こんにちは、わいさんです！
「数式は合っているのに #DIV/0! や #N/A が出てしまう…」
「見栄えの悪いエラーをなんとかしたい…」
Excelを使っていると、こんな“エラー表示”に悩まされること、ありますよね。
そんな時に知っておくと便利なのが、IFERROR関数です。
今回は、IFERROR関数の基本的な使い方から、実務で役立つ具体例、似た関数との違い、注意点までをわかりやすく丁寧に解説します！
✅ IFERROR関数とは？
IFERROR関数は、Excelで数式を使っていてエラーが出た場合に、代わりの値やメッセージを表示できる便利な関数です。
言い換えれば、エラーの「保険」をかけておくための関数です。
🔍 構文（書き方）
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値：まず実行したい計算式や関数など
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エラー時の返り値：その結果がエラーだった場合に表示する内容（文字列、数値など）
📘 IFERROR関数の具体例で理解しよう
① 割り算でのゼロ除算エラー（#DIV/0!）を防ぐ
=A2/B2
B列が「0」の場合、Excelは #DIV/0! というエラーを返します。
このとき、IFERRORを使うとこうなります：
=IFERROR(A2/B2, "0で割れません")
👉 結果が正常なら割り算の結果を表示、エラーなら「0で割れません」と表示されるので、見た目がスッキリ整います！
② VLOOKUP関数と組み合わせて「該当なし」にする
=VLOOKUP(D2, A2:B100, 2, FALSE)
↑ この数式でD2に存在しないデータを検索すると #N/A エラーになります。
IFERRORを使うと：
=IFERROR(VLOOKUP(D2, A2:B100, 2, FALSE), "該当なし")
👉 データが見つからなければ、「該当なし」と表示されて安心！
③ 空白やダミー文字を表示してデザインを整える
=IFERROR(数式, "-")
→ エラー時には「-」と表示して、表全体の見た目を美しくキープ！
💡 IFERROR関数の活用シーン
| シーン | 使用例 |
|---|---|
| 営業成績表の作成 | 割り算によるエラー (#DIV/0!) を「0件」や「－」で表示 |
| 顧客データの検索 | VLOOKUPやXLOOKUPで #N/A を「データなし」に変更 |
| 財務分析やレポート作成 | 不完全なデータでもエラーなく集計 |
| 自動化された帳票出力 | エラーを無視して出力できるように |
✅ IFERRORとIFNAの違いって何？
Excelには似たような名前の関数に「IFNA関数」があります。
| 関数名 | 対応エラー | 使用シーン |
|---|---|---|
| IFERROR | すべてのエラー | 幅広いエラーに対応。基本的にはこちらでOK |
| IFNA | #N/A のみ | データが「見つからない」系のエラーに特化 |
📌 VLOOKUPやXLOOKUPだけを使うならIFNAでもOKですが、他の関数と組み合わせる場合や様々なエラーに備えるならIFERRORが万能です。
⚠️ IFERRORを使うときの注意点
① 「隠してはいけないエラー」もある！
エラーの原因を無視しすぎると、本来見つけるべき問題を見逃してしまうことも。
例：売上の集計で、数字の間違いがあるのにIFERRORで全部「0」と表示されていた…
→ IFERRORを使う場面は、「意図的にエラーが出ることがあるが、見た目を整えたいとき」などに限定しましょう。
② 数式の評価順に注意
IFERRORの第一引数が計算されてから、エラーかどうかが判断されます。
そのため、複雑な数式内では、IF文と組み合わせて慎重に構成することが大切です。
✅ まとめ：IFERROR関数で表の“見た目”も“使い勝手”も向上！
IFERROR関数は、「見たくないエラーを隠して、表を美しく整える」という点で、
実務でも非常に重宝される関数です。
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割り算・検索・変換など、あらゆる場面で応用可能
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表計算のミス表示をスマートにカバー
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初心者でも数式を読みやすく＆安定させられる
「エラーが出て困ったな…」と思ったときは、ぜひIFERROR関数を第一選択肢にしてみてください！
