516粒目 「災害窃盗罪 ~悪党に相応の報いを」 | 砂のブログ

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「線は無数の点から成り、…」で始まるボルヘスの
“砂の本”の様に、始まりも無ければ終りも無い
日々の営みの中で感じたことや思いついたことなどを
つらつらと綴っていこうかなと、ね。

熊本地震で、
倒壊した家屋や
避難中の留守を狙った
空き巣など
被災地の窃盗に対して
厳罰化を求める声が
与党内で上がっているそうで

通常の窃盗罪よりも厳しい
“災害窃盗罪”の創設を視野に
検討を進める方向
だそうです。




これはね、
ホント善いこと
素晴らしいこと
なんだけど


只、事の発端は

10日、
自民党の役員会合で
牧原青年局長が
被災地視察の際に得た
住民からの要望を
紹介したことで

出席者から
多数の賛同意見があり
稲田政調会長も
政調の場で検討したいと
述べ

云々
と、


あのさあ、
恥ずかしくないの?
多くの人が
こう思ってるよ?

やっと!?

それも被災者に
言われて
ようやく!?

って、ね。


そんなのは、
言われなくても
政治家らが思い着かなくては
な、ことでさ


物事には
それまでに気付くべき
そこを過ぎたら遅い
ボーダーラインってものが
あるじゃん?

例えば、

過去の浮気が
バレてから謝っても
バレなければ謝る気が
なかったんだろうと
悪いとは思ってないんだろうと
とられても仕方無い様に
誠意なんて伝わりやしないわけで

被災者に
言われるまで気付かない
なんてのは
もう初から頭に無かった
ということの証明な
わけで

そうなると国民への
イメージアップの為に
ゴマをする良い機会だと
喰いついたか?

救いの無いほどバカなのか?

の、どちらかなんだろうね
と。




悪人は
相手の境遇など
構いやしないからこそ
悪人なわけで

悪人は
どこにでもいるし
被災するのは善人だけ
ではなく

今も昔も
世界中のどこでも
災害や戦争など
混乱を極める場は
悪党どもが悪さを行う
恰好のチャンスだということは
解りきったことなのに

ねえ?


これまで、
メディアでは
被災者への支援と
被災地への復興を
促す為に

特にTVは
震災報道でも
他局との視聴率合戦の為に

より数字の取れる
現地の凄惨な光景や
疲労した被災者へのインタビュー
救出劇などに注視し

その手の報道は
ちょろんとしか触れなかった
けれど

東日本の時も
阪神淡路の時も
他の災害でも
その裏で悪党どもは
跳梁跋扈していたわけで

今回の震災で
その手の報道が
これまでよりも増えた気が
するのは

現地入りした
多くのレポーターや
スタッフもまた
本震や
絶え間無い
余震に晒され
被災者のごとくと
なったことからなのか?

と、すれば


やはり、
人なんてもんは
自身も同じ目に遭うか
直接その目その耳にしなければ

そんなもんなんだよね
と。