和風の家(町家)を紹介します。

撮影や展示の背景として用意している脇役ですが、ちょっとこだわりもあったりします。



コンセプトとしては、
1 作りやすい
2 運用しやすい
3 ”和”の雰囲気を出せる
を重視しています。


建物のサイズ(床面)は16x16です。並べるのを前提にしているので、幅が16ポッチぴったりで、前後には飛び出しのある切妻屋根としています。

特徴は、かまぼこを大量に使った瓦の表現です。強度や手軽さを重視して、1プレートづつずらして置くようにしています。

和の雰囲気を出すために、使う色を、主にモノクロ系(黒白灰色)とタン、茶色に絞っています。

また、格子(スリット)の要素もなるべく入れるようにしています。


以下に、3軒を紹介します


◆町家I(蔵造改)

 


 川越などにある蔵造りの商店のイメージです。一階下半分のタン部分が中々いいアクセントかなと。飛行機窓を使用したスリット窓や、2階の蔵の扉も上手く出来たとおもっており、割りと気に入っています。
 他の2軒よりやや小さめですが、むしろ並べたときに屋根が不揃いなのはそれっぽくて気入っています。

 

 



◆町家II


 ミセの作りや出梁を工夫しました。横はどうせ見えないので省パーツ化を測っています。
 柵を使用した一階の表現も気に入っています。

 

 

 


◆活用

 

 


上記2つは2022年の、海老名(飛行場合同)、JAM、函館カネモリトレインフェス、梅小路展示会(ミリ卓)などで使用しました。
脇役として使いやすい。

 

16x16というサイズは通常のモジュールビル(32x32)の4分の1のサイズでしかありません。しかし、コストの低さと、ジオラマへの配置の容易性などから採用しています。

 

 

↑ながに作で同じく16ポッチクラスの建物とあわせ



◆町家III(旅館)


 分解性の向上などを図った改良モデルです。前後分割式であり、必要に応じて面積を半分にしたり、軒数を水増ししたりできます。


 外装としては、1階の庇の木張り表現(茶色+ダークオレンジ)が割といいかなと。いままで、1階の庇は瓦表現でしたが、こっちは落ち着きがあっていいです。
 あと、袖壁も設けてみました。袖壁があってプライバシー重視?な感じから旅館にしたという経緯があります。
 

 また、内装として畳敷きの客室を2部屋設けています。
 町家IとIIでは16x16基礎板を使用していましたが、今作からは新ロードプレートとの合わせを重視し、16x16を普通のプレートで組んで基礎としています。


◆その他

それぞれ積雪アタッチメントがあり、ジオラマ「ゆきぐに」に使いました。

内装は旅館にちょっとあるだけですが、今後はうまいこと作りたいな〜とは思います。1階だけでもあれば楽しいと思うので。


背景としても優秀です。

ミリタリーを置いても似合います。

 

土嚢はイトヤギさん発案のものです。


↑車と合わせて。



↑この写真ではあえて建物の裏側を使い、家の裏手をキハ120が走る様子(木次線や九頭竜線あたりイメージ)を表現しています。

 

オフ会などでも結構よい評判をいただいています。

 



今後も新たに作っていき、町並みを充実させたいです。また、これらの家に混ぜる形で洋風の建物もいいかなーと思っています。

 

おわり