TWO ALONE ~二つの孤独~  -12ページ目

『酒をつぐヤツはどんな時も笑ってなきゃいけないんだ』

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さて、随分と放置を重ねてしまいました
m(__)m

今回は 『銀魂』 ネタでいってみたいと思います。

そのエピソードは、お登勢さんのところで、いつものごとく 『銀さん』 が飲んでいるところから始まるんだけどさ。


『最近キャサリンがキレイになったけど、恋でもしてるのかねぇ』


そんな言葉に 『銀さん』 が、


『ああ?あのブスがそんな簡単に変わるかよ』


(↑ひでえ(>_<)!)なんて事を言っててさ、ちょうどそこに 『キャサリン』 が帰ってきてね…

そんなキャサリンを見て、驚いた銀さん!


一言、


『トリプルゼータガンダム、帰還したぁ!』


だもんね。

でもって、そんなキャサリンの激変にはやっぱり恋が絡んでいてさ、彼女と結婚したいっていう男がお登勢さんの店に挨拶に来たんだけどさ、お登勢さんは


『本当はこの店が目当てで、この子を取り込もうとしてるんじゃないかい?』


って言ってさ、それでも結局キャサリンはその男と結婚すると決めてさ、すったもんだがあって、結局キャサリンは駆け落ち同然に男の所に行くんだけどさ、でも ゚(゚´Д`゚)゚

結局、彼女はだまされていたんだ。

だけど、そうとは知らないお登勢さんはキャサリンを店から叩きだして、意地悪くこういうんだ。


『この酒は、ウチの店で一番の安物だがお前にはぴったりだからくれてやるよ』


そう言ってね、閉めたみせの中で… ひとりで飲んでいたんだ。

すると、そこに銀さんがやってきてね


『今日は飲みにきたんじゃねえ、飲まれに来てきてやったんだよ』


そういってさ、二人で飲んでいるとお登勢さんが言うんだ。


『わかってるんだ、本当はあんな子をもらってくれるヤツがいるってだけで感謝しなくちゃいけないってことはね。

でも、なんだか可愛い娘をとられるみたいでね、アタシは笑って送り出してやることができなかったよ。

意地悪く叩き出すのが精一杯だったよ… 』


そう言うと、銀さんはさ…


『じゃあ、孫ができた時に顔を見にいってやればいいじゃねえか』


そういってさ。

でも、キャサリンは男にだまされていた事を知っても、もうお登勢さんのところには帰れないと思い込んでいたんだ。

それで、公園のベンチに座って途方にくれていると、ホームレスのおっちゃんが声をかけてきてね、お登勢さんが投げつけるようにキャサリンにくれた酒が、そう簡単には手に入らない、幻の酒だって事を教えてくれたんだ。

それでさ、お登勢さんの気持ちを知ったキャサリンは、なおさら帰れないと思ったんだ、そうして夜になって、空き地に置いたダンボールにうずくまったキャサリンが、膝を抱えてふるえているとね、そこにお登勢さんが現れてこう言うんだ。


