2009年当時では新幹線は八戸まで。なので八戸から函館まで直通する在来線特急が走っていました。
青森から三沢に特急で行くと約1時間…お昼頃に三沢に行ってもやることがないので、未体験だった青函トンネルを通って函館まで行ってみることにしました。
青森市は今でこそ県の中心地ですが江戸時代は小さな漁村でした。青森県内に入る南部藩の中心地は八戸、津軽藩の中心地は弘前…津軽藩は南部藩から分離独立して発足したので仲が悪かった…箱館戦争の時に蝦夷(北海道)への出兵地となったこともあって廃藩置県の時に県庁所在地とされました。
八戸から函館までを1時間に1本の割合で走っていたJR北海道の789系「スーパー白鳥」。青森駅ではスイッチバックします。
この789系は青函トンネル対応用に製造された特急車両でした。新幹線が新函館北斗駅まで延伸したことに伴い青函トンネルを通る在来線特急列車は廃止されました。現在は札幌駅~旭川駅間を走る特急「ライラック」として活躍中。


JR函館駅。駅舎内2階にあった洋食レストランで食べた塩ラーメンは美味しかったなぁ…チャーシューがトロトロに柔らかくて…
向かったのは五稜郭…戊辰戦争で最後の戦いのあった地で、城壁を大砲で打ち破られないように土塁を分厚くした西洋様式の城郭です。
五稜郭タワー内にある"ラストサムライ"土方歳三の銅像。新選組で鬼の副長とまで言われた彼は、銃を使う近代戦を十分理解していたにも関わらず刀のみで馬にのって敵陣に突撃して戦死してしまいますが、どの場所で亡くなったのかはハッキリ判っていないそうです。

