観閲行進は第4特科群から始まります。これは駐屯地司令は第4特科群長と兼務しているからかな?
第4特科群隷下の第104特科大隊が装備している203mm自走りゅう弾砲。
87式砲側弾薬車は203mm自走りゅう弾砲専用の砲弾運搬車。砲側弾薬ってどういう意味なのって?聞いてみたんだけど…よく判らなかった(^_^; りゅう弾砲ってのは3分間に何発撃てるか?というのが性能指数になるので、この車両と203mm自走りゅう弾砲との組み合わせで装填速度を上げるようになってると思います。
第131特科大隊はMLRS(多連装ロケットシステム)を装備。自走発射機M270は単独で照準、射撃ができるそうです。国内での発射訓練は矢臼別演習場まで移動して訓練弾のみ発射できるということでした。
第3地対艦ミサイル連隊も第1特科団隷下の部隊で88式地対艦誘導弾を装備。
88式地対艦誘導弾用の捜索・標定レーダー装置。88式地対艦誘導弾はこのレーダーが捉えた目標に向かって行きます…ということは、水平線に隠れてしまう距離にいる敵艦は攻撃できないことになります。仮に水面に近い砂浜なんかで索敵していると4kmくらいの距離しか見渡せません。なので出来るだけ高い位置で、敵から観つけられ難い場所にこの車輌を配置する必要があります。
88式地対艦誘導弾のランチャー。富良野は北海道のほぼ中央にありますが88式の射程は150km以上あるので、ランチャー自体はそれほど遠くまで移動しなくても済みます。迅速に動く必要があるのは先のレーダー装置と中継装置類ですね。
第14施設群の75式ドーザ。第14施設群は2017年に編成された比較的新しい部隊です。
92式地雷原処理車。搭載している地雷原処理用ロケット弾って結構大きいけど、再装填ってどうすんだろ?
81式自走架柱橋。架橋を通行できるのは42tまでなので重量級の戦車(ただし74式戦車は通行可)や自走砲は通ることができません。
次からは第2師団隷下の部隊が続きます。まずは第2後方支援連隊。
第2対舟艇対戦車中隊の96式多目的誘導弾システム。光ファイバーを用いて赤外線画像誘導を行いますが、システムというだけあって射撃には多くの装置が必要です。ただし、隠れた位置から間接照準で射撃することが出来ます。誘導弾はあらかじめ設定した目標に向かって飛翔し、最終的に手動操作で誘導することも可能だそうです…着弾直前の短い時間で手動操作が可能なのか?とは思いましたが…出来るそうです。