サンザイオーブログＶ３

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05Jun
- ２０１９艦これ　Ｅ3丙メンバー
  第１艦隊旗艦・ネルソン改　１６インチＭｋ1三連装砲＋ＡＦＣＴ改　１６インチＭｋ1三連装砲　強化型艦本式缶　三式弾　（アナあけ、改良型艦本式タービン）速吸改　強化型艦本式缶　改良型艦本式タービン　洋上補給鈴谷改二　２０．３ｃｍ（２号）連装砲　２０．３ｃｍ（２号）連装砲　ＷＧ４２　三式弾瑞鶴改二甲　九六式艦戦改　零式５２型丙（６０１空）　天山一二型（村田隊）　彩雲多摩改二　ＷＧ４２　大発動艇　大発動艇（八九式中戦車＋陸戦隊）翔鶴改二甲　応急修理メガミ　零式艦戦５２型　烈風（６０１空）　彗星一二型甲第２艦隊旗艦・オクチャブリスカ（元ガングード）　３０．５ｃｍ三連装砲改　３０．５ｃｍ三連装砲　強化型艦本式缶　２２号対水上電探　（アナあけ、改良型艦本式タービン）那智改二　２０．３ｃｍ（２号）連装砲　２０．３ｃｍ（２号）連装砲　零式水上偵察機　三式弾足柄改二　２０．３ｃｍ（２号）連装砲　２０．３ｃｍ（２号）連装砲　零式水上偵察機　三式弾阿武隈改二　ＷＧ４２　大発動艇　甲標的　（アナ・25ｍｍ三連装機銃）潮改二　１２．７ｃｍ連装砲Ｂ型改二　１２．７ｃｍ連装砲Ｂ型改二　ＷＧ４２ヴェールヌイ　応急修理女神　ＷＧ４２　ＷＧ４２航空隊第１（出撃）　一式陸攻×４第２（出撃）　一式陸攻　九六式陸攻×３第３（防空）　９７式陸攻　流星改　流星改　流星（６０１空）以上ですが、これでもＥ3　丙がクリアできず。明日実装される友軍をまつべきか；；
13Mar
- 魔法つかいプリキュア！
  第６話　今日の魔法学校の補習は、いつもの先生が腰痛でおやすみのため、リコの姉・リズが担当することになった。　魔法の杖の授業だが、講師が姉のため、リコはあせってしまい失敗する。おちついて集中するように言うリズだが、リコはよけいにプレッシャーを感じ、反発してとびだしてしまう。　みらいはリコをおって、リコは、姉が目標だという事をきかされる。そこにヨクバールを出現させたスパルダがやってきて・・・！感想　おしとやかお姉さん先生キターー！今日はそれだけで満足（ｦｲ　来週はサファイヤ・フォーム登場！
13Feb
- 旅行にいくなら・・・？
  ブログネタ：いま旅行に行くならどこ？【投稿でドットマネーがもらえる！】参加中旅行にいくなら、京都にいきたいなあ。３０年前、中学生のときに修学旅行でいったけど、金閣寺が金箔のはりかえ工事の期間だったため、ブルーシートしかみえなかった・・・。ブログでドットマネーを稼ぐ
30Jan
- 君の笑顔はレインボー！　第７話
  君の笑顔はレインボー！最終回「クリスマス・キス」登場人物　佐倉一重　緑川わかなその１　夕方。　僕は、学校の屋上にわかなちゃんを呼び出していた。わかな「あの･･･、お話って、なんでしょうか･･･？」一重「･･･あのときの返事をしようと思って」わかな「え･･･」　わかなちゃんの表情がこわばるような気がした。わかな「それって･･･」　僕は深呼吸をして･･･一重「わかなちゃん」わかな「は、はい」一重「告白されてから、わかなちゃんのことばかり考えるようになった･･･」わかな「･･･」一重「こんな気持ちは初めてで･･･」わかな「佐倉さん･･･」一重「おぼえてる？最初あったときのこと」わかな「はい。雨の日に、おねえちゃんが佐倉さんをうちにつれてきて･･･」一重「うん･･･そのときは、正直、わかなちゃんのことをしらなかった」わかな「そうでしたねえ･･･。中学生？っていわれましたよね」一重「あれは･･･ごめん」　苦笑して言葉を続ける。一重「でも、そのあと、ちょっとずつ話すようになって、スーパーでみかけるたびに、わかなちゃんのことが気になって･･･お弁当を一緒にたべたり･･･そんなこんなで、いつのまにか好きになってた･･･」わかな「･･･」　わかなちゃんは黙ってきいている。一重「好きです。僕と、つきあってください」　頭をさげて、てをさしだしながら告白すると、彼女は涙を浮かべ･･･。わかな「はい！」　と、涙を浮かべながらも僕の手を取ってくれた。わかな「うれしいです･･･」一重「待たせてごめん」わかな「ううん･･･ううん･･･」　わかなちゃんは感極まって僕にだきついてきた。一重「大事にします」わかな「はい･･･」　こうして僕たちは「恋人同士」になった。その２　それから２ヵ月後。　今日はクリスマスイブ。　わかなちゃんとクリスマスイルミを見に行く事になっている。　待ち合わせは駅の南口の前。　はやめについた僕はスマホで時間を確認する。もうすぐ３時だ。　少しすると、駅の改札口から息をきらせてわかなちゃんが走ってきた。わかな「ひ、ひとえさ～～～ん」一重「わかなちゃん」わかな「こんにちはー･･･。す、すみません～～遅刻しました～～＞＜」一重「こんにちは。遅刻ってほどじゃないよ、ほら」　僕は彼女にスマホをみせる。「１５：０３」わかな「でもでも、遅刻は遅刻ですし･･･」　僕はオロオロしているわかなちゃんの頭をなでる。わかな「わわっ･･･！？」一重「大丈夫。デートはこれからなんだからさ」　頭をなでると、彼女は頬をそめながらわかな「･･･はい」　と言った。一重「それで･･･このあとどうする？まだイルミがつくまで時間あるけど」わかな「そうですねえ･･･」　あごにひとさし指をあて、考えるわかなちゃん。わかな「どこかでお茶しませんか？」一重「そうしよう」　と、近くのカフェにいく。その３　カフェに入ると店員に窓際の座席を案内されて。一重「僕はカフェオレで」わかな「私、ミルクティーお願いします」店員「かしこまりました、以上でよろしいですか？」一重「はい」店員「それでは失礼します」　店員は厨房に注文をしにいく。　外を見ると、ちらほら人が増えてきた。　やっぱりカップルがおおいかもしれない。わかな「･･･けっこう、カップルさんが多いですね･･･」　同じように外をみたわかなちゃんが言った。一重「クリスマスイブだからかなあ？」わかな「私、これまでずっと、お姉ちゃんと一緒か、お姉ちゃんが残業のときはひとりでクリスマスをすごしてたから、こういうの初めてです･･･」一重「僕も毎年店の手伝いしてたから、カップルでクリスマスを過ごすなんて初めてだ」わかな「初めて同士ですね＾＾」　と、笑う。店員「お待たせしました。カフェオレとミルクティーになります」　店員さんがカフェオレとミルクティーを運んできた。一重「はい」わかな「はい」店員「ご注文は以上でよろしいでしょうか？それではごゆっくりどうぞ」　と、店員が引っ込む。　僕らははこばれてきたカップを持って、わかな「いただきます」一重「いただきます」　と、ひとくち飲んだ。一重「あ、そうだ。これ･･･」　プレゼントを思いだしてわかなちゃんに包みをわたした。わかな「え･･･これって･･･」　受け取るわかなちゃん。一重「メリークリスマス」わかな「あ、ありがとうございます･･･見てもいいですか？」一重「どうぞ」　彼女がつつみをあける、中にはスマホ用のピンク色したイルカストラップ。わかな「これ･･･」一重「女の子の好みがわからなくって･･･でもわかなちゃんにあいそうなストラップにしたから」わかな「あの･･･実は私も･･･」　と、わかなちゃんはバッグからつつみを出して僕にくれた。わかな「メリークリスマスです」一重「ありがとう、うれしいよ！」　と、つつみをあけると･･･。一重「こ、これは･･･！」　わかなちゃんにあげたものと同形で色違い（水色）のイルカストラップだった。一重「かぶっちゃったね＾＾；」わかな「わ、わたしも、男の人にプレゼントなんて初めてで･･･」一重「ぐうぜん、おそろいになったね」わかな「そうですねぇ･･･」一重「ありがとう、大事にするよ！」わかな「私もです！」　ふたつのイルカをあわせると、ハートのかたちに見えた。その４　そして僕等はクリスマスイルミを見に外へ出た。　街中の街路樹にイルミネーションがほどこされて、すごく幻想的できれいだ。わかな「わぁ～･･･きれい･･･」　そして、僕の隣でイルミネーションをみて喜んでいるわかなちゃんがとてもかわいくて･･･。一重「わかなちゃん･･･」　僕は、無意識でわかなちゃんの肩に手をまわして抱き寄せていた。わかな「あ･･･」　そんな自分に一瞬おどろいたけど、でもわかなちゃんを愛しいと思う気持ちは本物だ。一重「大好きだよ、わかなちゃん･･･」　自然と言葉が出た。　キスしたいという意思表示をして彼女をみつめると･･･。わかな「一重さん･･･」　こちらに向き直ったわかなちゃんの瞳がうるんだ。わかな「私も･･･大好きです」　彼女が静かに瞼をとじた･･･。　僕たちは、ここが往来だということをわすれて、初めてのキスをした･･･。わかな「うれしい･･･最高のクリスマスです･･･えへへ」　キスがおわったあとの彼女の笑顔は、イルミの光よりも輝いて、まるで虹だった。一重「君の笑顔はレインボー」　僕が照れ隠しでそういうと、彼女はほほ笑んでわかな「なんですか、それ。キザすぎますよぅ」　ふたりでわらって。　僕たちは、肩をよせあってイルミネーションをみていた･･･。君の笑顔はレインボー！おわり
