『この世界は私が創った世界』
洋美がそう囁やくと辺り一面真っ白な世界になり、気を失ってしまった。
(身体が鉛のように重い)
気がつくと白い階段の一段目にうづくまっていた。
上を見ると白い布に包まれた人が、階段の各段に一人ずつ横たわっていた。
(寝ているのかな❓️ひょっとして…)
様子を見に行こうと階段を上がろうとしたが、足が上がらなかった。
(なんでこんなに重いんだ)
『すみませーん、助けてくださーい。』
一段上の人が動いた。
『どうしました❓️』
『そこまで行こうと思ったのですが、足が動かなくて…』
『ずいぶん汚れてますね、それでは上がれませんよ。ホコリを払ってご覧なさい。』
払ったホコリは色とりどりの無数の玉に変わって床に広がった。
『そのくらいなら上がれるでしょう。』
足は軽々と上がった。
『ありがとうございます、助かりました。お休みのところすみませんでした。』
『気にしないでください。やることがないので横になっていただけです。上に行きますか❓️』
横になっていた人は起き上がったが、包まっていた布を外すと眩しくて姿はよく見えなかった。
『はい、上がります。あなたの姿は眩しすぎて見えませんね。』
『そうでしょう。もう一度ホコリを払ってください。』
『まだついてますか❓️』
『試しにもう一段上がって見てください。』
一段目と同じく足は動かなかった。
もう一度ホコリを払うと玉に変わったが、一段目より遥かに少ない数で、下には落ちないで宙に浮いていた。どれも透き通った綺麗な玉だった。
そして眩しすぎて見えなかった姿も輝きを失いはっきり見えたが、その姿に驚いた。
『あなたは私だったんですね。上で横になっている人たちも私ですか❓️』
『さぁそれはどうでしょう、私には、さっきのあなたと同じように見えませんから。ここでホコリを払ったあなたの姿は私にはもう眩しすぎて見えなくなりました。
私のことはお気になさらず、上の段へ。』
『わかりました、ありがとうございます。さよなら。』
上の段でも同じようなやり取りがあったが上に行くにつれホコリは少なくなり、玉はだんだんと美しくなっていった。
そして白い階段を上がった先には………
つづく
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