文芸翻訳とは?

翻訳はおおまかに分けると次のふたつ。

・文芸翻訳

・実務翻訳

そのなかで、まず文芸翻訳について詳しく見ていきましょう。

一般の方が翻訳と聞いて、最初に思い浮かべる翻訳。海外で出版された書籍を日本語にします。

翻訳者を目指す人も、多くの人がこの翻訳をしてみたいと夢を抱くのではないでしょうか。


文芸翻訳を、出版のジャンルで次のように分けることがあります。

・フィクション

・ノンフィクション


フィクションには純文学、ロマンス、ミステリ、SF、歴史物、などなどがあって、ロマンスの翻訳をやっている人は主にロマンス、ミステリをやっている人は主にミステリをやる傾向があります。

それも当然のことで、翻訳には大量の予備知識が必要になることが多いのです。

たとえば、銃がたくさん出てくるような小説は、銃について詳しい知識を持った翻訳者に依頼するほうがいいということは容易に想像がつきますね。


一方、ノンフィクションには専門書、学術書、実用書などがあります。

一般的な私の印象では、有名な翻訳者さんは特定のジャンルで有名です。

むしろ、まだ評価が確定していない若手のほうがさまざまなジャンルをやっている傾向があるようです。

最初から『どうしても〇〇の翻訳者になりたい』と特定のジャンルを目指して努力している人ももちろんいます。

しかし、若手のうちは希望ジャンルの仕事ではないとしても、依頼された仕事を断るなんてできません。

でも、手当たり次第いろいろな仕事を請けているうちに、好きなジャンルの翻訳の仕事が回ってくる、好きなジャンルだから一生懸命やる、出版社に良い印象を持たれる、次も同じジャンルの仕事がくる――

そんな風にして専門が決まっていく場合もあるようです。

次回は実務翻訳についてお話しします。


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