大人になる、と聞くと
幼い頃は




社会人=サラリーマンになる
実家から出て自立する
結婚する
子供をもつ
家を買う
親の面倒を見る




というような事だと
想像していた




でも今 実際に大人になって思う




本当の意味で
大人になるっていうのは
私が幼い頃に想像していた事とは
全く違って
それらは全て
まったく関係なくて




自分の本音をごまかさず
周りの「普通」に惑わされず
自分と向き合い
自分の事を知り
自分として
幸せに生きること





生え際に沿って吹いてくる
冷たい風が好きだ




その風の中にいると




「大丈夫。」




そう思えるから好きだ










濃い朝霧の中を歩いていると


呼吸するたびに
皮膚の表面から
たっぷりと水を含んだ空気が


水滴とともに
私の中に入り込んできて
どんどんと満ちていった



私の体はいつのまにか
空気との境目がなくなり
いっしょくたになった



その時
私は空気になったから
いくらでも速く歩けた

今日は一日中曇り空で
空気も冷たくて
あぁ冬なんだな
と感じる空気だったんだけど



昼過ぎに雨が降り出して
それが強くなってきた時があったので




外に出て
久しぶりに雨の中で
目を閉じてみた
そうしたい気持ちになって




そしたら
思ってた以上に心地が良くて
頭の中が雨音だけになって
体の感覚は限りなく
無いものになって




自分が金色の細い線1本だけになった




その金色の糸が
雨音に反応して
小さく小さく揺れている




それが心地よくて
しばらくそうしていた










嫌なことを言われた時
嫌なことをされた時


口に出して「嫌だ」と言えたなら


自分で自分を守ることができる


自分の本当の正直な気持ちを
守ってあげることができる




でも
本音を隠して同意したり
本音が何なのか
考えるのすら止めてしまったら



それは
自分で自分をいじめてるってこと
自分の本音を
聞いてあげてないってこと





嫌なことをされて腹を立てるのは
した相手じゃなく




ちゃんと「嫌だ」と言わなかった
自分に対してじゃないか?





相手に腹を立てる前に
それ、ちゃんと口に出して
「嫌だ」って言った?
って
自分に聞かなきゃいけない




嫌なことされて
バカにされて
言い返さないってことは

自分でそうだって認めてるってこと




一番自分の味方にならなきゃいけないのが
自分なのに



どんな時も
自分だけは
自分の味方




つづく