23Jan
- 君の笑顔はレインボー！　第６話
  君の笑顔はレインボー！第６話登場人物　佐倉一重（さくらひとえ）　緑川わかな　緑川青葉その１　一重です。今日もスーパーでアルバイト中。　こうしてお客さんをみると、いろんな人がいるなあ…。　タイムセールになると急いでやってくるおばさん。　スーツ姿で、お総菜とお弁当をさびしげに買って行くサラリーマンの男性。　子供をつれて、食品玩具のところで品定めしている男性（父親？）。　…どうでもいいけど、エッグチョコを振っても中身はわからないと思う…。　そんなこんなで働いていると、今日もわかなちゃんが買い物に来た。わかな「こ、こんばんわ～」　このところ、毎日のように来てくれる。　たしか夕飯は先生と交代で作ってると聞いたけど…。一重「こんばんわ、わかなちゃん。今日も先生は忙しいの？」わかな「え、は、はい…」一重「大変だね」わかな「い、いいえ。私、お料理好きですから…」　２人で話していても、以前みたいにギクシャクしなくなった。　わかなちゃんは人見知りが激しいけれど、慣れさえすれば普通に話してくれる。　それに、なんだか彼女をみてるとほのぼのする。　その時…。青葉「もう～。わかなったら～。今日は私が夕食当番…て、あれ？」　あれ？先生が買い物カゴ持ってやってきた…なんで？一重「あれ？先生？」わかな「お、お姉ちゃん…？」青葉「こんばんわ、佐倉くん。…ふ～ん」　なんか、わかなちゃんを見る先生の視線がヘン…。青葉「なるほどね～」わかな「な…なぁに？お姉ちゃん……？」青葉「そういう事かあ。最近、毎日のようにここに来るし、おかしいと思ったのよね～。　今日なんて私が夕食当番なのに～」わかな「べ…別に…」青葉「ふ～ん？へえ～？」　先生、なんか意地悪モードになってないか？一重「先生。わかなちゃんは、先生が忙しいだろうからって、毎日代わりに来てるんじゃないですか。　そんなこといっちゃかわいそうですよ」　僕はわかなちゃんをフォローした。青葉「……」わかな「そ、そうだよ…おねえちゃん…」青葉「あれ？そういえば佐倉くん、いつのまにわかなを名前で呼ぶようになったの？」一重「え？そ、それは…」　おもわぬツッコミにあせる僕。わかな「お、おねえちゃん！？それじゃあ、ふ、ふたりでお買い物して帰ろう？」青葉「ははーん…。ま、いいか。買物して帰るわよ。じゃあね、バハハ～イ♪」わかな「そ…それでは、失礼します…」　わかなちゃんは先生の手をひきながら、僕に頭を下げて行ってしまう。一重「あ、はい。さよなら」　嵐のようにやってきて、嵐のように去っていく姉妹…。　その姿を見て、思い出したことがある。　そういえば、今日会えたら、あのとき借りた傘を返そうと思って持ってきてたんだ…。　バイトが終わったら、追いかけてみようか…。その２（先生の視点）　スーパーからの帰り道、私はわかなに聞いてみた。青葉「ねえ、わかな～？」わかな「うん？」青葉「もう佐倉くんに好きって言ったの？」わかな「え？ええ？そ、そんな…い、言えないよ～！」　真っ赤になって顔と両手をぶんぶんふりながら否定する…。　…そんなことだといつまでたっても恋人にはなれないよ…。青葉「でもさ。お弁当をつくったり、毎日毎日、当番を代わってまでもわざわざこんな遠くの　スーパーに来てるんだから、普通、自分に気があるって気づくよね～？」わかな「え？そ、そうかな…？じゃあ、気づかれてるの？」　わかなが不安そうな顔になる。青葉「いや、あの様子だと、気付いてない可能性が高いわね」わかな「そ、そう…」　って、ホッとしてどうするのよ。　まあ、こんなところがこの子らしいといえばこの子らしいけど。青葉「いい？気持ちはちゃんと言葉にしないと伝わらないよ？」わかな「う…うん…」青葉「あなたは、今まで自分より人の意見を優先していたよね？　でも、今回は、私の当番をかえてでも自分で動いてる…」わかな「…」青葉「今まで、こんなことなかったから、お姉ちゃんうれしいよ。　あなたはもっと、わがまま言ってもいいんだよ？」わかな「…わがまま、言っていいの？…パパママみたいに…嫌わない？」＜ゴツン！＞　私は、ゲンコツで妹の頭をこづいた。わかな「いたい～（泣）」青葉「なんで私があんたを嫌うのよ！あんたは、私の妹なのよ！？バカ言うとぶつよ！」わかな「…もうぶってる…」　ゲンコツが痛かったのか、昔を思い出したからか…妹の目じりには、涙があふれていた。　言い終わるとわかなが頭を私の肩に押し当ててきた。わかな「…ごめんね…ありがとう、おねえちゃん…」　私は、そんな妹を優しく抱きしめてあげた。青葉「遠慮しないで…自分の幸せのためにうごきなさい…」わかな「うん…。うん…」　泣きながらうなずくわかな。一重「あ、先生～、わかなちゃ～ん！」　あれ？佐倉くんが走ってやってきた。　あの時の傘をもっている。一重「先生～。わかなちゃん…、どうしたの？わかなちゃん…」　いけないいけない。彼を心配させちゃいけないよね。青葉「いや～、今黒猫が飛び出して、このコ、びっくりしちゃって～」　と、ちょっと苦しい言い訳をする。　私は小声でわかなに青葉「泣き止んで。…彼にいいなさい」　と、耳打ちした。青葉「あれ？佐倉クン、その傘？」一重「あ、ああ、そうそう。これ、ずっと借りたままでした。ありがとうございました」　佐倉くんが私に傘を返す。青葉「ああ。いえいえどういたしまして…。　じゃ、私は先に帰って、夕飯の支度するから、わかなをお願いね？」　私はわかなを佐倉くんに任せて、先に帰ることにした。一重「え？あ、あの～」わかな「お、お姉ちゃん…」青葉「がんば」　うろたえる佐倉くんとわかな。　歩き始めたら、わかなの声が聞こえた。わかな「あ…あの…佐倉さん…！」一重「な、なに？わかなちゃん…」わかな「…私…」　私が歩くにつれ、だんだん、声が聞こえなくなる。　私は、歩きながら夜空を見上げる。　満点の星空だった。その３・学校の屋上　僕は屋上の柵にもたれかかり、ボ～っと空を見上げる。　わかなちゃんに告白されてしまった…。わかな（回想）「…私…佐倉さんのこと…す、好きです…」　正直、夏休み前まで、意識してなかったし…。　いや、本当にわかってなかったんだろうか。わかなちゃんがお弁当をつくってきてくれたり、　彼女を名前で呼びはじめたころから、僕はわかなちゃんのことを少しずつ意識して　いたんじゃないか…？一重「はあ…」　さっきから同じ事を考えてはため息をつく。青葉「佐倉くん」　となりに青葉先生がやってきて、柵にもたれかかる。一重「あ、先生…」青葉「どうしたの？こんなところで…」一重「…」青葉「わかなのこと？」　僕はうなずく。一重「…ビックリしました。…緑川さんが…僕の事を好きだなんて…」青葉「…そうよね～。佐倉くん、ついこの間までわかなのこと知らなかったしね～」一重「…」青葉「…ねえ？あの子の境遇…知ってる？」一重「え？…ああ、はい…。前、送っていった時に聞きました…」青葉「そう…。あの娘は、昔から引っ込み思案だった…。　まあ、昔のことがトラウマになって、傷つくのが怖いんでしょうね…。　でも、このところとても明るい顔をしてるのよ…。