秋が深まる時期に気をつけたいこと！

急に寒くなってきましたね。
寒暖の差が激しく、体調を崩されている方も
多いのではないでしょうか。
最近、風邪は全く無縁
TH東洋総合治療センター代表の外山です（笑）

当センターには様々な症状を持った方が
来院されますが、
この時期に一番難しいのは、

その症状が風邪から来ているのか？
はたまた風邪からきていないもの

ではないかの判断です。

カラダの痛みなどは、
熱があったりしても
症状が強くなることもありますので、
我々治療者は、
この判断にとても慎重になります。

今回は、「風邪」という視点から
お話をしていきたいと思います。

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【熱が出たら薬が必要？？】

一般的に、急性（熱性）疾患であれば、
西洋医学的な治療が優先される印象を
持たれている方が多いと思います。

病院へ行って薬をもらうはその代表的な例です。

当然、薬を服用しなくては

いけない場合もあります。

では、それ以外の場合はどうでしょうか。

東洋医学が西洋医学と大きく異なるのが、

この急性（熱性）の扱いの違いです。

風邪を診ていく上で、
我々は「放熱」か「内熱」か「冷熱」なのかを
判断していきます。

文字通り、熱の状態には様々あり、
その様々な状況に応じて

治療も変わっていくのです。

我々治療者は、まず熱の状態を診て、
その熱の原因がどこにあるかを

判断していきます。

また、治療に関しても、

熱の状態を重要視します。
熱がこもっている場合は熱を除去する、

つまり「汗を出す」ことを行います。

内向してしまっている熱、

冷えて熱が固まっている
（例えば寒気がする等の症状がある）場合には、
暖めて放熱方向へ誘導することを行います。

次に熱の処置ですが、

当センターでは、腸のバランスと喉の状態を

観察して冷却を行います。

喉の風邪といっても部位により異なります。
「気管(きかん)」

「扁(へん)朓(とう)」

「咽頭(いんとう)」など、
喉の部位によってもポイントが違ってきます。
これらを適切に分類し、

冷やして熱を取り除くことが重要です。

細かい点は他にもありますが…
我々治療者はこのように判断し、
風邪の時の処置を行っています。

西洋医学では、

診断により医薬品の処方を行い、
症状を緩和する対症療法が主ですが、
東洋医学では、

各々の状態にあった処置を行い、
身体本来が持っている治癒力を引き出し

身体を整えていきます。

【未病を治す】

我々東洋医学の従事者は、

“風邪にかからないようにするには

どうしたら良いか”をまず考えます。

これは免疫力を高めて

体力をつける事に通じます。

東洋医学（漢方医学）の基礎書である
黄帝内経(こうていだいけい)では、
「己病（いびょう＝既に成立した病）ヲ治サズシテ、未病（みびょう＝まだ発症していない病）ヲ治ス」と示されています。

既に病気が成立してから治療を開始するのでは、
完治に時間がかかり、困難な場合もあります。
「未病に対する意識」

東洋医学の真髄はここにあります。

なにより大切なのは、
風邪をひかないよう、

普段から身体を整えていくことです。

自然の流れに逆らわず、

昼を昼らしく、夜を夜らしく生活し、
身体を動かし、休息をしっかり取る事で、
健康な身体を作っていただくことが一番です。

しかし、

どんな方でも風邪をひくことはあります。

その際は、適切な処置を行い、

早くリセットできるよう、

養生を大切にしてください。

適切な処置と養生により、

自身の持つ力で風邪を治癒する事が

出来るのです。

当センターでは、

なかなか風邪の症状が取れない方、
風邪をひきやすい方が多く来院し、
風邪をひかない身体作りを行っています。
お困りの方はまずご相談下さい。