60歳でロレックスのデイデイトを還暦祝いとして購入し、普段使いで自転車に乗る時もつけていました。
購入後10年が経ったので、ベルトの磨きとOHに出したんですが、修理屋さんから自転車に乗る時はやめたほうがいいですよ!と注意されました。
以前、自転車🚲用にと使っていた中国製のOULMと言う時計があったのを思い出して、ベルトが切れそうだったので交換して、更にスペアの一本も購入しました。
この時計、ちゃんとしたオリジナルがあったんです。
それが下記の通りです。

ヴィアネイ・ハルター
1993年、ヴィアネイ・ハルターによってスイスのサントコアに設立された時計ブランド。 17歳からアンティークウォッチの修復を手がけ、20代後半でスイスに移住し、1993年、自らのブランド「ヴィアネイ・ハルター」を立ち上げて独立時計師としてのキャリアをスタート。ファーストコレクションで、チャイム機構とオートマタ搭載モデルを発表し、その独創性と技術が注目を浴びる。 その後、高度な技術と強烈な個性を持った独立時計師協会AHCI(通称:アカデミー)に籍を置き、複雑機構を搭載した独自モデルを輩出する他、有名ブランドからの開発依頼もこなす。 1998年、自身の名をブランド名に冠し、マルチプルダイアルの「アンティコア」を発表。時針・分針・秒針を全て独立させ、潜水艦の窓枠をイメージさせるデザインを施した。全行程手作業で、年間5本のみの超少量生産となっている。 2003年、ハリー・ウィンストンの独立時計師を起用するライン「オーパス3」の制作を担当。時・分・秒・日付を全てジャンピング表示する前代未聞の作品で時計界を驚嘆させる。「オーパス」を手がけることは、独立時計師のアカデミー賞受賞と称される栄誉であり、ヴィアネイ・ハルターの名声を不動のものにした。


Amebaブログの皆様、こんにちは。
小生、ブログの初投稿は2005年3月19日のyahooブログでした。そのyahooブログが、今年いっぱいで閉鎖される事になり、他のブログへの移設をするように指示がありました。
当初のブログ タイトルは、"クラシック カメラとライカ"で、当時は盛んにクラシック カメラをコレクションしたり、撮影をしたりをやっていました。
途中から自転車🚲の趣味が加わったり、60歳を過ぎてから時計の趣味も加わって、当初のブログ タイトルとは全く違った内容になってしまいました。
小生のブログは自分の行動記録だと思って書いておりますので、内容がバラバラなのはご勘弁下さいませ。
何卒よろしくお願いします。
山縣敏憲 拝
高級時計のシンボル的な存在「トゥールビヨン」とは何か?
高級時計には「コンプリケーション」と呼ばれ、複雑機構を搭載するモデルがあります。コンプリケーションとは日本語で「複雑」という意味ですが、時計関連の用語としては、「時計の中に高度な技術が込められている時計」のことをさします。コンプリケーションウォッチを日本語で言えば、複雑時計、複雑式時計、複雑機械式時計、複雑機構式時計などとも言われます。 トゥールビヨン、ミニッツリピーター、永久カレンダーが最も複雑と言われています。

それらは、高級時計の上位モデルとして、多くの時計愛好家に仰ぎ見られる存在なのです。そのコンプリケーションにおける、中心的な存在こそ、「トゥールビヨン」なのです。
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高級時計に興味のある方であれば、上の画像のような“文字盤の一部がくり抜かれた時計”を見たことがあるのではないでしょうか。この“文字盤の一部がくり抜かれた時計”のうち、その部分にある部品がゆっくりと回転しているものがトゥールビヨンです。

「トゥールビヨンとは何か?」という疑問の基本的な回答として、トゥールビヨンの機能を説明しましょう。
簡単に言うと、トゥールビヨンとは「重力分散装置」のことです。
さらに詳しく説明します。
トゥールビヨンを発明したのは、時計業界では最も有名な歴史上の時計師アブラアン・ルイ・ブレゲさんです。フランス語で「渦」の意味をもつその機構は、1800年頃に発明されたと言われています。ブレゲは時計の歴史を200年進めたと言われる人物で、トゥールビヨン以外にも様々な機構を発明または発展させた、まさに天才時計師なのです。
 そして、トゥールビヨンを理解するための大きなポイントは、発明された1800年ごろは「懐中時計が主流だった」ことです。懐中時計が使われるシーンをイメージをしてみてください。懐中時計は“紐やチェーンに吊るされる”スタイルが基本です。懐中時計が発明された当時は、男性ではなく女性が腰から下げいたのです。その後、男性も使うようになり、実際の使用ではポケットに入れて持ち歩かれました。ポケットに入れるにしても腰から下げるにしても、懐中時計は文字盤を地面に対して垂直にする“タテ姿勢”であることが多いのです。
この“タテ姿勢”が問題なのです。なぜなら、この時代の懐中時計はもちろん機械式時計であり、渦巻き状のヒゲゼンマイを規則正しく伸縮させることにより正確性を保つ時計だからです。このヒゲゼンマイを“タテ姿勢”にすると、重量の影響を大きく受け、長い時間が経つほど規則正しい伸縮が乱されてしまいます。つまり、懐中時計は“タテ姿勢”にあることが多いにも関わらず、“タテ姿勢”で大きく精度が悪くなるという弱点があるのです。
 