私には一度も見せなかったような…」一重「…」青葉「もし、迷惑じゃなかったら…わかなのこと、考えてあげて」一重「…」青葉「（腕時計を見て）さ、そろそろ昼休みも終わりよ。教室に戻りなさい」一重「は～い…」その４　一重は、次の授業（移動教室）のために、渡り廊下をわたっていると、　途中の木々から声が聞こえる。　その声のほうを見ると、わかなが木の下でオロオロしていた。一重（ｍ）「わかなちゃん…？」　一重は、わかなの方向に歩いていく。一重「わかなちゃん、どうしたの？」わかな「あ、佐倉さん…。この木の上に…猫が…」　わかなが指をさした方を見ると、子猫が木から降りれなくなったようだ。一重「ああ…。降りれないんだ…？」わかな「ど、どうしましょう…？」一重「おろしてあげよう」　一重は木に登りはじめる。一重「よっと…」　一重は、慣れないながらも、木に登る。わかな「き、気をつけてくださいね…？」　ハラハラしながら見守るわかな。一重「大丈夫…」　一重は、なんとか木に登っていく。　そして…子猫を救出したその瞬間、足を滑らす！一重「うわ～！」わかな「佐倉さん！！」　一重は木から落ち、大地に激突する！一重「いててて…ネコは…？」　猫は無事なようで、のんきに鳴いている…。一重「よかった…」　その一言を言って、目を閉じてしまう･･･。わかな「佐倉さん！佐倉さん！？」　画面・暗転･･･。その５　一重がゆっくり目を開ける…。一重「…ここは…？」　一重が顔を動かすと、どうやらベッドの上のようだった。青葉「気が付いた？」　ベッドの左横の方に、青葉先生がいた。一重「先生、ここ…保健室？」青葉「保健室ですとも」一重「…僕…たしか」　一重が壁にかかった時計を見ると、もう授業は終わっている。一重「…もう、放課後なんだ…」　そういいながら右横の方を見ると、自分の手を握りながら女生徒が座っている。　女生徒はうとうとしているようだ…。　よく見ると、それはわかなだった。一重「…わかなちゃん？」　その声に目が覚める、わかな。わかな「あ…佐倉さん！？…だ、大丈夫ですか？」一重「うん…。そうだ、ネコは？」わかな「子猫は大丈夫でした。佐倉さんのおかげです」一重「そうか～。よかった…」青葉「よかったって…」わかな「よくありません！…もし、佐倉さんに何かあったら…私…私…」　と、強い口調で言い、泣き出してしまう。一重「あ、ごめん…。でもなんで泣くの？」わかな「だって…だって…もし、目を覚まさなかったらと思ったら…」　泣きじゃくるわかな。一重「あ、ごめん…」わかな「（泣きながら）で、でも…よ…良かったです～…無事で…」青葉「人の妹、泣かすなよ～」一重「ええ？（オロオロ）」青葉「さてと。じゃ、私は職員室に戻るから…ごゆっくり♪」　青葉先生は、保健室を出て行く。一重「…ずっと、ついてくれてたの？」わかな「…は、はい…」一重「…ありがとう…」わかな「…いいえ…」一重「…あのさ…」わかな「はい？」一重「今度の日曜、遊びに行こうよ？…２人で」　テレながら言う。わかな「…は、はい！」　満面の笑顔のわかな。　実は廊下で聞いている青葉先生。青葉「よかったね、わかな」　保健室の２人は…。一重「じゃ、指きりしよう」わかな「は、はい…」　２人は小指を絡める…。２人「♪指きりげんまん～」次回、最終回（予定）
22Jan
- 君の笑顔はレインボー！　第５話
  君の笑顔はレインボー！第５話登場人物　佐倉一重（さくらひとえ）　緑川青葉　緑川わかなその１　早朝の緑川姉妹のアパート。　キッチンで妹の緑川わかながお弁当を３人分つくっている。わかな「…つくっちゃった…」　お弁当のひとつをみて、わかなはつぶやく。わかな「…佐倉さん、うけとってくれるといいな…」　ただお弁当を作っただけなのに、わかなはドキドキしていた。わかな「あ！お姉ちゃんが起きてこない内に…（がそごそ）」　と、わかなは、姉・青葉にみつからないうちにと、３つ目のお弁当をバッグの中に隠す。その２　＜キーンコーンカーンコーン＞　佐倉一重です。今日も登校して、席につこうとしたらクッフー「ヘイ、一重～」　クッフーによばれた。一重「なにー？」クッフー「おまえにお客さんだゼー？」一重「客？」クッフー「緑川だよ」一重「え？」クッフー「はやくいってやれよー」　僕は急いで教室を出る。　入り口で、緑川さんがたたずんでいた。わかな「あ…」一重「こんにちはー。どうしたの？」わかな「あ、あのー…、佐倉さん、今日のお昼ご飯って…」一重「お昼ご飯？学食に行こうかとおもってるけど…」わかな「そ、それじゃあ…その…これ…」　と、お弁当箱の入ったきんちゃくを見せる。一重「え？？」わかな「お姉ちゃん、突然、今日はお弁当いらないっていうから、あ、あまっちゃって…。だから…その…」　緑川さんが顔を真っ赤にして、僕と食べたいといってくれてる。　自分でも鈍いとはわかってるけど、ここまでされれば、彼女がどんなに勇気をだして言ってくれてるか　くらいはわかる。だから一重「うん、それ、一緒にたべたいな」　と返事した。わかな「あ、ありがとうございます…！」一重「それじゃあ、昼休みに、屋上で待ち合わせしよう」わかな「は、はい…！」　緑川さんに、ぱっと華のような笑顔が咲いた。その３　いま、４時間目です。　なんででしょう…。さっきから心臓がドキドキしてます。　いえ、理由はわかってるんです、佐倉さんと二人でお昼ご飯をたべるのですから。　お口にあうといいんですけど…。青葉「おーい、わかなちゃん？」わかな「……」青葉「（いかにも教師らしく）緑川わかなさん！」わかな「は、はい！？」　と、お姉ちゃん…緑川先生に呼ばれてつい立ち上がっちゃいました。青葉「どうしたの？調子わるいの？」わかな「いえ、だ、大丈夫です……」青葉「な～んか心ここにあらずねー。でもいま授業中だからちゃんとしてねー？」わかな「は、はい」　と言い座りました。　ああ･･･はずかしかった…。その４　一重です。いま４時間目です。　なんだろう、どきどきするー。　女の子に弁当なんてつくってもらったのはじめてだし、　あんなかわいい子と一緒にお弁当だなんてうれしすぎる～！　っておもっていたら…。教師「おい、佐倉。ずいぶんニヤニヤしてるじゃないか」　と、先生にいわれました。佐倉「え…、いや、そんなことは…」　そのとき、タイミングよくチャイムがなった、ラッキー。教師「よし、佐倉、ちょっとオレの代わりに、この地図を社会科準備室まで運んでくれ」　と、先生は黒板にはってある地図を指差す。一重「えー！？」教師「ボーっとしてた罰だ。ちゃんと運んでおけよ？」　先生、教室を出ていっちゃった･･･。　僕は周りをみまわすが、もうクッフーも他の友達も学食に行ったのか、見当たらない。一重「しょうがない…」　ためいきをつきながら、黒板の地図をはがしてまるめ、もっていくことにする。　しょうがない、さっさと地図を持ってって、緑川さんと合流しよう。　僕は教室からでて、社会科室に向かう。その５　屋上にいます、わかなです。　いよいよお昼ご飯の時間です…。　き、緊張します･･･。その６　一重です。　やっとおわった…。はやくお弁当をもって、屋上にいかないと！　廊下を走っていく。その７　スマホで時間を確認すると、私がこの屋上にきてから１０分がたってます…。　そのとき、ドアがあいて、佐倉さんが走ってきてくれました。一重「ごめん…先生が…荷物…はぁはぁ」　佐倉さんの息があがって、言葉がよく聞き取れません…。わかな「はい…？」一重「ごめん、１０分も遅刻して…」わかな「よかった…、ちゃんときてくれて…」一重「約束したじゃん…はあ…はあ…」わかな「…１時間くらいたったかと思いました…」　と、私は涙目になってたみたいです。一重「ごめんね･･･」　と、佐倉さんは私の頭をなでてくれました。　はずかしいけど、気持ちいいです…。＜ぐ～～～～＞　･･･おなかのおと？　私じゃあ、ないよね…ってことは…？　私が佐倉さんを見ると、佐倉さんはバツがわるそうになりながら一重「走ってきておなかすいちゃった…」　と、いいました。　私はなぜかおかしくなってわかな「ふ…うふふ…」　とわらってしまいました。一重「へ…へへへ…」　と、佐倉さんもテレ笑い。一重「じゃあ、お弁当、たべようか」わかな「はい＾＾」　そして、ふたりでお弁当を食べる事にしました。　佐倉さんがおべんとう箱をあけて一重「わぁ～。