全国の皆様おはようございます。
本日の西宮は雨です。
将棋の王将戦第2局が大阪の高槻で行われ、
羽生９段が藤井５冠に勝利し、対戦成績を１勝１敗にした。
近年将棋界を無双していた藤井５冠に待ったをかけた羽生９段。
将棋好きの私にとっては、羽生先生の復活は心の底からうれしく思う。
永世7冠、最多勝利記録、タイトル戦99期と将棋界のすべての記録を持っている
正真正銘のレジェンド棋士である羽生先生ですが、
近年は将棋に勝つことすらできず、
もう羽生先生の時代は終わったのかなという声もちらほら出る中、
タイトル挑戦まで這い上がってこられた姿に感動すら覚えます。
羽生先生の時代は、棋士仲間で勉強会を行い、
ひたすら定石を研究するのが主流でしたが、
藤井5冠をはじめ、近年の若い棋士のほとんどはAI相手に勉強をしている。
その若い棋士否定するのではなく、
その道に自ら飛び込み、いちからAI相手に勉強を重ね
52歳にしてなお上を目指しておられる姿はすごいとしか言いようがありません。
名声を手にし、一時代を築いた人でも、
自分の足らないところと、若い人のいいところを取り入れる謙虚さがなければ出来ない。
世の中にいるような、俺の時代はと昔の武勇伝を語る人には
到底出来ないことをやってる羽生先生をこれかも応援したいと思う。
王将戦の行方はどうなるか分かりません。
ただ、1局、2局とみている限り、藤井5冠と互角に指しているのをみると
これから先のタイトル戦からも目が離せません。
正直、藤井5冠も羽生先生が復活してくれたことを
喜んでおられるのではないかなと思う。
私もまだまだ45歳。
向上心をもって、日々過ごしていきたいと勇気をもらった王将戦第2局でした。