9時になると基地司令の航空祭開催の挨拶があって、それにタイミングを合わせてF-15×2機が航過します。これがオープニングフライトですが、このF-15は8時前に離陸して周辺の天候調査を兼ねていた機体なので身重な3本タンク付… ちなみに、F-15の外部タンクは1本で600ガロンの燃料が入るので重さで言うと約2.3t…普通乗用車2台分! ってことで、このF-15は自動車6台をぶら下げて離陸したことになります。
最初の飛行展示は千歳救難隊のレスキューデモ。内容は例年通りですが、今年が創隊60周年ということでUH-60JとU-125Aにはスペシャルマークが描かれていました。
大編隊のために離陸準備するF-15。201SQと203SQから4機づつ参加です。掩体運用の203SQはエプロンからは遠いR/W18L、201SQは手前のR/W18Rを使用してくれたのでエプロン前をタキシング
三沢からリモートで飛来したF-2×2機による模擬対地攻撃。これに対して基地防空隊のVADSも模擬対空射撃を行います(どこに配置したのか全然判らなかった…)
F-2は1番機のみ赤外線前方監視装置J/AAQ-2を付けていました(この画像では見えない位置ですけど…) 模擬爆撃は無誘導爆弾による近接支援だと思うけど、写真を撮るには高度が…
異機種編隊飛行はB7政府専用機、F-15、U-125Aの3機種により実施…T-4なし。新しい政府専用機は…なんて言うか…存在感が薄い…
F-15の大編隊航過。1回のみというのは寂しいですがスケジュールの都合で仕方ないのかも? 千歳基地と新千歳空港では同時離陸・同時着陸を出来ますけど、この後に予定されているF-15の機動飛行、F-16の機動飛行では離発着の多い新千歳側も制限することになりますし…
F-15Jによる機動飛行の開始です。担当は203SQで832号機と873号機の2機(担当は年ごと201SQと変わります)
機動飛行は最初が肝心…高速でファンブレーク! 如何に早く機体を見つけてカメラを構えるかが勝負の分かれ目…しかし、カメラの設定が戦車用になったままだったことに気が付かなかった(シャッター速度が遅い)…機動飛行の大半の画像はブレました…
ガンガンに飛び回ってくれましたが、思ったほどベイパーは出ません(そんなに蒸し暑さは無かった…それはそれで過ごし易くて良いんだけど)
最近のF-15はフックのアレスティングフックの先端カバー部分が外されてると聞きましたが…本当だ
展示を終えたF-15がエプロンに戻ります。3年ぶりの機動飛行をありがとう!
続いて異機種編隊を終えたU-125Aも戻ってきました。
着陸したB7政府専用機も展示のためにエプロン地区にやってきました。今回が航空祭での初披露なのでマスコミでは目玉扱いなんですが…
午前中の飛行展示は米空軍のF-16デモチームのフライトで締めくくり。こちらは小型軽量の機体な上にクリーン形態で、しかも日本の航空法の規制適応外なのでグルングルンに機体を捻りまくり…
続きます。