おいしそう～」　って言ってくれて…。わかな「お口にあうかわかりませんけど…」一重「いただきます！」　佐倉さんは、ハンバーグをぱくり。一重「おいしい！」　よかった～…。一重「この卵焼きもなかなか！ん～…なんか隠し味いれてる？」わかな「え、わかるんですか？」一重「実は、家がお店やってるから、親がいそがしいときは自分で料理するようになって、それからけっこう料理すきなんだ～」わかな「そうなんですか～…」一重「これ、なんだろう…うーん…」わかな「あ、これ、実はめんつゆです」一重「めんつゆー？」わかな「はい、めんつゆ大さじ半分を、卵をとくときに一緒にいれるんです」一重「なるほどー」わかな「佐倉さんの、おうちの卵焼きは、どんななんですか…？」一重「うち？うちはマヨネーズいれたりするなー」わかな「おいしいですよね、マヨネーズも」一重「うんうん」　とかお話ししながら私たちは食事しました。一重＆わかな「ごちそうさまでした」　二人でお弁当を食べおわったら…。一重「お弁当、おいしかったよ…ありがとう、わ、『わかなちゃん』…」　と、佐倉さんがいいました。わかな「え？」　でも私は一瞬違和感を覚え、その後気付きました。　え？え？いま、佐倉さん…「わかなちゃん」っていったの…？　佐倉さんの顔が真っ赤になってる…。一重「…これから、わかなちゃん…ってよんでもいいかな？」　と、顔を紅くしながら言う桜さん。　佐倉さんも、私を名前で呼ぶのに勇気がいったのかな…。　私は少しおかしくなって、笑顔なのに、嬉し涙がでました。わかな「はい、よろしくおねがいします、佐倉さん＾＾」一重「じゃあ、僕のことも名前でよんでよ」わかな「え、ええーーー？そ、それはまだ恥ずかしくってムリです～～＞＜」　私は顔と両手をブンブンふって、おことわりしました…。一重「ごめんごめん、冗談」　その言葉に佐倉さんをみると、わらってました。わかな「もう～。からかわないでください～」　そしてふたりでわらってしまいました。その８　お昼ご飯がおわって、ふたりで途中まで一緒にクラスに戻る途中。青葉「おーい、わかなちゃーん」　青葉先生がわかなちゃんをよんでる。一重「先生がよんでるみたいだね」わかな「は、はい…」一重「じゃあ、僕はクラスにもどるよ、おべんとう、ありがとうね＾＾」わかな「ありがとうございました」　と、わかなちゃんとわかれて、あるきだすと、背中越しにふたりの声が。青葉「わかなー、今日のお弁当ソース入ってなかったじゃん！」わかな「しーーーーーーーー！！」つづく
19Jan
- 君の笑顔はレインボー！　第４話
  君の笑顔はレインボー！第４話佐倉一重（さくらひとえ）緑川青葉緑川わかなその１　佐倉一重です。　今日からスーパーでアルバイトすることになった。　なぜかというと、両親が小遣いＵＰを認めてくれないからだ。　喫茶店の手伝いは家の手伝いだからお金にはならないし…。　いくら、お店を継ぐ夢があるからって、それとこれとは大違い。　いまどき、月３，０００円の小遣いの高校生がいる？　それを抗議したら父親「じゃあ、アルバイトでもするんだな」　と言われたので、今日からこのスーパーで働くことに…。　・　・　・　現在、午後６時半。バイトに入ったのが午後４時だから、あと３０分で終わりだ。　そんな事を思いながら商品を棚に並べていたら、わかな「あ…あれ？佐倉さん…ですか…？」　と、声をかけられたので、振り返ってみると、買い物カゴを持った緑川さんだった。一重「あ、緑川さん」わかな「ど…どうして？…ここでアルバイトを始めたんですか？」一重「うん。そうなんだ」わかな「どうしてです…？おうちのお手伝いは…」一重「それが、うちの手伝いだけじゃ小遣いが少なくって…」わかな「そ、そうなんですか…」一重「緑川さんは夕飯の買い物？」わかな「は、はい…」一重「でも、緑川さんのアパートからは遠くない？ここ」わかな「あ、今日は、特売だから…」一重「特売？そんなんでこっちまで来るの？」わかな「そんなんで？」　僕の言葉に、緑川さんの瞳の色が変わったような気がする。わかな「と、特売をなめてはいけません！たとえ１円でも安いほうがいいじゃないですか！」一重「え？え？」わかな「いいですか？１円を笑うものは１円に泣くんです！」　握りこぶしで熱弁する緑川さん。こんな彼女、初めて見た…。　…といってもまだそんなにつきあいがあるわけでもないけど。一重「…はあ…」わかな「例えば、このお味噌、向こうのスーパーでは３９８円（税別）ですが、　ここでは本日限り３４８円（税別）です。５０円お得なんです。それが二つだと、　１００円の差ですよ？１００円ですよ、１００円！」　と、味噌を手に取り熱弁。一重「…はあ…」わかな「それがほぼ毎日。１日１００円得したとして、１か月だと約三千円、　さ・ん・ぜ・ん・え・んですよ！」一重「…３千円…。それは、すごい差だね…」　３０００円の言葉に急に現実味が･･･。僕の小遣い１ヶ月分だよ。わかな「そうでしょ～？」　ふと、我にかえったみたいで。わかな「あ…す、すみません！私ったら…」　と、いつもの緑川さんにもどっちゃった。一重「いやいや、勉強になったよ。そんな注意して買い物とかしたことなかったから」わかな「そ、そうですか…？」　緑川さんは、ほっとしたようだった。バイトの先輩「こら、新入り、サボってんなよ！？」　いけない、バイトの先輩に注意されちゃったよ…。一重「は～い。すみませ～ん」わかな「あ、じゃあ、失礼します…」　緑川さんは、行こうとする。一重「…そういえば、先生は一緒じゃないの？」　僕は、作業しながら尋ねた。わかな「え？…あ、はい。今日は私が夕食当番ですから」一重「そうなんだ」　彼女一人で夜道は危険な気がする…。　緑川さん、おっとりしてるし、その、かわいいから。　送っていこうかな。一重「あ、あのさ」わかな「は、はい？」一重「あと３０分でバイトあがるから、よかったら…」わかな「え？」一重「一緒にかえらない？」わかな「え？」一重「その、迷惑じゃなかったら…だけど」　うぅ…女の子をさそうのは初めてだから、なんか照れてしまう…。わかな「め…めめめ…迷惑だなんて、と、ととと、とんでもないです！」一重「じゃ、レジ終わったら、ここの本屋ででも待ってて？」わかな「は、はい」　緑川さんは嬉しそうだ。　よかった、さそってみて。一重「じゃあ、またあとで」わかな「はい！」その２　スーパーの本屋のなかでうろうろしながら僕をまっていてくれた緑川さん。　立ち読みしてればいいのに、できないらしい。　うろうろしてるだけの方が、怪しいと思われるんじゃないだろうか･･･。　…まあ、それも彼女らしい…かな？　僕の姿に気づいて、小走りでやってくる。わかな「あ、おつかれさまです」一重「いえいえ。じゃ、行きますか」わかな「はい、お願いします…」　並んで歩く、僕と緑川さん。　　・　　・　　・　夜道を二人で並んで歩くけど…、わ…話題が…。話が続かない…。　僕がチラっと彼女をみると、彼女もこっちをみていたらしく、目と目があうたびに顔をそらしてしまう。　先生がいたら、一人でベラベラと、どうでもいいことでもしゃべるんだろうけど～。　そういえば、先生と緑川さん、２人暮らしって、なんでだろう？　実家から遠いのかな？　思いきって、僕はふとその事を聞いてみることにした。一重「ねえ？緑川さん？」わかな「は、はい？なんでしょう？」一重「どうして、先生と２人暮らししてるの？」わかな「それは…実家だと学校が遠いので…」一重「そうなんだ。でもあれだね。先生と緑川さんって、姉妹でもあまり似てないよね」わかな「そ、そうですか…？」一重「うん」わかな「……」　緑川さんはうつむいてしまった。一重「あ……」　僕はもしかしたら、失敗したかもしれない…。わかな「……あの…実は…私、お姉ちゃんとは、本当の姉妹じゃないんです…。　それに、私の両親も…いないんです」一重「え？」わかな「…いえ、正確には、いるんですけど…離婚してて…」一重「…」わかな「…私をどちらが引き取るかでモメて…」一重「どちらも自分が育てる、って？」　緑川さんは、首を横に振る。わかな「そういう両親だったら…きっと今、お姉ちゃんと一緒に暮らしてないんでしょうね…」一重「え…？」回想（わかな視点）　あれは１０年前…。　