そこでブレゲは、精度向上のために、ヒゲゼンマイにかかる重力の影響を分散させようと考えました。皆さんもご存知だと思いますが、重力は上から下に向かって(地球の中心に向かって)かかる力です。そして、ヒゲゼンマイは重心にも注意を払い規則正しく伸縮するように調整されていますが、“タテ姿勢”で長期に保持すると、重力によりその重心を下方向に持っていかれてしまいます。そのため、“タテ姿勢”では精度が悪化しやすいのです。この状況を解決するには、「常にヒゲゼンマイの姿勢を変えて、重力の影響を均等に分散させる」方法を取れば良いのです。この“タテ姿勢”での精度向上を狙った発明が、トゥールビヨンです。

簡単に仕組みを言うと、
「ヒゲゼンマイを、ゲージ(籠)に入れて、常に回す」 のです。 
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少し専門的に言うと、秒針の歯車に相当する4番車(1分=1周)に“キャリッジ”というゲージを設け、そのキャリッジ内に、ヒゲゼンマイが収まる“テンプ”を入れ込みます。テンプは均等な振り子運動を行いながら、同時に、キャリッジによって常に回っているのです。キャリッジはもっとゆっくり回るタイプもありますが、現在の標準は1分で1周回るタイプです。写真はフランクミューラーのトゥールビヨンですが、一分間で一周します。
 
このように、トゥールビヨンは、かなり大掛かりで派手な動きのある装置です。そのダイナミックな動きを、文字盤をくり抜いて見せるメーカーが多いため、見て楽しい機能でもあります。

トゥールビヨンが存在感を放つ理由とは?
では「なぜトゥールビヨンがたくさんあるコンプリケーションの花形なのか?」という疑問です。その答えは、“腕時計トゥールビヨン”の登場経緯を理解すると見えてきます。では、トゥールビヨンが存在感を放つ理由についてお話します。
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まず前提として、一般的な現代のトゥールビヨンは、機能としての必要性はあまりないのかも知れません。なぜなら、懐中時計から腕時計に時代が変わったため、“タテ姿勢”だけを気にする時代ではないからです。腕時計は、様々な姿勢になりますので、“タテ姿勢”の精度向上を狙うトゥールビヨンはあまり意味がないのです。

では、その“実用機能とは別の価値”とは何でしょうか?
それは、「機械式時計復興のシンボル」としての価値です。
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トゥールビヨンは天才時計師ブレゲの難易度の高い発明品であり、「腕時計でトゥールビヨンを再現する」ことがチャレンジであることが重要なのです。
 
これも説明すると、時計業界では、1969年のクォーツ時計の登場以降、機械式時計が衰退していきます。そのため、1970年代から1980年代ごろは、機械式時計の担い手であるスイスの時計産業は、冬の時代を迎えます。これは、「クォーツショック」と呼ばれます。この冬の時代を終わらせるために、スイスの時計メーカーは、機械式時計の魅力をアピールすることが必要だったのです。そのアピールの絶好の武器が、「腕時計でトゥールビヨンを再現する」ことだったのです。
 
実際に、1980年代後半から、「機械式ブーム」の芽が出ており、腕時計にトゥールビヨンを搭載したモデルが発表されると、注目の的となりました。事実としても、クォーツショックからの復活に一役買ったと思います。もちろん前提として、トゥールビヨンが「見た目としてのインパクトを持っていた」ことが大きいと思います。時計の心臓部であるテンプを回転させる大胆な機構であり、それを、文字盤から見せるのですから。まさにトゥールビヨンは、“文字盤を舞台にしたショー”なのです。
 
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そして、「トゥールビヨン」は機械式時計のコンプリケーションの代名詞となり、「作れることがステータス」という状況になりました。現在のフィギュアスケートで例えると、“5回転ジャンパー”が登場し始めるような感じでしょうか。今でこそ時計加工技術の進歩により、トゥールビヨンを作る難易度が下がりましたが、かつては「できることが凄い」という感覚だったのです。当時も、フランク・ミュラー氏、ダニエル・ロート氏、アントワーヌ・プレジウソ氏などが、トゥールビヨンを作れる時計師として名を馳せました。そのようなロマンで盛り上がり、スイス時計業界の復興に一役かったのです。
 
つまり、トゥールビヨンは、機械式時計復興期に「シンボルとして祭り上げられた」からこそ、コンプリケーションの代表格になっているのです。
 
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前述の通り、トゥールビヨンという機能自体は、それほど必要が無い機能かもしれません。しかし、私たち時計好きには、“複雑機構の代表格”として認知されています。その認知自体が重要なのです。
 
例えるなら、エルヴィス・プレスリーが登場してロックンロールの世界が華やかになったように、トゥールビヨンも機械式時計の世界の“華”となったのです。やはり僕は、スイス時計業界の復興には、“華”の存在が必要だったと感じます。どの世界も、スターが世間を盛り上げるのですからね。
 
そして、機械式時計の「精密さ」や「機構の面白さ」は、私たち時計好きの心を掴みます。その「精密さ」や「機構な面白さ」への飽くなき探究は、機械式時計の大きな魅力です。
まさにトゥールビヨンは、「精密さ」を目指し、「機構の面白さ」も実現した機構です。多くの時計好きが話題にするのも、頷けるのです!
【 KOMEHYOの時計通信の資料から抜粋しました】