三番目のあなたへ | 〜力を抜いて生きていく〜

〜力を抜いて生きていく〜

51歳主婦の詩集✎
*2014年脊椎関節炎&軽症線維筋痛症発症2017年寛解
*2023年春再発→痛み広がり1度目より重い症状に。いつか今より元気になりこの宿命の答えを見つける日がくると信じ每日精一杯生きてます。様々な愛の形を詩にしています。拙い詩集ですがご覧ください✎


三番目のあなたへ



あなたから 

「体が痛い」

と知らせを受けるたび

 胸が張り裂けそうになるの



3人の中で

性格も
体質も
私と似てしまったのがあなた


のめり込むものが
見つかると
我を忘れて没頭する

真面目で努力家

ときに頑固で

考えを曲げられない


だから

頑固者同士の

ガチンコ対決

幾度とやってきた

 

あなたとわたし
よかれと思って
選んだことが 

まっすぐすぎて 
気づかぬうちに
心と体を
追い詰める


でも 
心と体は
サインをだしてる 

そんな時は
ジャンクなものを
必要以上に
手をのばすのが
わたしたち




いわれてみれば
初夏の風が
吹きはじめた頃から

あちこちの小さな不調を
訴えてた



首と両膝がはげしく痛いと
知らせを受けた2週間前


とても
胸騒ぎがしたの


学びも趣味も
未来に携える職業も
パソコンにかじりつくもの

それも
わたしと重なっていたから

何回も何十回も
宣告してきた


どうか
わたしを反面教師にして欲しいと
合間に運動して欲しいと


でも あなたは
若さゆえ

この忠告を聞き入れず

社員並みのアルバイトを
かけもち

立ちっぱなしの業務で
ついに体が悲鳴をあげてしまった



もっと
早くに気づいてあげればよかった

わたしが 元気だったら
栄養管理もしてあげられた


あなたから
体が痛いといわれるのが

わたしは
なにより一番堪えるの

だって
親子は
見えない糸で
繋がっているから

手に取るように

わかる

その痛みが

苦しいのよ


わが子が
痛みを感じていると
思うだけで
いたたまれない


母も
同じ気持ちなんだろうか

そんな想いもふと過る





長男は昔からなにかと
手がかかり

次男はかまってちゃんの甘えん坊

だから
あなたのこと
ちゃんと愛しているのに

遠慮深い
最年少のあなたに
時間をかけてあげれないことも
ずっと気がかりだった

ふと湧き上がる自責の念


でも
この張り裂けそうな
胸の痛みと
流れ落ちる涙が

あなたを
心から愛している証(しるし)



でも 

きっとあなたは


あなたの痛みに
私が
自責することなど

望んでいないはず

あなたはまだ若い

今ならまだ間に合う

かならずに良くなる
自然治癒力だって
まだまだ備わってる


わたしたち親子

つよくならなくちゃね


ただ こまってるの

あなたを残して
おちおち入院なんて
してられないから


あなたが
大丈夫だと
確信が持てないと
安心して
この家をあけられない
 


だから
どうか神さま

あの子の痛みを
とりのぞいてください


あの子の未来は 

まだ

あたたかい

光のなかにあるのです






“あの子が 自分の体を 
もっともっと
大切にできますように”


これは

あなたとわたしに
捧げる

再生のことば


※私two-miracleの綴る詩は

わたしの心の内や創作の中に
同時に存在する、いくつもの
愛のカタチを描いています。
誰かを裏切ったり
否定する意図はなく
ただ、一人の人間の記憶として
心を込めて紡いだものです。


この詩に触れた方が
それぞれの心にある愛の記憶と
静かに響き合えますように。