ローカル線っぽい駅を作りました。

 

まずは前作の紹介から……

上の写真はJBF’22用に制作したハリボテ駅です。屋根と3面が一枚ずつ分割でき、極めて簡便に輸送出来ました。
見た目も悪く無いです。イベント直前あるあるの手抜き感がありますが使い勝手は良かったです。分解もできるし。ただ、しばらくしてパーツ取りで解体されました。




話は変わって、海老ブリ2022。ここでは、線路を引いたものの、メインの格納庫や防空陣地に気を取られて、鉄道設備に気が回りませんでした。しかし、なんとなく寂しい沿線を見て、ミリタリー卓でも線路を引く以上は、駅はがあったほうがいいのではないかと思いました。
(結局、このときは陸ミリを置いたので空白は埋まりました。)




と、言うわけで作ったのが本作です。
制作に当たって重視したのは、
1「手軽さ」
→いろんなジオラマの脇にサクッと置けるコンパクトさと使い勝手の良さ。

2「そこそこの密度」
→手抜き感の無い、丁寧っぽい作り

の2点です。



基本的な置き場所の想定としては、古い時代感で鉄道が走ってる情景です。それも、比較的こじんまりした、地方路線みたいな感じ。

普通のトレイン卓では別の方が立派な駅を用意してくれますから、鉄道インフラを自力でやる必要のある(レトロ)ミリタリー卓が主になります。
海老名が好例です。意外とそういう場面は多いんですよね。


◆基本構造

駅舎本体のサイズは8x16。基礎板上に作っています。大きすぎず、ミリタリージオラマ内でも出しゃばらないサイズだと思います。
屋根は一周り大きい10x20。全体的にコンパクト重視ですが、屋根を大きめにすることで、”小さく見えすぎる”のも避けている形です。

屋根がポチスロ積層なのは第一作と同じです。しかし、4ポッチごとに+1プレート上げの箇所を設け、ちょっと丁寧な感じに。あと雨樋も表現しました。
けっこう屋根は色んな方から良い評判を頂いてます。


◆内装


入って右手は待合室です。待合室には広域路線図があります。

一応、架空鉄道(皇国鉄道)の路線図という設定。
左側が駅員室です。窓口で切符を販売します。


 

窓口の上のは時刻表、左のは近距離路線図です。



窓口内部。販売する切符とタブレット(通票)閉塞装置があります。



タブレット閉塞装置。
完全再現というよりは雰囲気重視です。
タブレットを運ぶケースもあります。


◆ホーム

プラットホームも作ってあります。8x12のユニットを必要な数だけつなげる方式。
屋根もあります。冒頭に記した前作の駅の屋根を転用しました。

 

 

桟橋にも転用できるすぐれものです。

今後、いろんな場面で使っていきたいです。すでに、函館カネモリ、佐倉、梅小路展示会で置かせてもらっています。
先述のミリタリー卓のみならず、地方私鉄や支線区をイメージしたレイアウトにも使えそうです。




おわり