野菜界の肥満児 | 丸山流 農業ビジネスマインド
いやぁ、寒いですね。



僕は昔から寒いのが苦手なんです。



痩せている方なので、

厚着は必須。



元々たくさん食べる方ではないのですが


時期によって


食べても食べてもお腹が満たされない


なんて時期もある。



でも、やっぱり太らない。




パッと僕の体を見て、



「君は肥満だね」



なんて言って来る人はあまりない。



じゃあ、


スーパーに並んでる野菜を見て



「君はなかなかの肥満児だね」



なんて言える人は何かの実の能力者ですか?



その能力ほしいです。



明らかにとんでもないデカさの


野菜がそこにいたら話は別ですが。


スーパーに並んでいる野菜はどれを見ても


そんなに変わらない。





こんな経験ありませんか?





買ってきたキャベツが苦い。

ホウレンソウが苦い。



生長の過程でどうしてもなくてはならない



栄養素があるんです。



「窒素」ね。



それが植物内に


「硝酸態窒素」


として多く残ってしまっている。




なにが違うんだって事なんですが


また今度詳しく説明します。




この



「硝酸態窒素」が多い=「肥満児」



なんですね。



これだけが野菜が肥満になる原因じゃないけど、



肥満児を食べた結果がその苦味になるんですね。




どうしても何かを育てていると



「育てている」



という意識が強くなりがちです。



身近にある野菜や、花、野草。


あなたがいなきゃ育ちませんか?



答えはNOですね。



植物は植物自身で


育っているんです。




そのお手伝いをしているのが


私たち人間。



あくまで植物中心。



これを間違っちゃうと、


野菜肥満児が出来上がってくる。



植物は人間や動物と違い


言葉や鳴き声を


発することができない。



でも、植物はきちんと


異変や好調な証を示してくれる。



そこに気付けるか。


それが大事ですね。





ちなみに、

キャベツを選ぶときは

軸の切り口が変色していない物の方が

いいですね。