両親の夫婦関係はずっと冷え切っていました。　いつからか、離婚という言葉がふえて、ある日…。　小学1年生だった私は、物陰から見てました。　数ヶ月間、ずっと離婚の話をしていたけど…私の存在がネックだったみたいで…。　父は母にわかな父「お前が母親なんだから、お前が育てろ」　って言いました。　そういわれた母もわかな母「嫌よ！私にだって私の人生があるのよ。…なんで子育てだけで人生終えなきゃいけないのよ」わかな父「それでも君は母親か！？」わかな母「アナタだって、こんな時ばかりエラそうに！」　と、言い争っていました…。　私は…要らない子供なんだ…。　そう思ったら、悲しくなって嫌になって、気が付いたら私は家を飛び出していました。　玄関を出たら、当時、近所に住んでいた従姉妹の青葉姉さん（当時１５歳）にぶつかって…。わかな「きゃ！」青葉「きゃ！…ととと……良かった～豆腐は無事ね…あれ？」　青葉姉さんが私に気づき…。青葉「あれ～？どうしたの？わかな、なんで泣いてるの？」　姉さんは、そう言って優しく私の頭をなでてくれました。　その手が暖かくて…私は泣いてすがりました。わかな「うわ～～～ん！お姉ちゃ～～ん！」青葉「ど、どうしたの？なにかあったの？」わかな「私、いらない子なの…？パパとママの子供じゃいけないの…？」青葉「なにを言って…」　そういった姉さんが耳をすませると、両親のケンカが、玄関まで聞こえてきました。　お姉ちゃんは私の顔をのぞきこんで…。青葉「パパとママが、なんか言ったの？」わかな「パパもママも…私を育てたくないって…。そっちがそだてろって、ケンカしてるの…」　泣きながらなんとかそれだけ答えました。青葉「あの人たちったら…！」　姉さんは、豆腐の入った桶を持って、家の中に走って行き…。　そして口論してる両親に向かって…。バッシャ～～ン！　豆腐と、その水をふたりにかけました…。青葉「おじさんもおばさんも、なにバカやってんのよ！ご近所迷惑だし、わかなの気持ちも考えなさいよ！」わかな父「青葉ちゃん…」わかな母「だから、こうやって話し合ってるんじゃない」青葉「あんなの話し合いじゃないわ！なすりつけあいっていうのよ！　二人がそんなことを言ってるのを見たら、わかながどう思うかわかってんの？」　追いついた私は…ずっと、姉さんの袖を握っていました…。わかな父「しかたないだろう！」わかな母「青葉ちゃんには関係ないでしょう！？さあ、わかな？お父さんと一緒に行きなさい？」わかな父「わかな、ママと一緒の方がいいだろう？」わかな母「ふざけないで！」　・　・　・　又言い合いを始める両親。姉さんは床に鍋を叩きつけ…。ガッシャ～ン！　その音に黙る両親…。そして姉さんが…。青葉「もういいわ！わかなは、私の妹にする！家で育てる！それなら文句ないでしょ！？」わかな母「か、勝手なことを言わないでよ！？」青葉「勝手なのはお互い様でしょ？おばさん」　姉さんは、服のポケットから携帯電話を取り出して、どこかに電話をはじめました。青葉「もしもし…母さん。いま？わかなんトコ。母さん、ちょっと来てくれる？父さんもいたら一緒に。大事な話があるの。…そう…。じゃ、待ってる」　携帯の電源を切り、ポケットにしまいながら姉さんは私に…。青葉「いい？ちゃんと話し合うわよ…。あなたにとって、どうすることが幸せなのか…」　と、優しい笑顔で言ってくれました。その３　夜道を歩く僕と緑川さん。わかな「…それで私は緑川家に養女になって、青葉姉さんが、親戚のお姉さんから、お姉ちゃんになってくれて……。今は、家からだと学校まで遠いので、お姉ちゃんと住んでるんですよ」　緑川さんは、笑顔でそう話してくれた…。一重「ごめん…。僕…きいちゃいけなかった…」　緑川さんは顔を横に振ってからわかな「いいえ。確かに両親は私にとっていい両親じゃなかったけれど、でも両親のおかげで私があるのですし、それに、お姉ちゃんのおかげで、今は毎日楽しいですから」　と、笑顔でこたえてくれた。一重「…そうか…」　つよいんだな、彼女。　話をしているうちに、緑川さんの家に着いた。わかな「ただいま～」　と、緑川さんがドアを開けたら、先生が出てきた。先生「おそ～い！おなかペコペコぷ～よ！？」わかな「ごめんね、おねえちゃん」一重「こんばんは、先生」　ぼくは頭をさげた。先生「あら？佐倉くん？なんで？」わかな「佐倉さんに、送っていただいちゃった…」　青葉先生はニヤっとして･･･。先生「はは～～～ん。そういいつつ二人でデートしてたんでしょう～！おなかペコペコなお姉ちゃんをほっといて」わかな「な、ななな…何言ってるのよ～！」　緑川さん、おもしろいように動揺するから先生のオモチャにされるんだよ…。先生「（オヤジっぽく）ねえ？佐倉クン、どこまで行ったの～？」一重「どこまでって…どこへも…」　うわっ、先生ちょっとオヤジっぽい…。先生「な～に～？こんな可愛い娘と一緒だったのに、愛の語らいもないの～？」一重「愛って…。先生、酔ってます？」先生「酔ってないよ～。さあ、白状しなさい？」一重「…緑川さん…」　僕はこまってしまって、緑川さんに目で合図を送った。わかな「…もう、お姉ちゃん、お夕飯抜き！」先生「ええ～！？そんな～～！お代官さま～、せっしょうですわー！」　先生は緑川さんの肩をもんでご機嫌をとろうとしている。先生「ごめんねえ～」わかな「つーん」一重「あは…アハハ…」　おもわず苦笑した僕でした･･･。　つづく
16Jan
- イイネじゃねーよ！（
  イイネ！ってやつ、業者とかへんなのばかりで困るので、なしにしました。
- 君の笑顔はレインボー！　第３話
  君の笑顔はレインボー！第３話「夏祭り」佐倉一重（さくらひとえ）緑川青葉緑川わかなクッフー今回から、セリフの前に名前つけます。その１　佐倉一重です。今日は夏祭り。僕も夏祭りに行きたかったけど、家が喫茶店なのでそんなの関係なしです…。　タコがどこに入ってるのかわからないたこ焼き…、やけにパサパサしている焼きそば…わたあめにリンゴ飴、カキ氷にフラッペ…て、そりゃ同じか…。きっと、クッフーなんかは、適当にナンパしながら楽しくまわってるんだろうな…。はあ…。でも今日ほど稼ぎ時もない気もするし…。う～む…。＜カランコロ～ン＞　あ、お客さんだ…。一重「いらっしゃいませ～」　営業スマイルでそう言った僕だったけど…相手は…。クッフー「ヘイ、一重～。がんばってんね～」　…クッフーだった。一重「…なんだ…。何しに来たんさ？」クッフー「ご挨拶だネ～。１人じゃないじゃないんだよ。先生、緑川さん、どうぞ」　なんと、クッフーの背後から、先生と緑川さんがやってくるではないか！青葉先生「こんばんわ～。家の手伝い、がんばってるわね～」わかな「こ…、こんばんわです…。あ、あの…」一重「先生…、緑川さん…こんばんわ…。なんで？」先生「そこで彼に会ってね～。一人で寂しそうだったし、のど渇いたから」　先生のとなりで苦笑するクッフー…。一重「はあ…。あ、こっちへどうぞ」　僕は３人を席に案内したが、今は手伝いが忙しくてあんまり相手できないや…。　先生と緑川さんは浴衣だ…。　先生は綺麗だし、緑川さんはなんだかかわいいな。◆　◆　◆　◆　◆客「すいませ～ん、アイスコーヒー」一重「は～い」　ボクは素早くアイスコーヒーをお客さんに出す。客２「イカ墨パスタまだ～？」一重「はい、今作っている途中です」客３「お冷、おかわり」一重「はいはい！」　お客さんのオーダーに、あわただしく応える。　まったく休む暇がない…。客４「会計、おねがいします」　そうこうしてると親子連れがレジに…。一重「はい。…あ、今日は夏祭りだから、お嬢ちゃんにはキャンディあげるね。ハイ」　と、お店のペロペロキャンディをサービスした。子供「ありがとう！」客４「ありがとうございます。よかったわね」子供「うん」　といいながら親子連れは帰って行った。父親「イカ墨パスタ、できあがり！」一重「はい、かしこまり！」　ボクはいそいでイカ墨パスタをお客さんに運ぶ。先生「がんばってるわね～、佐倉くん」クッフー「…ここ、普段はこんなに忙しくないんですケ～ドネ～」　と、クッフーが好き勝手いってる。わかな「夏祭りだからですか…？」先生「そうかもね～。