手のひらサイズの詩集が
視線が吸い寄せられ
あのキャラクター
スヌーピー
胸の奥で 何かがひとつ
つながった気がして
静まり返った部屋で
思わず笑いがひとつ靴ひものないスニーカーで
過ごすしか術がなかったあの時
「厚地の靴下ならなんとかなるかも」
あわてて
母が見つけてきてくれたのはスヌーピーの
アップリケがついた靴下
外のワゴンに
最後まで選ばれずにいた一足
まるで
わたしを待っていたみたいに
残っていた
ヘアゴムの輪っかを
靴にくぐらせて
その靴下だけがわたしの問いかけに
故郷の本棚で
なぜかその一冊に
手が伸びたのだと言った
少し拍子抜けすると
「だとしても すごいですよね!」
この不思議な重なりを
ふたりでしばらく面白がった
帰り際、
次の予定を立てようと
いつものように
部屋のコーナーの引き出しから
手帳を取り出した
——ああ、そうだった
この手帳も手のひらサイズの
オレンジ色
何度もくり返してきたこの仕草が
ひょっとしたら
キミの中の無意識が
あの一冊へと
導いたのだろうか
そんなふうに結びつけるのは
少し都合のいい物語みたいで
胸の奥にだけしまっておいた
それでもどこか
「たまたま」
だけでは
片づけられないままで

※私two-miracleの綴る詩は
内にある記憶や感情と、創作の中で重なり合う様々な愛のかたちを、丁寧に描いています。
この詩に触れた方が、 それぞれの心と記憶に、
静かに響きますように。
TWO Miracleの詩に
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