紐では押せないというのは間違った比喩 | rxtypeのブログ since 2012

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日本経済の一番の問題はデフレ予想です。

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

新年早々、挑戦的な日記をアップします。

金融緩和について、「紐で押せない」というのは間違った比喩だと思います。
たとえば来月日銀が200兆円長期国債を市場から買ったとします。(市場価格より高めの値段ならいくらでも買えるはずです)
実際、FRBがたったの2ヶ月でマネタリーベースを2.2倍にしています。日本のマネタリーベースは90兆円。
これでも「紐では押せない」のでしょうか?
国内の金融機関の国債で運用できなくなったら代わりに他の資産を購入するはずです。真剣に貸し出し先も探すでしょう。
それに日銀が買った国債に政府は金利を支払う必要がない(国庫納付金)ので、少なくとも政府の使えるお金がこれだけで2兆円増えます。(いわれている消費税1%以上に相当)

それでもデフレ脱却できないのなら、じゃあ400兆円にしたら?
それでもデフレ脱却できないのなら、800兆円にしたら?
「紐では押せない」というのは銀行がなにも努力せずに濡れ手で粟で儲けるためのポジショントークと考えた方がいいと思います。

紐ではないのでいくらでも押す余地はあります。

金融緩和を否定するのは違うと思っています。金融緩和+財政出動(国土強靱化)が正解だと思っています。

徳川吉宗や高橋是清がデフレ不況から脱出できたのは金融緩和も大きなウェートを占めていたことからも明らかです。

<補足>
たとえば、30年前の公定歩合は7.5%~9%でした
そこまで長期国債の発行残高があればという仮定ですが、このような、長期国債の高利回りの国債を中心に買えば、利払いは15兆円(7.5%×200兆円)も減り、政府が使えるお金が15兆円も増えるのです。景気を悪化させる消費税を12%にするよりも効率的です。






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