商店街の中のお店だもんね」わかな「…た、大変ですね…」　そんな中、あわただしく働くボク。　なんとなく、緑川さんがこっちをみているような気がする。　　・　　・　　・　そんなこんなで３０分後、やっと一息ついて、僕はクッフーたちの席に着く。一重「つ、疲れる…」　ボクはテーブルに突っ伏す。先生「お疲れ様」わかな「…大変ですね…」一重「まあね…。今日は夏祭りだから、特にね…」　僕の目の前に緑川さんの浴衣姿が…。一重「…そういえば緑川さん、今日は浴衣だね…」わかな「え？ええ…せっかくだから…」一重「かわいいじゃん」わかな「え？…ええ？そ、そんな、か、かわいいなんて…」　僕の言葉に、真っ赤になってうろたえてる。一重「そんなにうろたえなくても…。そうだ、楽しかった？夏祭り」わかな「は…はい…」一重「そうか…。ゆかったね（良かったと浴衣をかけたダジャレ）」　　・　　・　　・クッフー「…一重、疲れて壊れちゃったか？」一重「ほっとけ」先生「…でも、がんばってるわね」一重「え？」先生「家の手伝い。文句ひとつ言わずに」一重「僕、この家を継ぎたいんですよ、だからこれも修行かなって」先生「…そっか」＜カランコロ～ン＞一重「あ、は～い、いらっしゃいませ！」クッフー「あ、じゃあ、ミーたちも帰りますか」先生「そうね。それじゃ、佐倉くん、がんばってね」一重「あ、はい。…ちょっと待ってて」　僕は客を席に案内したあとレジに向かう。一重「合計で１８０万円で～す」先生「うわ～。商店街の魚屋のおっちゃんみたいなギャグ～」一重「本当は１，２８０円で～す」先生「これでいい？」　そう言って先生は二千円札を出してきた。一重「うわっ！二千円札だ！…はじめて見た…」先生「……マジ？」　僕たちは二千円札をまじまじと見る。わかな「…実は…私も、本物を見るのは初めてです…」先生「うそ！？」クッフー「ミーもミーも」先生「…結局、普及しなかったわね、二千円札…」　苦笑する青葉先生。先生「…ちなみに…透かしにも沖縄の守礼門が入っているのよ？」一重「え？本当に？」クッフー「…でも、守礼門と紫式部、何の関係がアルんだろうネ？」先生「そ、それは…。このデザインを決めた人に聞いて頂戴…（汗）」　先生におつりをかえしたのは、この１０分後でした…。その２（先生視点）　私とわかなは、クッフーくんと途中でわかれて帰り道。わかな「お姉ちゃん、佐倉さんて、すごいね…」先生「なにが？」わかな「ちゃんと、自分のやりたいことがあって、文句言わずにがんばっていて…子供にも優しいし…」先生「…そうね～。…でも二千円札見てるときは、まるっきり子供だったけどね」　私は、さっきのやりとりを思い出して笑ってしまった。わかな「…いいなあ…。すごいなあ…」先生「さっきから佐倉くんの話ばっかりね？」わかな「え？」先生「…そういえば彼も、あんたにはかわいいって言ったけど…。私も浴衣なのにねえ」わかな「そ…それは…」　わかなの顔が真っ赤になった。　これって、本当に、佐倉くんに…？わかな「…お姉ちゃん…私……あのね…？」　わかなが真っ赤になりながらなにかをいいたそうだった。先生「まあ、佐倉くんなら、いいんじゃない？」わかな「…え？」先生「ついにうちの妹にも、好きな人ができたか…。　嬉しいような、寂しいような…複雑だわ…。　って言うか、私にもまだ恋人いないのに……ねえ～」　といいつつも私はうれしくって、若葉をだきしめたのでした…。わかな「お、おねえちゃん…？」先生「がんばりなさいよ！？」わかな「･･･うん＾＾」先生「あ、でも」わかな「うん…？」先生「つきあいたてのころからＨとかはダメだからね！？」　というとわかなは瞬間湯沸し機のように顔を真っ赤にしてわかな「そ、そんなことしないもん！おねえちゃんのえっちーー！＞＜」　うん、わかっていた以上の反応だった。わかな「おねえちゃんなんて、しらない！」先生「ごめんごめん、でも大事な妹だからさー」　そんなことをいいあいながら、ふたりで帰るのでした…。つづく
15Jan
- 君の笑顔はレインボー！　第２話
  君の笑顔はレインボー！　第二回「わかな」佐倉一重（さくらひとえ）緑川青葉緑川わかなその１　…雨が降っている…。どうしよう…。…あ、こんにちは、緑川わかなです。さっき、私のお姉ちゃん、緑川青葉といいますが、夕飯の買い物に行ったんですけど、なかなか帰ってこないんです。私も一緒に行った方がよかったのかな…？でも、お姉ちゃんったら…「ジョブジョブ大丈夫！ひとりで平気よ～。あんたは洗濯ものを取り込みなさい」って、笑って出かけちゃったし…。こんな雨になるのなら、洗濯なんてしなくてもよかったかなぁ？お昼までは、雲ひとつなかったのに…。天気予報はあてにならないなぁ。ため息ひとつついて、窓から外を眺めています…。「ただいま～」あ、聞きなれた声が聞こえた。お姉ちゃんが、やっと帰ってきた。「は～い…」私は、タオルを手にして玄関に向かいました。お姉ちゃんがぬれてると思ったから。「お姉ちゃん、お帰りなさい」お姉ちゃんは、笑顔。雨でも楽しめちゃう人なんです…。　「ただいま」…あれ？よくみると、お姉ちゃんの後ろに誰かいる。え？男の人？お姉ちゃんは、その男の人に「妹のわかなよ。よろしくね」と、紹介してる…。私は、訳がわからなくて…。「あ…あの…お姉ちゃん？」とだけ、聞きました。「あ、こっちは佐倉一重くん。私のクラスの生徒よ」そういえば、見覚えがある…。でも、なんで、隣のクラスの子が、ウチに来るんだろう…？ま、まさか、うちのお姉ちゃんとお付き合いしてるの…！？とかいろいろ考えたけれど、「え？え？それって…」としか言葉が出なかった…。「いま、たまたまバス停で雨宿りしてたのを見かけて、拾ってきちゃった♪」「ひ、拾ってきたって…お姉ちゃん…」　そんな、人をネコみたいに…。ていうか、それってどういうこと？「な～んちゃって」…ここまで聞いて気がついた。お姉ちゃんったら、私をからかってるだけなんだ。「あれ？先生って、先生と中学生の妹さんとの２人暮らしなんですか？」と、佐倉さんが聞いてきた。「ん？佐倉君、誰が中学生なの？」中学生…それって、もしかして…？「妹さん…」佐倉さんの言葉に、私とお姉ちゃんは顔を見合わせた後、お姉ちゃんは大笑い…。私はもう、泣きそう…。「アハハハハハハハハ～！」「うう～（泣）」佐倉さんが言った言葉は、私が昔から言われていた言葉だ…。童顔とか、子供っぽいとか…。でもこの人は、隣のクラスなのに、私のこと知らないんだ…。「え？え？」彼はわけがわからなさそう…。「ち、ちがいます～。私、これでも高２ですぅ～！」だから、佐倉さんと隣のクラスなのに～。向こうは、私のことなんて本当に全然知らないのね…。「え！？それじゃ…僕と…同級生？」「そ、そうです～…」だから、隣のクラスだってば…。「アハハハハ～。そ、そう見えるよね～。わかな、こどもっぽいし」お姉ちゃん、笑いすぎ･･･。「わ、私、…こ、子供じゃないもん～！」お姉ちゃんにそんな事、言われたくない。「ああ、ごめんなさい、ごめんなさい！」佐倉さんが、あわてたように私に謝ってる…。「アハハハハハ～」もう、いつまで笑ってるの、お姉ちゃん…!「ごめん、ごめん～、泣かないでよ～」佐倉さんは、ずっとアタフタしてる…。「ふう。…この子は、あなたの隣のクラスなのよ？」ひとしきり笑って落ち着いたお姉ちゃんが彼に説明をはじめてくれた。「え？そうだったの？」お姉ちゃんに言われて、佐倉さんが、まじまじと私の顔を見つめる。…ちょっと、この距離は…キ…キスできちゃう距離なのでは…？「あ…あの…」私の顔が真っ赤になったのが自分でもわかって、恥ずかしくてうつむいた。「ほらほら、わかなも、そのくらいで真っ赤になってうつむかないの」「だ…だって～」恥ずかしいんだから仕方ないよ～。「そんなんじゃ、彼氏ができたとき、どうすんの！？」か…彼氏？「ど…どうって～？」「そんなんじゃ、キスもできないわよ？」「キ…キキキキ、キス！？そ、そんな…！」そ、そそ、そんなこと、想像できない…！自慢じゃないけど、私には今まで恋人がいなかったのだから。「しょうがないわね」「先生、妹さんをからかいすぎ」「え？姉妹なんて、こんなものでしょ？」…そうなのかなぁ？そうこうしてるうちに、雨が止んだみたい…。　