お仕事で四輪車のお相手 | 退職してバイク電装屋

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仕事で四輪車のお相手をしました。

 

お相手した車種はポルシェ!

996 って言っていたかな?

 

なぜ”?”マークが付いていたかと言えば、実車相手では

なかったから。

 

お相手をしたのは、こちら ↓

ポルシェヘッドライト

ヘッドライトユニットです。

 

ご依頼の内容は、「熱劣化した配線を取り替えて欲しい」と言うもので

お客様は2度目のご利用です。

 

ライトユニットは片方25万円以上! とかおっしゃっていたので、

まずレンズ面を”プチ,プチ”で保護して始めました。 (;'∀')

 

HIDバラストコネクター

ライトユニットの後部に付いているHIDユニットを外し、各パーツに

付いているコネクターを調べます。

 

電線の被覆は、確かに熱で劣化し”パキ,パキ”に割れています。

 

画像のコネクター端子は、HIDユニット(バラスト?)に刺さっている

コネクターの物ですが、この端子も、ヘッドライトの光軸調整モーターのコネクターも、

 

そして、

ポジションランプソケット

ポジションランプのソケットも、すべて海外の規格みたいで、

当方が仕入れできる端子には、該当するものがありませんでした。

 

入手できない! どうしよう・・・

 

HIDバラストコネクター

また1枚目と同じ画像ですが、右下の黄色いコネクター、

車体側のメインハーネスと接続されるコネクターですが、

 

このコネクターをライトケースから外す事ができません。

 

外す事ができるのかもしれませんが、当方にはその方法が

分かりません。

 

レンズ側を外すカラ割をして、コネクター裏側にアクセスしないと、

このコネクターをいじれない。

 

現状で当方ができるのは、電線をコネクターやソケットの近くで切断し、耐熱の熱収縮チューブを被せて、再度、切断した配線を接続する

以外には出来そうにない。

 

でも、この方法では、熱劣化した電線全てをチューブで覆う事は

出来ないし、

 

見えないところで被覆の破損した突起があると、チューブは

その先まで送れないから、結局被覆の破れた場所は保護できない

事になります。

 

そんな事もあって、どの様に進めるかお客様とご相談したところ、

今回の作業依頼は中止と言う事になりました。

 

今回作業は、ライトユニットの一部を外しただけで、材料も使って

いないので、費用は無料です。

 

お引渡し時に、無料だったお礼をいただきました。

 

なんと! エビスビール!! 何にも代えがたいお礼でした。

ありがとうございました。

 

無料にして良かった~ (*^^)v

 

 

 

 

 

おしまい