天津飯?
いえ、
“カニかま玉丼”
です。
天津飯という名の
料理は、
中国の天津市にも
中華料理にも
無く
米が
手に入らなかった
戦後の日本に
“天津産”の米を使った
“天津芙蓉蟹肉飯”という料理があり
縮まって“天津飯”
で、
芙蓉蟹肉は
中華料理の
中華風オムレツ
芙蓉蛋(ふようたん)の蟹肉版
芙蓉蟹(ふようはい)のこと
つまり、カニ玉
じゃあ、カニ玉乗せ飯
“カニ玉丼”が一番しっくりで
カニではなく
カニかまなので
カニかま玉丼です。
それにしてもさ、
中華料理の芙蓉蛋と
同じレシピ同じ料理なのに
日本の地名でもない天津
…
ナポリタンとか
パスタを全部スパゲッティと呼んだり
チゲ鍋=鍋鍋って、とか
名称を大切にしない日本人の
いい加減で適当で不躾なところ
の、クセに
礼儀だの作法だのと
…
嫌いだわあ。
最近は、
カニ玉や天津飯って
食べたことも
見たことも
無い人が結構居るようで
十代二十代の知人友人も
某漫画の
三つ目で
必殺技が気功砲の
武道家の名前
だと思ってたやつが
…
王将や
ジョナサンにも
あるのに
ということは、
名前が
目に入ってない
というか、
ゆび指しで「これ下さい」って
注文の仕方
だからかも知れないけど
名称に対する
いい加減さの果て
の様な気もするんだよねえ。