『一杯、飲ませてくれるかい?』


何も答えられないでいるキャサリンに、お登勢さんはもう一回言うんだ。


『どうしたい? ここは飲み屋だろ』


そう言うと、キャサリンは涙でグチャグチャになった顔で酒を注いだよ。

その酒を飲み干すと、お登勢さんは言うんだ。


『いい店じゃないか。酒もうまいし、星空もきれいだ』


そう言って…  でもね


『だが、一つだけ気にいらないトコがある』


そう言うと、お登勢さんはキャサリンにこう言い聞かせるんだ。


『いいかい、酒を注ぐヤツはどんな時も笑ってなきゃいけないんだ…   たとえ客が泣いていてもね』


そういったお登勢さんの顔は描かれてないんだけど… でも、彼女の手元には何かひとしずく、きっとお登勢さんの気持ちそのものが… ポトリと落ちたんだ。













熟女かどうかなんて事より

何歳から熟女?ブログネタ:何歳から熟女? 参加中



俺は、『いい女』 かどうかが大事だと思うんだけどなあ。

以前書いたお話しでさ、


『癌で余命半年の旦那と、そんな旦那のために、癌の事は告知しないで・・・ でも、旦那のしたい事をなんとか叶えてやりたい』


そう思った奥さんの話しがあってね。


旦那のしたい事は、夫婦水入らずで、ゆっくりと旅行する事だったんだ。

でも、そんな旅先で夫婦喧嘩をしてしまって、喧嘩の仲裁にきた主人公に、旦那が喧嘩の理由を話すシーンがあったんだよね。


喧嘩の原因を話し始めた旦那さんは、何の前フリもなく、突然こう言うんだ。


『イカ食えって、俺がムリ強いしたんだ。』


話しの前後が見えなくて、きょとんとする主人公にね・・・

その旦那さんは本当に嬉しそうに目を細めて、少し離れたところで髪をかきあげている奥さんを見つめながら言うんだ・・・


『いい  女だなぁ・・・ 

夕飯 食ってる時に、ふとそう思った。

そしたらなんだか急に照れ臭くなってな、だからイカ食えってしつこくすすめてしまったんだ。』


もうね、俺にとっちゃあこのセリフは反則でさ、『いい女』 って、どんな人をいうんだろうなぁ?

ってさ、だからこれ以来 『美人』 と 『いい女』 は俺の中ではイコールじゃなくなったんだ。

『美人』 ってのは 《写真に写る美しさ》 だけど、『いい女』 っていうのは 《写真には写らない美しさ》 があると思う。

↑(注:『リンダリンダ』ではない)

ってなわけでさ、それから 「『いい女』 って、どんな人をいうのかな?って」 それが知りたくて、『”ゆるす” ことについて』 とか、書いたりしたわけさ。

他にも、色々と自分の中の記憶をほじくり返したりしながら考えてた時にさ・・・

そんで、まあ長い前フリが終わって、ここからが本題なんだけどな。

ある日、たまたまつけたテレビ番組で、あるシンガーソングライターさんが旦那さんの話しをしてたんだよね。

ちなみに旧満州出身の方で、旦那さんとはいわゆる ”別居婚” ってやつだったらしいけどさ・・・

更に補足すると、旦那さんは92年だかに他界されたらしい (/_・、)

その人は旦那さんの事を話していてね、言うわけさ。


『ある日夜中に、すごく上機嫌で私の家を訪ねてきて

「ケーキ買ってきたぞ、娘も起こせ」 って。

それで私がね、「娘はもう寝た」 って言ったら。
すごく嬉しそうに 「今日は俺の誕生日だ」 って言ったのよ』


そんな些細な話しをね、なんだか 《すごく大切な宝物》 を他人に見せる子供のように嬉しそうに話す顔を見てさ、俺は思ったよ。


『この人は、《自分の旦那》 の話しをしてるんじゃなくて、《自分が好きな人》 の話しをしてるんだなぁ』


ってね。

それで


『「いい女」 って、きっとこういう人の事をいうんだな』


って思ったんだ。

だから、何歳から熟女?とかいうより、目に見えない部分を磨く事が大事だと思います。








一人では何も出来ないオジサンへ

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無題
>銀の目玉のさかなさん家の○ちゃんは地元下閉伊郡の名門で偏差値39~41もある岩手県立山田高校を卒業してから心の病の治療のため新潟空港近くで調理師として真面目に働いとります。
By ○○○○のママ
2011年02月23日 04:13




↑本人の許可もなく、思いっきり個人情報を垂れ流してますね。

これは、『ネットストーキング』 というより、『ネット犯罪』 なのでおやめなさい。

それとも、警察に被害届を出してほしいのですか?

