農薬散布の「さしすせそ」 | 丸山流 農業ビジネスマインド
こんばんは。

週末の夜いかがお過ごしでしょうか?

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さてさて、昨日話していた議員さんの話。

「みどりの風」

って言う新しい政党なんですね。


今日知りました。

TPP参加に反対をしているみたいです。


こういう政党が出てくるって事は良い事なんではないでしょうかね。

支持するは別としてね。


という事で今日は、こんなお話をしたいと思います。

◆農薬には混ぜる順番がある

はい。

無農薬だ。

有機栽培だ。

言っている中、あえて書きます。


農薬散布は正しく散布しましょう。

って感じの話です。


水に溶かす順番として


①展着剤

②水溶剤

③液剤

④乳剤

⑤フロアブル

⑥水和剤


です。


そもそもこんなにあるの?

と思ったあなた。


たくさんあるんです。


○○水溶剤

とか

○○乳剤

と言うように名称の後にどの種類の薬剤か書いてあります。


中にはねらっただろ?

と思われるようなネーミングの物もあります。


↓に前に書いた記事があるので見てください。

にやけるから。

第一回 農薬ネーミング選手権!!


とまぁこんだけの大まかな種類があるわけです。


意外とこの順番を知らない人いますからね。


なんで上の順番かって言うと

単に水に溶けやすい

ってのもあるんだけど確か粒子の大きさも関係していた気がする。



順番通りに溶かさないと、うまく効果を発揮しないという事もあります。


300ℓの薬剤を作るとき

液剤とかは300ℓためたタンクに入れる



水和剤とかは一度バケツで溶いてから入れるというようにしないといけない。



んー、めんどくさいですね。

作り置きは出来ないから、毎回毎回この作業をしないといけない。


だったら農薬を散布しなければ良いじゃん。

そりゃ、どこの農家も農薬なしで作物の生長を揃えられるなら農薬使いません。



直接農家に言ったら

「こっちだって好きで散布してんじゃねぇんだよ。」

と怒られそうですね。


と、今回は農薬が必要かそうでないかを言いたいのではなく

農薬を散布するまでにこういう事に気を使い薬剤を作っているという事を理解してほしいんですね。



あなたが500ℓのタンクに希釈倍率1500倍の薬剤を

作るとなったらどれだけの原液が必要でしょう?



見ただけで頭が痛くなりますね。

簡単です。


500ℓに0(ゼロ)を三つ付けてください。


500+000で500000になりますよね?

それを希釈倍率で割ればいい。

500000÷1500=333.33333

となります。


333mlか333gが必要になります。


0を三つ付けて、作りたい希釈倍率で割る。


凄く簡単です。

早見表みたいなのも必要ない。


1500倍とか800倍とかって結構面倒ですがこれさえ知っていれば簡単に出来ますよ。


単位だけは間違えないようにしてください。

mlかgなのでね。



農薬は悪か?

とかそんなことが言われてますが

こういう一苦労があって薬剤を作っています。

まだここでは散布してないですからね。


散布時の話はしませんが、

結構神経使う作業です。


農薬を使うって、結構大変なんです。

ただ単に混ぜて散布するほど単純じゃない。


料理で言う「さしすせそ」を間違えないように必死。



料理は、味の濃さを希釈倍率であらわさないので

単に薄味、濃い味だなと感じます。

しかも人それぞれ感じ方が違う。



農薬は希釈倍率が決まっている。

薄い分には問題ないけれど、濃いと大問題。

薬害を起こした時には目も当てられない。



農薬を上手く使えばすごく効率が良くなるし、

病気や害虫の発生をある程度防げる。



使い方を間違えたらヤバいのは説明しなくても分るはず。



皆嫌いな農薬の話だけれど、

こういう見方もあるって事で覚えといてくれると嬉しいな。


ほんの一部ですが農薬のお話でした。

じゃね♪


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