芸術系大学なんか卒業しても美術の先生くらいしか就職先がない。

などということを言う人がいますが、勘弁してください。

逆に、絵画、デザイン、映像、音楽関係の仕事についているのはどういう学校を出た人が多いのか、教えて欲しいものです。そういう専門職に就いている人の多くは、芸術系大学でそれらの基礎を学んだ人が多いです。

 

大阪芸術大学ももちろんそうで、映像や音楽に関するクリエイター、プロデューサー、エンジニアを必要とする会社には、毎年多くの卒業生が就職しています。

そういった会社の中で、大阪芸大出身者はおしなべて評判が良いと聞きます。

簡単に言えば、「即戦力」だということです。

 

大阪芸大のキャンパスを訪れたことがある人ならばご存じと思いますが、大学の設備が凄い。

演劇や楽器演奏をする学生のために劇場があり、映像制作をする学生のために撮影所や映画館があります。

それらはかなり本格的な、普通に都心にある施設と何ら変わらないレベルのものです。

もちろん最新鋭の機材が用意されており、そこで在学中から制作にあたっているのです。

会社に入ってから「教えてください」という普通の新卒社員とは違うと言うことです。

 

業界内にOBが多いというのは心強いものです。

特に関西では、クリエイティブ系の会社には必ずと言っていいほど大芸出身者がいますので、助け合うこともしばしばあります。

そんなわけで、クリエイティブ業界、エンタメ業界では「大阪芸大出身者を採っておけば間違いない」という評判が定着しているのです。

去る5月に広島で行われた先進7ヵ国首脳会議(G7広島サミット)。各国の首脳が揃って原爆死没者慰霊碑に献花を捧げるなど、平和への思いに溢れたシーンは、このサミットの成功を象徴するものとして人々の記憶に残るのではないでしょうか。

広島在住の洋画家・高山博子さん(65)は大阪芸大出身。1981年、大学を卒業した年にインドを旅行してその魅力に取りつかれ、以来20回以上もインドを訪れ、そこで得たインスピレーションを原動力に作品の制作にあたってきました。高山さんの油絵のテーマは、主に現地の女性をモデルにした「生命の根源」。2009年にはインド東部のタゴール国際大で客員教授として教べんを執り、現地の学生に墨絵などを教えたそうです。

このようにインドとの絆の深い高山さんですが、今回の広島サミットで来日したインドのモディ首相に自身の作品を直接贈呈する機会に恵まれました。報道によると、「世界の人々が自然を尊び、愛にあふれ、平和な文化が栄えますように」と記した手紙、モディ首相の名前を書き入れた画文集、富士山と桜を描いた扇子とともに、自身の油絵作品を贈ったそうです。

油絵は20号ほどの大きさで、断崖をくりぬいて造られたインドの世界遺産・アジャンタ石窟の壁画として知られる「蓮華手菩薩」をモチーフに、ハスを手に持つ女性を幻想的に描いたもの。モディ首相は「美しい作品をありがとう」と感謝したということです。

政治はもちろん大きな影響力を持ちますが、人の心を動かすのは市井の一人ひとりの行動だと思います。高山さんのアートがインドの人々の心に潤いをもたらしますようにと願うばかりです。

大阪松竹座が2023年に開場100周年を迎えることを機に立ち上げられた、大阪芸術大学との産学連携プロジェクト。その第二弾として大阪松竹座会場100周年記念オリジナルショートムービーを、大阪芸術大学芸術学部放送学科の学生たちが制作した。オリジナルムービーは5月2日(火)〜8日(月)に、大阪松竹座が約30年ぶりに映画館として復活する『道頓堀 松竹座 映画祭』にて上映、「YouTube 松竹チャンネル」でも放映された。

それぞれのシーンに、それぞれの思い出を重ねて・・・

 

あの日、あの街で観たあなたの映画が、松竹座の大スクリーンによみがえる。
現在の松竹座は平成9年(1993)3月の新築再開場以来、演劇専門劇場として親しまれていますが、100年前の創建当初は「実演のできる映画館」として開場以来、数多くの優秀映画を上映。戦後は主に邦画洋画の封切館として、数々の名作大作映画とともに、およそ半世紀に亘り映画ファン憧れの劇場として親しまれました。

 

今回の映画祭では、かつて松竹座で上映された「風と共に去りぬ」「ジョーズ」「E.T.」をはじめ、「ローマの休日」「アラビアのロレンス/完全版」「2001年宇宙の旅」等の洋画作品の名作を選りすぐりました。邦画作品は松竹大船作品から「君の名は(第1部)」、生誕120年を迎えた小津安二郎作品「東京物語」、同じく生誕110年を迎えた木下惠介作品「喜びも悲しみも幾歳月」、山田洋次作品「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎」など松竹映画の不朽の名作とともに、近年松竹座の舞台公演でも活躍した関西ジャニーズJr.等の主演映画もラインナップ。さらに大阪で唯一の活動写真弁士・大森くみこ出演によるサイレント映画の特別上映も注目を集めた。