あなたから
「体が痛い」
と知らせを受けるたび
胸が張り裂けそうになるの
3人の中で
性格も
体質も
私と似てしまったのがあなた
のめり込むものが
見つかると
我を忘れて没頭する
真面目で努力家
ときに頑固で
考えを曲げられない
だから
頑固者同士の
ガチンコ対決
幾度とやってきた
あなたとわたし
よかれと思って
選んだことが
まっすぐすぎて
気づかぬうちに
心と体を
追い詰める
追い詰める
でも
心と体は
サインをだしてる
そんな時は
ジャンクなものを
必要以上に
手をのばすのが
わたしたち
いわれてみれば
初夏の風が
吹きはじめた頃から
あちこちの小さな不調を
訴えてた
首と両膝がはげしく痛いと
知らせを受けた2週間前
とても
胸騒ぎがしたの
学びも趣味も
未来に携える職業も
パソコンにかじりつくもの
それも
わたしと重なっていたから
何回も何十回も
宣告してきた
どうか
わたしを反面教師にして欲しいと
合間に運動して欲しいと
でも あなたは
若さゆえ
この忠告を聞き入れず
社員並みのアルバイトを
かけもち
立ちっぱなしの業務で
ついに体が悲鳴をあげてしまった
もっと
早くに気づいてあげればよかった
わたしが 元気だったら
栄養管理もしてあげられた
あなたから
体が痛いといわれるのが
わたしは
なにより一番堪えるの
だって
親子は
見えない糸で
繋がっているから
手に取るように
わかる
その痛みが
苦しいのよ
わが子が
痛みを感じていると
思うだけで
いたたまれない
母も
同じ気持ちなんだろうか
そんな想いもふと過る
長男は昔からなにかと
手がかかり
次男はかまってちゃんの甘えん坊
だから
あなたのこと
ちゃんと愛しているのに
遠慮深い
最年少のあなたに
時間をかけてあげれないことも
ずっと気がかりだった
ふと湧き上がる自責の念
でも
この張り裂けそうな
胸の痛みと
流れ落ちる涙が
あなたを
心から愛している証(しるし)
でも
きっとあなたは
あなたの痛みに
私が
自責することなど
望んでいないはず
あなたはまだ若い
今ならまだ間に合う
かならずに良くなる
自然治癒力だって
まだまだ備わってる
わたしたち親子
つよくならなくちゃね
ただ こまってるの
あなたを残して
おちおち入院なんて
してられないから
あなたが
大丈夫だと
確信が持てないと
安心して
この家をあけられない
だから
どうか神さま
あの子の痛みを
とりのぞいてください
あの子の未来は
まだ
あたたかい
光のなかにあるのです
“あの子が 自分の体を
もっともっと
大切にできますように”
これは
あなたとわたしに
捧げる
再生のことば
※私two-miracleの綴る詩は
わたしの心の内や創作の中に
同時に存在する、いくつもの
愛のカタチを描いています。
誰かを裏切ったり
否定する意図はなく
ただ、一人の人間の記憶として
心を込めて紡いだものです。
この詩に触れた方が
それぞれの心にある愛の記憶と
静かに響き合えますように。



