回転計ケース作成 2 | 退職してバイク電装屋

退職してバイク電装屋

自分のDUCATI SS900ieやKATANAⅢ型カタナのメンテ,お仕事のバイク電装作業中心のブログ。
バイクのほか車,家族,趣味のネタを掲載してます。

前回の回転計(デジタコ)作成の続きです。


配線引き出し
昨日穴あけした裏蓋にグロメットを付けて、配線を引き出します。


引き出した配線は抜け防止のために、インシュロックをしました。


接続1
各配線をハンダ接続した後、ビニールテープ(学者曰く正式にはビニルらしい)で絶縁し、


接続2
3本まとめて熱収縮チューブで固定します。


閉めます

収まりました
配線を納め、裏蓋を締めてサイドのクッションを取り付けます。


正常に動作するか確認するので、まだネジ止めはしません。


試験
直流電源装置で(+)(-)の電源を供給し、信号線にファンクションジェネレーターから信号を入れます。


4スト用に設定してあるので、20Hzで2388rpm表示です。


誤差は小さいようですが、エンジン回転表示のためリフレッシュレートが低いので、誤差はそれほど問題にならないと思います。 なにしろ目まぐるしく変化していますから。


試験は方形波(SQR)を印加しデューティー比は10%ですが、デューティー比を90%まで変化させても、誤差は変わりませんでした。


サイン波形でも問題無く回転数表示するので、実際のエンジンでも問題ないのではと思われます。


問題無かったのでネジ止めし、テプラ表示をします。


テプラ 表
表面です。


テプラ 裏
裏面には設定用の押しボタン用穴に説明(ADD,SET)を表示し、設定用の計算式を表示しました。


実はAmazonで購入したこのデジタコ、取扱説明がありませんでした。


実験したところ、入力信号の周波数( f )に60を掛け、設定値で割った値が表示されました。

 表示rpm= f ・60/Set です。


4ストで使うには、点火信号1回で2回転しますから、上の式でいうと設定(Set)は0.5になります。

2ストならば、ちょうど 1 になります。


設定値を60にすれば、周波数を表示することになります。

でも、Amazonで同じと思われる基板の製品が、いくつか売られていましたが、設定押しボタンを実装していない商品が売られていて、「どう使うんだろう?」「4スト専用の値が設定されているのかな?」などと考えてしまいました。


この商品よりも、スイッチ無しの方が高かったのですが・・・ (゜д゜;)


ケースはもう少し小さくても良かったかもしれないし、地べたに置くときを考えると配線引き出しは裏面よりも下面の方が良かったかもって思いました。




おしまい