駒門駐屯地創立56周年記念行事(今年の目玉①)
今回、駒門にいった目的だが二つだ
①広域多目的無線機(コータム)用アンテナはなぜ太い?
②10式戦車C4(2014年度納入車)の細部
昨年は若干体調不良だったのと、悪天候予想のためパスした
ところが、展示車両がC4のドーザ車だった・・・
(´・ω・`)
さて、駐屯地に入場してとりあえずPX(隊内売店)
トイレと買い物を済ませ外に出たら
発見した。
第1高射特科大隊のパジェロヾ(@^▽^@)ノ
装備品展示で装備している車両があったら
「太いのはVHFアンテナだから?」
と展示隊員さんに聞こうかと思っていたのだが
マストベースに書いてあった。
まあ、FMもVHFだけどな
さらに装備品展示されていた96式装輪装甲車にも装備されていた。
車体も撮影したと思っていたがこの一枚だけだった。
車両は第1戦車大隊所属車両
1高射のパジェロにはついていなかったものが付いている。
10式戦車とのデータリンクの必要のためだろうか?
「これってGPSアンテナ?」
展示隊員さんに尋ねると
「え?ただのマウントですよ」
。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚
秘密保持上の答えというわけではくマジで存在を知らなかったようだ。
そして展示10式戦車は期待通りドーザ戦車
当然、コータム装備である。
さらに74式戦車の展示戦車
コータム仕様である
異常に長いマストベースだ
96式装輪装甲車と同様に右側マストベースにはGPSアンテナらしきものが装着されている。
「GPSアンテナですか?」
「そうです」
今度は即答だ。
「位置情報が分かるからReCS(レックス)連接ですね」
「???」。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚
秘密保持上のためらいではなく分からなかったようだ。
着々とC4I化が進んでいるようで頼もしい限りである。
しかし気になるのはこのベースの長さと切り込みと隙間だ
96式WAPCはパジェロと同じだが何故74式戦車にはアダプターが?
これか・・・
格納時にはアンテナを外しマストベースを前方(格納位置)に倒す
その時アンテナベースガードに接触するために切り欠きがあるわけだ
では隙間は?
マストベース取り付けボルトにアクセスするためだなこりゃ
よく見るとGPSアンテナはタイラップ(結束バンド)固定だ
おまけ
今年の隠しサプライズ
各種戦車回収車が展示あったが、3車種が格1種類ごとの無線機装備
なんと一番古い78式戦車回収車(SR)が最新式の広域多目的無線機(コータム)装備
もちろんGPS付だ
なんで斜めになっているのだろうと思っていたが
仕様ではなくて、ぶつけて変形しているだけだった
90式戦車回収車(TR)は85式野外無線機装備
10式装軌車回収車(CVR)は野外無線機(通称:新野外無線機)装備
まとめるとこんな感じだ。
違いが分かる漢になってほしい
機動戦闘車初公開(訂正版)
早いもので既に4月
新年度だ!!
まあ、仕事がら新年も新年度もあんまり関係なく時は流れ去っていく。
さて、前回の記事http://ameblo.jp/type60mbt/theme1-10074637632.html#mainについて訂正を受けた。
1月中に訂正追加記事を書くつもりが・・・・
取りあえず下記が訂正版だ≧(´▽`)≦
外形による各車の違い
99-0291(4号車)
車体側面垂直、操縦手ハッチ縦解放
砲口照合装置(MRS)、環境センサーなし
補助エンジン(APU)有
99-0292(3号車)
車体側面傾斜、操縦手ハッチスライド開放
MRS無し、環境センサー有り
補助エンジン(APU)有
99-0299(1号車)
車体側面垂直、操縦手ハッチ縦解放
砲口照合装置(MRS)、環境センサー有り
補助エンジン(APU)無し
99-0300(2号車)
車体側面垂直、操縦手ハッチスライド開放
MRS、環境センサーなし
補助エンジン(APU)無し
ウインチ装備
【説明】
赤字が訂正追加
「車体側面傾斜」となっていたのは単なるコピペミス
誰がどう見ても「垂直装甲」である
問題は実車写真が小さい写真と動画のみなので細部不明だった
車体後部左側の部分だ
車体後部の突起が10式戦車のAPU吸気口に類似していたんだな
そこで「APU有)としていたんだが、違ったようだ
どうやら2号車はウインチ装備車両という事である。
装甲吸気口らしきものはウインチロープ取り出し口のカバーである。
戦車回収車の車体前方についている奴のちっちゃいやつだ。
車体後方と前方の両方から牽引可能となっている。
上に滑車らしいものが付いている謎が解けた。
車体上部にも滑車はついており前方へロープを繰り出せる仕組みである。
機動戦闘車の回収どうするの?的な話題もあったがこれが答えなのであろう。
10式戦車のドーザー仕様のように、ある割合で量産車に適用されるのかは不明だが、ぜひ装備してほしい仕様である。
車体向かって右端上の丸いものが前方ワイヤ繰り出しのためのガイドになる。
ごっついボルトで止めているわけである。


