ついでに、『お国ことば』 ってヤツも言葉が全然違います。

人の頭を云々する前に、自分の頭をどうにかしてきてください。

「部下をかなしい(いとしい)と思うだけではすぐれた将とは言わぬ・・・

そのかなしいと思える部下に 『死ね』 と言えるようになって、はじめてすぐれた将と言えるのだ」


あるブロガーさんのところで、コメント欄 にこんな台詞を書いたことがあります。


「それくらい、人を動かすというのは大変なことなんでしょうね」 という意味で。



そんなわけで、今回はその 《かなしい(いとしい)と思える部下に 『死ね』 と言わなければならない男の話しを書きたいと思います。


その話しは、俺のもう一つのブログで書いている、膝頭の骨を抜かれ、顔に入れ墨をされた軍師が主人公のお話しなんだが、その中に登場する主人公の五百人にのぼる兄弟達がいるんだ。


戦になれば、彼の手足のごとく縦横無尽に戦場を駆け巡る無敵の戦士と化す・・・ そんな兄弟達の中に、可愛い顔をして、しかしその顔からは想像もつかないほどの毒舌の女の子がいたよ。


でもね、その子もやっぱり主人公の事をとても慕っていて、そしていつもいつも主人公の事を考えていたんだ。


「こんな時、兄さまならどうかんがえるだろう?こんな時、兄さまならどうしたいだろう?」 常に彼女はそう考えていたよ、なぜなら彼女は主人公の影武者だったから (ノ_・。)


かつて彼らは、



ともに戦い


ともに笑い


ともに泣き


ともに飢え


そしてともに戦ったんだ



その中で、彼らは誓ったんだ 「戦のなかに生まれた我らが、戦のない世の中を作るのだ」 とね。


だからこそ、彼らはお互いを ”兄弟” と呼び合い、そしてそんなたくさんの兄弟を作ってくれた主人公の事を、誰もが 「兄さま」 と慕っていたんだ。


でもね、国家の存亡をかけた運命の決戦の時に、彼のそばにいて、常に彼を支えていたのは、兄弟達の誰でもなかったよ。


兄弟達も知らないうちに、主人公のそばにいるようになって、常に誰よりも主人公の近くにいるようになった一人の女性がいたよ。


それを見て、嫉妬を感じたその ”妹” は、その女性にはっきりときいたよ。



『あんた、わたしの兄さまのなんなの?』



彼女は答えるんだ、「ただの護衛士です」 って。


でも、その言葉には間髪いれずにするどい口調で言葉がかえってきたよ。



『私らをさしおいて?』



とね。


そして、今にも消え入りそうなそんな切なげな表情をする彼女に、その ”妹” は、嫉妬と羨望と、そして・・・ 何かやりきれない、そんな表情を向けながら、ある昔の話しを始めたんだ。



『 昔、私たち兄弟の中に


なんのとりえもない子がいた   ものすごく口の悪い ただの嫌われ者


でも兄さまだけは、その子がどんなに悪態をついても くすくす笑うだけだった


それが気に入らなくて


その子は兄さまにたくさん酷い事を言った


いつの間にか兄さまの悪口を言う事だけで


日々を過ごすようになっていた


でも



ある日




兄さまはその子に


真剣な顔で

こう言った



「引け受けてくれますか   ある任務を


我々の中で、最も危険で、最も残酷な任務です」』



そして、その ”妹” は、自分が引き受けたその 《最も危険で、最も残酷な任務》 のことを話すんだ、それは・・・



兄さまの影武者



有事の際、兄さまの身替りとなって敵を引きつける


あるいは、策によっては   死 そのものが役目になる』



でも、そんな言葉に ”妹” は言うんだ、


「うれしかった」 


ってね。


そして彼女は、その時 ”兄さま” が言ってくれた事を話すんだ。



『悪口を思いつくのは 人よりも深くたくさんの事に気付くからだと



それを言ってしまうのは 言わずに すます不義を 自分に許せないからだと



その子の悪口は 傷つきやすく 優しい心根から生まれてくるのだと』



そんな、”兄さま” の一言一言を・・・ 本当に、かみしめるように話した彼女は、こう言ったよ。



『影となる者は

多くの事を学ぶ為にずっと兄さまのそばにいられる


そばにいられる理由ができたから』



でも彼女は、何よりもうれしいと思ったことを、こう言ったよ。



『そして何より


その子に 影という冷酷な任務を課す 兄さまの顔が


    とても悲しそうだったから



と。                                                       









 








初の大物か?


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まあ、なんにせよ次のエリアにk行けるようになったよ。