エキパイ用スプリング | 退職してバイク電装屋

退職してバイク電装屋

自分のDUCATI SS900ieやKATANAⅢ型カタナのメンテ,お仕事のバイク電装作業中心のブログ。
バイクのほか車,家族,趣味のネタを掲載してます。

今回はエキパイに用いているスプリングについて書きますが、ほかのスプリングにも利用できる情報です。


私のマフラーはヨシムラ製ですが、各気筒のエキパイと集合部分の結合は、差し込んだあとにスプリングで結合を維持する方法です。


ヤマハR1用
R1用


結合用
手元にある使用していないヤマハR1用のエキパイも、同じヨシムラ製なので同方法ですが、使っていないので今までスプリングを付けていませんでした。


パイプは中古ですが未使用品です。 集合部分は実際に使用していたものです。

スプリングを掛けるフック間の寸法は、ヨシムラ純正のスプリング寸法なので、付属しているスプリングを取り付けます。


ワイヤリング
取り付けたあと、私はスプリングのフック部分にワイヤリングをします。


スプリングは走行中に折損することが有り、走行中に落ちるのもイヤだし、ワイヤリングしておく方がフック部分の折損が少ないような気が・・・


単純に気休めですが。 (;´▽`A``


今回は外したエキパイなので、ワイヤリングも楽にできますが、実際には取り付け状態で施すので、かなり辛い姿勢で行わなければなりません。



S3エキパイ
ヨシムラ製の集合部分には、ステンレスのダイキャストとチタン手溶接の2種類があります。


私の3型は元々ダイキャストですが、チタン手溶接を付けたくて、ヤフオクで物色していたところ、先に紹介したR1用が手に入り、付け替えることができました。


ここで問題になったのが、スプリングの長さです。


スプリング
袋から出してある6本のうち、上4本がヨシムラ純正。 下の2本は純正よりも10mm長いスプリングです。


別々のエキパイ関係をつなごうと思うとき、こんな小物を変更しなければなりません。

(無理すれば元のスプリングでも付けられたかもしれませんが)


バイク用品でスプリングを検索しましたが、思った寸法のモノを売っていません。


そこで、当時の勤務地だった江東区でスプリングを作ってくれる工場を物色。


見つけたのが、錦糸町~亀戸駅間のHSS東洋社です。

ネットは i タウンページですがこちら → HSS東洋

工場(お店?)に行ってみると、年配のご夫婦が対応して下さり、こちらの要望を聞いていただきました。


リクエストはスプリングレートは見本で渡した純正品と同じで、フック部分で10mm伸ばしてもらうよう発注しました。


HSS東洋さんでは、試作にも応じていただけるので、少量でも製作してもらえます。


1本¥350だったので、非常に安いと思います。


ステンレスに材質変更する等にも対応していただけます。

その場合は、材質ごとにバネレートを合わせるため、線径やピッチを調整してもらえます。


こう言う対応をしていただける町工場があるのは、ありがたいですね。

(o^-')b


適当なスプリングがなくて困ったときに、検討してみてはいかがでしょうか。



おしまい