潮の向こうへ


やっとの思いで

たどり着いた


なんども

あきらめかけては

貫いた想い


叶えたかった


ようやく

たどり着いた部屋


窓いっぱいに広がる

東京湾


ソファに横並び

しずかに眺める





食べることが好きなあなた

テーブルに並ぶのは 

コンビニ弁当と
お粥


「ごめんね」 

そうつぶやいても

今を楽しむあなたは


「おいしいね」

しあわせそう




ゆっくり

日が落ちてくる


あふれるほど

まぶしい

東京湾の光


からだは

変わっているのに
レインボーブリッジは

変わらないまま

夜を支えている



「連れてきてくれてありがとう」


あなたの手を握った


あたまの中から
消えなかった

区切りの気配


そんな想いを

潮の向こうへ

流すように


東京湾の光は

わたしたちを

やさしく包んでくれた



※私two-miracleの綴る詩は

内にある記憶や感情と、創作の中で重なり合う

様々な愛のかたちを、丁寧に描いています。

この詩に触れた方が、 それぞれの心と記憶に、 

静かに響きますように。


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