お姉ちゃんは、佐倉さんに夕飯食べていけ、と誘ったようだけど、傘を借りて帰っていった。「彼ね、ご実家がお店してるから、食事はいつもひとりなんだって」　夕飯を食べながら、お姉ちゃんがつぶやいた。「え？」「そのうえ、たまに彼も夕飯つくるらしいわ」「…へえ～」「いつも、学校では笑顔なのにね」「ふうん」その２今日は月曜日。今週末で１学期が終わる。がんばらなくっちゃ。朝はお姉ちゃんと登校する。でも、お姉ちゃんは朝が弱いので困る。お姉ちゃんは腰まであるストレートヘアで、朝は大抵爆発してる。みんなには見せられない…。また、この寝癖を直すのに時間がかかる…。それをしながら私が朝食を作る…。自分のしたくは、そのあと。…お姉ちゃんほどではないけれど、私の髪も肩くらいまであるので、手入れに時間がかかる。（登校中）「はあ～」「ほら。朝からため息つかないの」「…だったらお姉ちゃん、もう少し朝早く起きてよ…」「…それとこれとは別問題でしょ」「別問題じゃないもん～」「…ああ、今日も爽やかな朝ね～」…逃げた。こんな性格のお姉ちゃんがうらやましい…。「あ」私の前方に、佐倉さんを発見。「お～い」お姉ちゃんが佐倉さんに声をかける。「あ、おはようございます、先生、緑川さん」彼は、笑顔で挨拶してくれた。「おはよ～佐倉クン」「お、おはようございます」私は、男の子と話すのがちょっと苦手…。「昨日は大丈夫だった？」「はい。おかげさまで。…親父には怒られましたけど…」「なんて？」「日曜日の喫茶店の手伝いをサボるんじゃない！って…」「災難だったわね」「あ、それじゃあ」　佐倉さんは、走って先にいった。「……」「あれ？どうしたの？顔が赤いわよ？それにぼ～っと、佐倉くんをみて…」「え？え？ええ？」「はは～ん。わかなちゃん…」お姉ちゃんが、私のことを『わかなちゃん』と呼ぶときは、ろくなことを考えていない時だ…。「な…なに？」「佐倉くんに、恋？」「ええ～～！！」　そんな、私が恋～～？「ち、ちがいますー！それより、はやくいかないと、遅刻しちゃうよー！？」「てれないてれない」「もうー！」私ははずかしくなって走り出しました･･･。　でもそのとき…。「あ」「わかな？」ころぶ…。そうおもったとき…。「あぶない！」誰かが私の腕を引っ張ってくれました。私が振り向くと、「けがない？大丈夫？」と心配そうな顔をした佐倉さんが…。「は、はい…」「ありがとう、佐倉クン！」お姉ちゃんが、お礼をいってくれたけど、私も言わないと…。「急に走り出したらあぶないよ？」「とかいって、さっき佐倉くんも走っていっちゃったじゃない？なんでもどってきたの？」「あ、実は、返す傘、もってくるのわすれちゃって、すみません」「いいのよ、いつでもー。それを言いにわざわざ？」「はい」「律儀だねえ」「あ…あの…」「ん？」「ありがとう･･･ございました…」「うん。きにしなくていいよ（ニコ）」その佐倉さんの笑顔が印象的で、まぶしいと感じました･･･。つづく
12Jan
- 君の笑顔はレインボー！
  君の笑顔はレインボー！第１話ありがちな（でも実際にはほとんどない）物語･･･佐倉一重（さくらひとえ）緑川青葉緑川わかなその１　夕方。いま僕、佐倉一重（さくらひとえ）はバス停で雨宿りをしている。急に雨になったからだ。それまではず～っと晴れていたのに、暑くてたまらなかったのに、急に雨になった。ず～っと晴れていたのだから、傘なんて持ってきてる訳がない。　僕は仕方なく、バス停の待合所で、かれこれ３０分くらいボ～ッと雨空を見上げながら雨宿りをしている。　まいった…。ずっとここにいるわけにもいかないし、家まで走っていくか…。しかし家までは走っても４０分くらいかかる。ここで雨が止むのをまつか…？　でもいつ止むんだ？この雨。やむどころかだんだん強くなっているような気がする…。と、考えてたら、バスがやってきた。でもこのバスは僕の家と反対の方向に走っていくので意味無し。ついてない。なんでこんな事になったんだか…。そもそも、こんなことになったのは全部アイツが…。その２　それは朝１０時ごろ。悪友のクッフーに呼び出された。なんでも暇だから、どこか行こうと。まあ、暇なのは僕も一緒だから行くことにしたんだけれど、よりによって、この夏休みに「男２人」で遊園地はいかがなものか。クッフーはナンパしたかったようだが、大抵はカップルで来てるのでナンパなんて成功するはずがない。それに僕はナンパなんてしたことがないのだ。それで２人寂しくしていたら、やつの携帯がなりだした。電話の相手はバイト先の店長か。どうやらバイトをサボったようで、携帯に向かって何度も頭を下げていた。そのあと「今すぐバイトに出て来い！」と言われたらしく、奴は僕を置いてバイトに…。男１人の遊園地…フッ…。　むなしいので僕も帰路につき、とぼとぼと歩いていたら、雨になった…。それで今、このバス停で雨宿りをしているのだ…。その３かれこれ、雨宿りを始めてから１時間たっただろうか…。雨は止みそうにない。…いつまでここにいてもしかたない。走って帰ろう。「あれぇ？そこにいるの、佐倉クンじゃない？」その声に振り返ると、Ｇパンにラフなシャツ、亜麻色の長い髪の綺麗な女性がピンクの傘をさしながら立っていた。担任の緑川青葉先生だった。先生は夕飯の買い物帰りらしく、スーパーのポリ袋を持っている。「あ、先生。…こんにちは」「はい、こんにちは。どうしたの？こんなところで」「雨宿りです」「あまやどり？…もしかして、傘もってないの？」「はい。降ると思わなかったし」「だめよ。いつも傘の用意はしないと」「…そうですね」「電話して、ご家族に迎えに来てもらえば？」「今、携帯もってきてないんですよ」「あらぁ～…」「急にクッフーに呼び出されたんで」「ふうん。で、彼は？」「バイトがあるって先に帰りました」「ついてないわね～」「はい」「…じゃあ、先生の家に来る？この近所だし」「え？」「こんなところで雨宿りするよりは良いと思うけど？」「でも…」　僕は悩んだ。いくら教師でも、若い女性の家に行くなんて…。なにかあったらどうすんだ！？　と、モヤモヤしていると…。「いいからいいから。ほら！」　先生は僕の腕をひっぱってズルズルと…。その４で、ここは先生の住むアパート…。「ちょ～っと、ちらかってるけど気にしないでね？」　と言って先生がドアを開ける。「ただいま～」「は～い…」　先生のその声に反応して、だれかがやってくる。　え？先生、彼氏がいたの？…と思ったら、それは中学生くらいの女の子だった。「お姉ちゃん、おかえりなさい」「ただいま～」　先生は僕に「妹のわかなよ。よろしくね」　と、紹介してくれて、「あ、あの…おねえちゃん？」「あ、こっちは佐倉一重くん。私のクラスの生徒よ」　と、彼女に僕の紹介をした。　…が。「え？え？それって…？」「いま、たまたまバス停で雨宿りしてたのを見かけて、拾ってきちゃった♪」「ひ、拾ってきたって…お姉ちゃん…」　…僕はノラネコか。あ～あ、妹さんパニックになってないか？「な～んちゃって」「なんちゃって…って、お姉ちゃん！？」　妹さんは、からかわれたのに気付いたらしく抗議を始めた。「…あれ？先生って、先生と中学生の妹さんの２人暮らしなんですか？」　…話題を変えようと。僕は先生に尋ねた。「ん？佐倉君、誰が中学生なの？」「え？妹さん…」　僕のその言葉に、姉妹は顔を見合わせた後、先生は大笑いし、妹さんは泣き出しそうになった。「アハハハハハハハハ～！」「うう～（泣）」「え？え？」　僕はわけわからずオドオド…。「ち、ちがいます～。私、これでも高２ですぅ～！」　泣きながら抗議する妹さん。「え！？それじゃ…僕と、同級生？」「そ、そうです～…」　うそ…。同い年には見えない…。「アハハハハ～。そ、そう見えるよね～。わかな、こどもっぽいし」「わ、私、…こ、子供じゃないもん～！」　妹さんは、先生をグーでポカポカ殴る。　その姿は本当に子供っぽいが、口には出さないでおこう…。「ああ、ごめん、ごめん」　そう言いながらも先生は笑顔だ。「アハハハハハ～」　・　・　・「…ふう。…この子は、あなたの隣のクラスなのよ？」　数分後、落ち着いた先生が説明をはじめてくれた。「え？そうだったの？」　先生に言われて、まじまじと彼女の顔を見つめる。　…そう言われれば、どことなく見覚えがあるような…。「あ…あの…」　僕がずっと見つめていたので、彼女の顔が真っ赤になってうつむいてしまった。「あ、ああ、ごめん」　僕もなんとなく恥ずかしくなって顔を反らした。「ほらほら、わかなも、そのくらいで真っ赤になってうつむかないの」「だ……だって～」「そんなんじゃ、彼氏ができたとき、どうすんの！？」「ど…ど、どうって～？」「そんなんじゃ、キスもできないわよ？」「キ…キキキキ、キス！？そ、そんな…」　あ～あ、先生の言葉に動揺してるよ…。　…そうこうしているうちに、雨があがったようだ。　僕は先生に傘を借り、家路についた。　まあ、雨宿りのおかげで、先生の（妹さんもいたけど）普段の姿を見れたし、良しとしておこう…。つづく次回「わかなちゃん、がんばる」にズ～ムイン！（ないない・・・）
