サイドスタンドスイッチ つづき | 退職してバイク電装屋

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前回までで、サイドスタンドスイッチ取り付けの経緯を書きましたが、その続きです。

スイッチ2
サイドスタンドスイッチの裏側は、他のパーツと同様に樹脂で固めてあります。

リューターで
これを電動リューターで削って行きます。

途中1
徐々に内部のパーツが見えてきます。

引き出しの配線(黒線、緑線)が上下にあるようです。
ん? 四隅にネジがあるのか?

途中2
少し削りすぎましたが、リード線と基板が見えます。 中央は穴が開いてる。

ネジを外した
ネジを外してピックアップツールで基板を外します。

基板が取れました

基板には
外した基板(右側)には、左の可動部と接触を避けるための白い樹脂板が付いています。

さらに分解すると、

ジェル状接着剤
白い樹脂板は基板に柔軟性のあるプルプルしたジェル剤が付いていました。
多分振動で素子や配線が傷つかないようにしているものと思われます。

そのプルプルを剥がすと、

リードスイッチ
基板中央にリードスイッチ(※)と基板右側にダイオードが付いています。

(※)リードスイッチ:ガラスチューブ内に細い金属でできた1対の接点があり、周囲の磁気で接触したり開放したりします。一般的には磁界中にあるときに接点(導通)します。
   詳しくはこちら OKIセンサデバイスのHP

ダイオードは半分近くリューターで削れていましたが、急所は外れていて、テスターチェックでは正常でした。

リードスイッチは磁気を近づけても離しても接点したままです。

リードスイッチの不良でした。

見るとリードスイッチからは線が2本しか出ていません。

このタイプはa接点のリードスイッチです。

このタイプとは異なり、NC接点が必要な場合は、a,b両接点を有する線が3本出ているタイプを使用します。

てことは、a接点だからサイドスタンドを収納した時に導通状態になるから、私の使用したい「サイドスタンドが出ているときに導通」にはならないって事ですね!!

通常の使い方だと、セルまたはイグニッションが、スタンドを収納したときだけ動作する回路にするから、a接点で良いんですよね。

私の使い方だと、正常品だったとしても使えないって事です。σ(^_^;)

気を取り直して、悪くなってるリードスイッチを、b接点で使えるものに交換します。

ネットで売ってて300円程度ですが、送料のほうが高いんだよね。(ノ_-。)

いつも秋月電子とかで買うんですが、秋月はa接点品しか持っていないようです。

直して気が向いたら、また掲載します。



おしまい