自民党が心のノートを復活 | rxtypeのブログ since 2012

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日本経済の一番の問題はデフレ予想です。

文科省が「心のノート」を復活したそうです。

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/doutoku/detail/1302318.htm
自民党政権下で行われたため、いくつかのメディアはこれに批判を加えています。
「我が国を愛しその発展を願う」という項目を目の敵にし、「一定の方向に子どもを誘導することにつながりかねない」などの批判 をしているそうです。
価値観の押し付けはダメだという意見もわからないでもないですが、しかし、それは理想論です。
(それ以前の低レベルな批判のような気もしますが・・・。)

ハイエクは、自由主義と集産主義のルールの差異は、「道路交通法を制定すること」と「人々にどこに行け」と命令することとの違いと同じと説明しています。
集産主義はダメだという主旨です。
一方で、「競争が有利に働くためには、十分に考えぬかれた法的な枠組みを必要とする」とも書いています。
日本が完璧なルールが構築されている理想社会なら、すべて民間に任せるのもいいでしょう。
しかし、実際は、不完全な法体制であり、各国の工作員が様々なところに入り込んでしまっています。
教員、教科書、テレビ、新聞、大学、etc.
ですから、すべて自由に任せると、彼らの思い通りにやられてしまいます。
現実は、自由主義だけではダメなのです。

「心のノート」などの公的な道徳教育が必要ない社会が理想ですが、現実はその真逆です。いわばいろいろな外国の集産主義が日本に入り込んでしまっているのです。
一番いいのは、それらの外国のそういった負の影響を徹底的に排除し、完璧な法体系を構築することです。それをまず目指すべきなのですが、憲法改正はまだまだ実現に遠いですし、現実には完璧には程遠い状態です。ですから、次善の策として、「心のノート」のような公的な指針を掲げるのもアリだと思います。(「心のノート」は単に伝統を大事にしましょうというレベルですし、この伝統がいいですよというような強制にはあたりません)少なくとも工作員がゴリ押ししている敗北主義的な歴史観の押し付けよりはマシです。

世の中、理想だけではないので、現実的な対処が必要なのです。

全て理想どおりなら、もしかしたら、「共産主義」が理想なのかもしれませんが、そんな社会は、現在も将来も、どこにも存在しません。だから、共産主義は完全にダメなのです。
自由主義も同じです。「理想」の中の自由主義に拘っているとろくな事になりません。

実際の政治では、理想と現実のバランスが大事なのだと思います。


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