「一貫性の罠」があります。
人は、かつて言っていたことと一貫性を保つような行動をしたがる動物なのです。
そして、それを許容範囲内で漸次的にエスカレートさせられると、気づかないうちに罠に嵌ってしまう。
その手法を使い、TPP反対派の人たちを利用して安倍降ろしを画策している疑義があります。
TPPは日本を壊すものである。だから、安倍晋三は売国奴だ。
TPP反対なら、安倍降ろしをしなければならない。
自民党は売国党だ。
こういった囁きには注意が必要です。あるいは、そうやって嫌悪感を植え付け、分断しようと画策している可能性があります。
まさかTPP反対を理由に共産党や社民党などの似非政党を支持するのですか?
論理を飛ばして極論に走らないことが重要です。
普通に考えれば、不利なTPPは批准しないよう与党に働きかければいいだけです。懸念事項があるのならそれを直接伝えればいい。それが伝わらないのなら、単に見られていないか、説得力のある説明になっていないから。あるいは、それが重要とみなされていないからです。
自分たちの意見を通したいのなら、自らの表現力を磨きましょう。
<参考>
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重要なので繰り返します。極論に走るのはやめましょう。