書いてある、と言ったのが、現在の憲法に「象徴」という字が使ってある所以である。(p239-240)
---引用ここまで---
出典「プリンシプルのない日本」(白洲次郎 著)
プリンシプルのない日本 (新潮文庫)/新潮社

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このように、GHQの作った憲法の翻訳にあたった白洲次郎が書いているように、
憲法は間違いなくGHQが作ったものです。
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