ホラーや
サスペンス
アクションものの
映画やドラマ
漫画は
好きだけど
ストーリーが
陰鬱過ぎたりすると
…
小説は、
想像力を“萎ませ”て
脳内調整できるし
字面として流せるけど
画は、
嫌がおうにも
入ってきちゃうので
ハッピーエンドじゃあ
なくていいけどさ
因果応報と
ささやかな救いは
欲しいかな
と、
そういう意味でも
「Dogville」
2003(デンマーク)
監督・脚本/ラース・フォン・トリアー
主演/ニコール・キッドマン
は、
サイコー。
扠、
ストーリーに
メリハリを付ける為に
登場人物を不幸な目に
遭わせる
人物設定として暗い過去を
背負わせる
ことに因って
湧き起こる
悲嘆、悲痛、慟哭、号哭、
悲憤、憤怒、憤激、激昂、
絶望、虚無、
などの
激しい感情が
ストーリーを劇的に展開させる
という手法があり
…
捜査ものや
サスペンスでは
レイプや不倫などが
よく使われ
テーマの主旨や展開上
どうしても必要だというなら
ともかく
別にそれじゃあなくても
ということが多く
インパクトやキャッチーさ
作品全体のカラー付けに
特化した使用感が否めないな
と。
主要な
登場人物を
当人へのレイプ
妻や恋人や娘へのレイプ
夫や妻の不倫
恋人の浮気
などに因り
苦しめるのは確かに
人種性別年齢を問わず
誰しも等しく辛く苦しく
想像による共感も簡単だし
生きながら
全てを奪われ壊された
まさに“生き地獄”が続くので
多用されがちだけど
…
そうでもしないと
人を惹き付ける作品が作れない
メッセージが伝えられない
というのであれば
残念だし、
悲しいよね。
何より、
自分が嫌なのは
…
レイプや不倫などは
殺さずして
人としての尊厳を
辱しめ貶めるという
浅ましく卑しい行為だからで
例え作品、
お話だとしても
まるでスパイスのごとく
手軽気軽に
扱わないで欲しいな
と。
“死刑制度”や
“冤罪”の問題をテーマとした
サスペンス作品
「The Life of David Gale」
2003(米)
監督/アラン・パーカー
製作/ニコラス・ケイジ
主演/ケヴィン・スペイシー
ケイト・ウィンスレット
作品としては素晴らしい
けれど
冤罪のレイプ殺人による死刑
という設定ではなくても
テーマの追究は
できたでしょうし
レイプ殺人と
その冤罪という
主題として扱うべき問題に
言及するつもりもなく
作品としての厚みや
冤罪による死刑というテーマを
飾り立てる為に
物語のラスト、
“大落ち”の為に
必要なスパイスだった
というだけで
この作品を見終わった際の
何とも言えない
やりきれない後味の悪さ
よりも
そのことへの不快さ
の、方が
どうにも強くてさ
…
そういった、
エンターテインメントとして
商品を売る為の
“お飾り”や
“引き”に
一生を
台無しにする
という意味では殺人と
大差無く
その後の人生によっては
殺されるよりも酷な
レイプや不倫などを
軽く扱う作品は
ゲスいだけで
自分は
好きじゃあない
と。
もうちょっと
書きたい事があるんだけど
長くなるので
また、
…