▼ この記事を読む前に、まずはこちらを熟読してください。
今回は、真面目な話題を書いてみようと思います。
2019年4月に、ウイルスは生物か?物質か?という疑問から、手に取った書籍。
【2020.03.10 追記】
----- 追記ここから -----
この記事を、微生物学分野の専門職ブロガーさんにリブログいただき、そこから色々と教えていただくことになります。
これを最初に書いたときには、肝心のウイルスを分解するための物質である、電解生成したイオンと、光触媒励起生成したラジカルがごっちゃになっていました。
日々勉強だね。
----- 追記ここまで -----
まだ何もわかっていない状況で、備蓄 と言う名の 買い占め 騒動や、WHOまで 感染予防にマスク不要 とか言っちゃってるので、みんな少しは自分の頭で考えようよ…と思ってしまいます。
▼ こういう記事を書かれると、デマに余計な拍車がかかる・・・
パンデミックが起きても慌てない 「備蓄」を今から始めるためのリスト
▼ WHOがこう言っているからと、勘違いする方々多し
2/28 に、北海道知事から 『週末は自宅待機を』 と、緊急事態宣言 が出ました。
下記は、様々な情報が交錯している中で、感染確率を下げるための基本的な考え方として、職場のメンバーに向けて作成した資料です。
これが思いのほかSNSで好評だったので、感染確率を下げるための考え方として、参考にしていただければ幸いです。
特定の対策にスポットを当てるのではなく、確率の積み上げで総合的に見ないと全体像が見えない気がします。
マスクは不要!ではなく、マスクだけで油断するな!です。
こういう場合、あらゆる可能性をシミュレートしておいた方が、生存確率が上がります。
もう少し情報が出揃ってから、より効果的な対策をブラッシュアップして行けば良いと思います。
※ただし、マスクを購入するためにドラッグストアに2時間並ぶのは、せっかくマスク着用で下げた感染確率を、クラスターに自ら飛び込み上げてしまっているので、ケースバイケースだとは思いますが・・・私は並びません。
さて、やっとここからが本題の 次亜塩素酸水の活用について です。
このブログでは、あくまで防護の観点から、人の出入りがあるオフィスや自宅のように長時間滞在する居住空間に対し、ウイルスのようなミクロな有機物分解に有効な気体で空間を満たすことにスポットを当てて考えます。
帰ってきたら玄関でアルコールをスプレーし、手洗いうがいをし、常に換気を意識して・・・という行動パターンを、大人なら確実にこなせるかも知れませんが、子供が確実にそれを実行するでしょうか?無理だと思います。
特に自宅では、いきなり対策にコストもかけられない中で、いつ収束するかわからない事象に対し、経過を見ながら対策を取るしかありません。
そこで、空間除菌であれば、確実ではないにせよ感染確率を下げることができそうです。
ウイルスは目に見えないサイズなので、ここから先はウイルスの構造を踏まえたうえで、想像力を働かせます。
ミクロな世界で何が起こっているのか?をイメージするためには、最低限の知識が必要です。
有機物であるウイルスを分解しつつ、人体に極力ダメージを与えないポイントを探すことからです。
ある程度の知識を身に付けたら、実際に検証もしたいですね。
自分で確認したものほど信頼がおけるものはありません。
大前提として、安全という言葉に絶対的な定義はないと思っています。
唯一の事実は、遊離次亜塩素酸は、有機物と瞬時に反応するということです。
有機物が結合する電磁気力よりも強い電磁気力で反応するため、有機物が分解(失活・不活化)する、それだけが事実。
次亜塩素酸水を超音波式加湿器で空間噴霧する際に配慮すべきポイントは、以下だと考えます。
・厚労省が定義する食品添加物の次亜塩素酸水と混同しないこと。微酸性次亜塩素酸水溶液と言っても、様々な種類があることを理解すること。
・遊離次亜塩素酸は有機物と瞬時に反応するため必要以上に恐れる必要もないが、pHや濃度や材料や手順を誤れば、塩素ガスをはじめ無視できないレベルの有毒物質が発生する可能性がある諸刃の剣であることを理解すること。
・原子レベルのミクロな世界観で考え、ウイルスをある程度分解できて、且つ人体の皮膚や吸引には取るに足らない遊離次亜塩素酸濃度の折衷案を模索し、自己責任で判断すること。一般的には次亜塩素酸濃度が20〜50ppmの水溶液がそのあたりと言われています。
・ウイルスを100%失活化しようなどと考えないこと。それをやるならば、1000ppm以上の次亜塩素酸ナトリウム水溶液を直接ぶっかけなければならない。こんなものを空間噴霧するとか、正気の沙汰じゃない。
・できるだけ空間噴霧直前に生成し、生成方法が電解であれ中和であれ、毎度pHを測ること。長期間安定する水溶液だと思わないこと。
以上、腑に落ちないならば使わない方が良いと思います。
そこで、最初に目をつけたのが、職場に導入された norox(ノロックス)でした。
数ある次亜塩素酸水噴霧器の中でも、よく考えて作られた製品だなと思い、早速自宅にも導入しました。
現在、リビングと寝室で稼働しています。
以下に、微酸性次亜塩素酸水を加湿器で噴霧する際の注意事項がまとめられています。
【次亜塩素酸水】勘違いしてるかも?!次亜塩素酸水の効果・種類について
混合水タイプは、小売りしやすいように色々なメーカーから販売されています。
有効塩素濃度は、200~300ppm 程度が最も安定し、高くても低くても塩素の劣化に繋がるそうです。
紫外線や高温に弱いため、製造年月日が新しいほど良く、冷暗所に保管は必須です。
使用直前に、常温水で希釈して使います。
また、色々なサイトで、次亜塩素酸水溶液 と 次亜塩素酸ナトリウム水溶液 が混同されているのも気になります。
例えば、双方同じ濃度の水溶液が1リットルずつあった場合、遊離残留塩素である 次亜塩素酸(HOCl) の割合が全く異なります。
多くを 次亜塩素酸イオン(ClO-) が占める 次亜塩素酸ナトリウム で、次亜塩素酸水 と同等の除菌効果を期待するならば、次亜塩素酸ナトリウム の濃度を 1000ppm程度 にまで引き上げてやらないとならないようです。
何より、次亜塩素酸ナトリウム なんか例え濃度が薄くても絶対に 噴霧しちゃダメ です(笑)
ゴールは、自宅で空間噴霧のための最適な 微酸性次亜塩素酸水を生成 することです。
感染確率、下げて行きましょう!