履帯の話
昨日の記事でHELさんに「細かい漢だ」と
お褒めの言葉をいただいたので今日は
10式戦車の履帯について細かい話
一昨年の富士学校祭の折見慣れぬ履帯を発見
10式戦車の量産車に採用される履帯と聞いた。
ところが量産車の履帯はちょっと違った。
試作車とも違うし、その時見たものとも異なった。
ところが量産第2ロットではまた異なる履帯を履い
てきた。
変更点は転輪接地面にゴムを使用した方式の
従来と同様タイプに変更されたのだ。
今年4月の駒門駐屯地記念行事において
第1戦車大隊の10式戦車と第1後方支援連隊の
11式装軌車回収車でその変更については
確認できたのだが接地面はゴムパッドを装着して
いたので確認できなかった。
そんなおり先月コンビニで発売され
驚異の販売成績をたたき出しとというDVD
「よくわかる!陸上自衛隊 ~陸の王者!日本を守る戦車の歴史~」
これに登場する10式戦車が戦車教導隊に納入された第2ロット車両だったのだ。
量産初号機
量産第2ロット
履帯の違いがよくわかると思う
え?よくわからない?
試作車
量産第1ロット
量産第2ロット
の履帯です
最終板は90式戦車の履帯によく似たデザイン
転輪接触面は
下が量産第2ロット車用
「表にあった窪みを裏にしてゴムを封入した」
と、いった様な変更だ
なお、第2ロット車用としているが、実際は
11式装軌車回収車が履いていた履帯である。
10式戦車のも撮ってあったと思ったので
探したら・・・
あれ?ゴムパッド取付用のナットの形が
違う・・・・
11式装軌車回収車は袋ナットだ
謎は深まるな
来週の富士学校記念行事が楽しみだ
皆で謎を解明しよう!
一緒に行く人この指とまれ