こんにちは。いつもありがとうございます。
商業出版エージェントの にのまえ遼です。
さて…。
これまで「資源を掛け合わせることで、魅力的な企画書にできる」というお話をしてきました。
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【内容を忘れた方は、関連のバックナンバーを是非チェックください】
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✓出版企画書を魅力的なものにするメインテーマとそれ以外の資源の黄金比
✓出版企画書はマイナス資源を掛け合わせると魅力を感じてくれる層が広がる
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次に考えたいのが…。
3つの丸の「欲求」の部分です。
次の質問を考えてみてください。
あなたの出版の目的を達成するための、メインテーマとなる資源。
その知識やノウハウ、経験は、誰かの問題を解決することができるものですよね。
では…。
Q1:その資源は、どんな問題を解決することができるのでしょうか?
Q2:その問題が解決されることで、読者の人生はどう変わるのでしょうか?
Q3:その問題が解決される人が増えることで、世の中にどんな変化が起こるのでしょうか?
例えば…。
英会話を簡単に習得できるノウハウ(資源)を持っていたとします。
その資源があることで…。
✓他より早く英会話が習得できる
✓学習時間が短いので、忙しい人でもできる
✓英語能力ゼロの人でも、英会話ができるようになる。
といった問題を解決することができる(Q1)。
それによって読者の人生は…。
✓海外と取引ができるようになる
✓インバウンドのお客様をおもてなしできる
✓色んな文化に触れて、人生の見分が広がる
などの変化が人生に起こる(Q2)。
そう言う人が増えることで…。
✓ビジネスの活躍の場が増える
✓外国人とのコミュニケーションが深まる
✓日本人としてのアイデンティティが確立される
といった変化を世の中に起こすことができる(Q3)。
という感じで…。
自分の持っている資源があれば、個人のどんな欲求を満たし、その輪が広がることで、世の中のどのような欲求を満たしていけるのかを考えるのです。
思い出して下さい…。
『出版社が判断する際、普通の会社と違って〇〇にウェイトを置いている』でもお話をしましたが、出版業界には「社会を善くする情報を発信していきたい(社会貢献したい)」という意識を持っている人が、一般の企業より多いのです。
だから…。
自分の資源が、どんな人の欲求を満たすのかと同時に…。
社会のどのような欲求を満たしていけるのかを考えておくと、良い出版企画が作りやすくなるんですね。
3つの丸の「欲求」に関するお話、続きます。
お楽しみに。
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出版をして「しまった!」と後悔しないために、
まず、「自費出版」と「商業出版」の違いを知っておこう!
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