28Dec
- スマイル終わっちゃうのか・・・(´･ω･`)
  「ドキドキ！プリキュア」、2013年2月3日から放送　「プリキュア」新シリーズ「ドキドキ！プリキュア」が2013年2月3日に放送開始することが公式サイ..........≪続きを読む≫[アメーバニュース]声優さんがきになるところですねー＾＾
03Nov
- ありがとう・・・といえば・・・
  ブログネタ：「ありがとう」って聞いて思い浮かぶ曲は？参加中本文はここから水前寺清子の「ありがとう」しかないだろう・・・。
20Oct
- もうおとといのことになりますが・・・
  　おととい、誕生日でした＾＾；ついに４０歳・・・。でもちっともかわりそうにないですｗこれからもゆるゆると生きていこうとおもいます。
21Aug
- じゃんけんぽん！
  最近発売された食玩のプリンセスピース。以前のプリキュアドールよりも５０円値上げしてるだけあって、よりかわいくなっています＾＾正直、前のキュアピースはＤＱのスライムみたいな顔だったけど、今回はカンペキｗ
20Jul
- ５つの光が導く未来！
  　これまで買ってたプリキュアフィギュアの残り３人を。キュアハッピーキュアサニーキュアピース５つの光が導く未来！輝け、スマイルプリキュア！
19Jul
- キュアビューティ
  食玩のキュアビューティです。キュアビューティ・前から。キュアビューティの後ろ。髪型がなんかクラゲっぽい＾＾；涼やかなかんじがグーですｗ
18Jul
- 初恋１／１クリアー
  　６／２９に発売されたえろげ「初恋１／１」、５人のヒロイン全員クリアーできました。と、いうことで、５人のヒロインの感想を書こうかとおもいます。なおネタバレがあるので、これからこの作品をやろうという人はみないほうがいいかもしれません。それでもいいよ・・・という方だけ見てくださいね。ヒロイン１・真加辺碧（まかべみどり）　品行方正で美少女でおっとりほわほわな完璧生徒会長。厳格な家に育っており、バイト・ケータイ・恋愛禁止といわれている。・・・公式ＨＰでみて私のツボだったヒロインｗ・・・なんですが。まあ、この紹介にもあるように、厳格な家との戦いになるのかなー・・・と思ってはいたんですが・・・、碧さん、主人公や父親の言いなりになりすぎ・・・。　父親に交際がばれて、直後に主人公に「別れましょう」っていうのはちょっとなー・・・。一応、認められようとした主人公が「彼女のあとをついで生徒会長になろう！」と選挙にでたりするけれど。　もうちょっと碧さんも父親に抵抗してほしかったよ。。ヒロイン２・森野雪乃（もりのゆきの）　恋にあこがれるほんわか幼馴染。小さい頃から主人公といるため、周囲からはよく「２人はつきあってる」と思われている。・・・このルートは主人公がへたれすぎかなあ・・・。幼馴染みに甘えすぎてしまってて・・・。二人でつくった「学食向上委員会」（結果的にヒロイン全員入る）の副委員長。・・・なんだけど、委員長になった主人公は彼女にいいところをみせようとして、まわりがみえなくなり、他のヒロインと意見があわなくなってしまう。　それに責任を感じた雪乃は「私が主人公をダメにしている」と、別れをきりだす。・・・やっぱこのルートは主人公がダメダメすぎるなあ・・・。ヒロイン３・藤川瑠奈（ふじかわるな）　主人公と雪乃の妹分な、１コ下の後輩。女子力をあげようと努力してるが空回り。・・・雪乃ルート以上に主人公にイラっとしました・・・。瑠奈に告白されても「な～んて、じょ、冗談だよー」ていうのを真に受けるし、そのあと瑠奈が雪乃とくっつけようとしてそっちとつきあうし・・・。そうかとおもいきや、いざ雪乃とつきあったら、「やっぱなにか違う」みたいになり、雪乃とうまくいかなくなって、委員会も身が入らなくなり、他のヒロインたちに見捨てられ、あげくには委員会解散。でも生徒会長の計らいで、有志出展で学園祭に出店をだすことにする・・・という、主人公いいところなし・・・。ヒロイン４・月島叶（つきしまきょう）　元バスケ部で、ピザ屋の娘。強引に学食向上委員会に入部する。　けっこうノリがよくて、体育会系で、姉語肌。こっちのルートは委員会より、叶の実家のピザ屋とバスケ部がメインになっていました。スポーツ特待生でバスケ部の期待の星だった叶。でもそれがプレッシャーになり、大事な試合で手を抜いてしまった・・・。という後悔をむねに秘めていた。　そこで主人公が彼女をバスケ部に戻れるようにいろいろ奔走する・・・。このルートは主人公が男らしいｗヒロイン５・鴇崎摩耶（ときざきまや）　馴れ合いを嫌う、もと天才子役。クールなツンデレ。　主人公は昔彼女のでた映画を見ており、それをふと彼女に言ったがために怒らせるが、なんとか誠意が通じて学食向上委員会に入ってくれる。　いつもやる気なさそうにしているが、家事は出来るほうで、的確な意見もくれたりする。が、彼女の周りの大人（母親や昔のマネージャー）は、まだ彼女の復帰をのぞんでおり、さらに主人公が、摩耶を主演に撮った委員会のＣＭが、心ない生徒によってネットにながれたことで話がおおきくなり・・・。　・・・じつは、５人の中で一番最初にＥＤみたのがこの子でしたｗ普段はツンとしてるのに、恋人になって、二人きりになったときにみせるかわいらしさは最高！ｗこれがツンデレの魅力というものか・・・！ということで、私が気にいったのは、プレイ前は碧（生徒会長）＞雪乃（幼馴染み）＞叶（姉御肌）＞摩耶（一匹狼）＞瑠奈（お子様）でしたが摩耶（クール）＞叶（姉御肌）＞雪乃（幼馴染み）＞碧（生徒会長）＞瑠奈（お子様）ですねー。でも碧に関しては、キャラというかシナリオが私にはあわなかっただけです。・・・いままでおっとりお嬢様すきだったのにね＾＾；でも、碧さん、父親の言いなりになりすぎてなあ・・・。瑠奈は・・・彼女本人よりも主人公がダメダメすぎて・・・。。。公式ＨＰによると、追加シナリオ配信決定・・・ということで、先生ルートとかバスケ部の子ルートとかヒロイン追加希望ｗでもきっと、恋人になったヒロインとの後日談だろうなあ・・・。
03Jun
- 勇気りんりん直球勝負！
  食玩キュアマーチですｗ全身。緑川なおちゃんが変身する風のプリキュア。ムシがきらいだけどマーチの色は一番ムシっぽい・・・＾＾；髪型がすごいことに＾＾；トリプルテールって、横が見づらくて動きづらそうですが、彼女が今年の５人の中で運動能力はキュアサニーと１、2を争うほど高いｗ背中。たぶん純粋な運動能力としてはマーチ＞サニー＞ビューティ＞ハッピー＞ピースだと思う。それにしても、顔があいかわらず微妙・・・＾＾；バンダイは、もう少しかわいくできる原型師を雇ったほうがいいと思うんだ・・・。あ、でもこれって、原型製作の時期的に、キャラデザイン画だけみて作ってるのだとしたら、似てないのも多少しかたないのかしら・・・？
23May
- 初恋１／１
  　このあいだ買った「テックジャイアン」という雑誌の、「初恋１／１」というゲームのＴＧ特別体験版ＤＶＤ-ＲＯＭを解凍しようとしたら・・・うまくいきません。。。マイミクさんにスカイプで助言をもらい、なんどかやってみたけど、どうも「初恋１／１」というゲームのフォルダが、そもそも作られないみたいです・・・。くっ＞＜

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