今日、スーパーのレジに並んでいた時、


(とても混んでいたので)紙コップが


棚の1番下に置いてある通路で


フッと紙コップを見た時に


よみがえってしまった。


白血病で免疫力が著しく低下し


感染しやすくなっていたので


病院で私が居ない時もあったため


紙コップを使い捨てで使っていた。


いつも、そのスーパーの物を


買っていたので紙コップのパッケージを


見たとたん涙があふれ、手が震えて来た。


いつ、どこで、こんな風に心が動揺するか


わからない。


もうすぐ2年になるが、2年も会っていなくて


触れることもできなくているのに


祭壇の写真を見ても、何だか


不思議に感じたり、拓也の身体は


もう無くなってしまったことが


とても変に思えたり・・・


心の奥底でまだ納得も出来ていなくて


この現実を受け入れることも


出来ていないのかな・・・


毎日、普通に暮らしてはいるけれど


何だかとても不自然で、


拓也と過ごしていた世界とは


今、自分は別の世界(違う次元)で


生きているような感じがしている。

やっと朝晩は秋らしくなって来た。


更年期で汗かきの私はホッとした


感じなのだけど、またあの辛い日が


近づいてくる。


一昨年の夏も猛暑で残暑も長く


10月のあの日もまだ暑い日だった。


あの最後の夏、一旦退院した


拓也は呼吸も苦しく辛そうだった。


部屋はエアコンが効いていても


トイレは暑くて暑くて・・・


たった5日しか家で過ごせなかった。


余程苦しかったのだろう・・


自分で「入院したい」と言った。


あんなに家に帰りたかったのに・・




もうすぐ2年・・・


毎日、夫や長男と拓也の話をする。


こんな事あったね。拓ならこう言うよ。


拓が笑ってるよ・・・


でも歳月は記憶をだんだん薄れさせていく・・


忘れない・・忘れたくない・・・


けど・・・やっぱり少しずつ・・


拓也が言った事、した事、


薄れていくのかな・・・・


小さい頃から撮り溜めたホームビデオ


DVDにダビングしなくちゃ、テープがダメに


なってしまわないうちに。


でも・・まだ見られない。


勇気を出して年内にきちんとしたい。



まだまだ残暑が厳しい今年だけど


8月ももう終わり・・


夏休みも終わり・・・


拓のいない2度目の夏が終わろうとしている。


そして秋が来て、冬が来て


やがて春がやって来る。


そしてまた夏・・・


こんな現在・・未来・・・が


来るなんて考えもしなかった。


私は・・誰かの言葉・・・


一言で私を納得させ寿命を


全うするまでの生きる気力を


与えてくれるような言葉を


探し求めている。


いろいろ胸に響くような言葉には


出会ったけれど、まだ納得出来る


言葉には出会えない。





毎週日曜日、教会で懺悔する事・・


母に優しく出来ない。


つい、イライラして言葉がきつくなってしまう。


よく考えれば大したことではないんだ。


ゴミの分別。


私が分別しているのに


それを生ゴミといっしょにする・・とか


私のものを自分の所へ仕舞ってしまう・・


洗濯は私がしているのに私が仕事に


行ってからタオル2,3枚をまた洗濯し


液体洗剤が大量に減るとか。


そして洗濯したことは忘れ、


洗濯機に残ったまま・・とか。


いちいち言わないで処理すれば


済むことなのに、つい、「しなくていいって


言ったでしょ」と言ってしまう。


いつの日か・・きっと後悔する。


そういう事は私は身に沁みて


わかっているはずなのに・・


今、読んでいる本に書いてあった


言葉・・


「墓にふとんは掛けられない」


反省、反省・・・


神様、私に優しい心が芽生えますように・・


後悔に苦しむ日がもう1度来ませんように・・


どうか、私をお導きください・・・