「ブルー・リッジ」と同じ岸壁に係留されている海自の試験艦ASE-6102「あすか」。この艦も一般公開されていました。
「ロナルド・レーガン」と同時に一般公開された揚陸指揮艦LCC-19「ブルー・リッジ」。ある意味で今回の目玉的な展示です。
揚陸指揮艦は揚陸作戦を行うには陸・海・空の複雑な作戦行動を密接に連携させる必要があるため、統合的な指揮を行うための専用艦で、戦闘能力はありませんが艦内には司令部を設置できる施設と優れた通信能力があるため艦隊旗艦としても運用されています。
以前は各艦隊に旗艦がありましたが、通信技術が発達した現在では司令部は地上に置かれているのが普通です。なので海自にも旗艦と言われる艦船はありません(司令部設備のある艦はありますが…)。米海軍でも本国から離れて活動している第6、第7艦隊しか旗艦はありません。
「ブルー・リッジ」はベチナム戦争を経験しているので艦船数の多い第7艦隊の中でもかなりのベテラン艦。タラップを上がって甲板を見ると木目が…え?甲板は木製なの?…と思ったら、不燃性の木目シートを貼ってあるのだそうです。


艦内の床面も木目調。
「ブルー・リッジ」から見た試験艦「あすか」。こういう位置から撮れるって…
続きます。