インターロック回路 | 退職してバイク電装屋

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今回は店舗入り口のシャッター回路について書きます。



私の仕事場の店舗は、入り口が開き戸と折り戸の組み合わせです。


入り口扉は店舗内に鉄骨を組んだため、すべて外開き(折り戸は外折れ)です。


店舗扉

これに電動シャッターが付くのですが、シャッター位置は扉のすぐ外側です。


店舗折り戸

この位置関係で何が起こるかというと、ドアを開けたままシャッターを下ろすとぶつかるんです! (ノ_-。)


オヤジがマンマとこの罠にはまり、シャッターが傾いて停止! Σ(゚д゚;)


私の不在時だったため、そのまま一晩放置プレー。


そこで、会社勤め時の知識を生かして、シャッターシーケンスにインターロック回路を組み込みました。


パナ製リミット
パナ製のリミットスイッチです。 開き戸用と折り戸用で計2個。


リミットスイッチの取り付け位置を微調整できるよう、アルミ板の取り付け穴を長穴にしてあります。


リミットスイッチ

位置はこんな感じ。


両方閉まっている時だけ、シャッターの「閉」ボタンが効く様に、2個のリミットスイッチのaコン(ノーマリーオープン接点)をシリーズ接続にしたものを、回路に組み込みました。


配線引き入れ
配線をシャッターケース側へ壁貫通。


貫通位置は勘で開けたので、1度失敗。 開け直し。


ドリル刃長さ一杯々々で何とか貫通。 f^_^;


シャッターの押しボタン回路に割り込ませます。


リミット配線
できあがり~。


インターロック試験を実施して結果良でした。


シャッターには下の縁に障害物検知のセンサーが付いていて、物に当たるとシャッターが止まる機構が付いているんですが、この信号が赤外線を使っていて、シャッターが10cm程度降りてこないと、赤外線受光部に信号が入りません。


普通はこのセンサーが働いて止まるのですが、うちの場合はそこまで下がる前に扉に引っ掛かかちゃうんで、こんな回路が必要になったわけです。


気を付けていれば大丈夫と言われますが、人間に間違えは付き物なので、フールプルーフは必要ですよね。



おしまい