あなたの運転する車で | 〜力を抜いて生きていく〜

〜力を抜いて生きていく〜

51歳主婦の詩集✎
*2014年脊椎関節炎&軽症線維筋痛症発症2017年寛解
*2023年春再発→痛み広がり1度目より重い症状に。いつか今より元気になりこの宿命の答えを見つける日がくると信じ每日精一杯生きてます。様々な愛の形を詩にしています。拙い詩集ですがご覧ください✎


あなたの運転する車で



まさか
こんな日がくるなんて

思いもしなかった

あなたが運転する車で
少し遠くへ

いつの間に 
そんなに大人になっていたの?

思い出すのは
真っ赤なHONDAの
コンパクトカー

後部座席に
ちいさな
三人のきょうだい

年子の二人は
ベビーチェアが必要で

両サイドに
二つのベビーチェアを

くくりつけ

あなたと末の子が座る

中央に空いた
小さな隙間に
肩をすぼめて
座るおにいちゃん

長距離移動は
窮屈で

でも
そんな光景すら
今は微笑ましくて

思い返すと
愛しさで
頬がゆるむ


お兄ちゃんに
顔を引っ掻かれ

キズをこさえて
泣きべそばかり
かいていたのに

今では
見違えるように
たくましくて

優しさと
正義感だけは
人並み以上
    
今日もこうして 
わたしを
いつもの場所へ
連れていってくれる

でも 

行き先が

このままでいいとは

まだ

思えなくて

  
だからいつか
連れていって欲しいわ

パパとわたしを乗せて

海の見える
あの場所へ——




※私two-miracleの綴る詩は

わたしの心の中に同時に存在する

いくつもの

愛のカタチを描いています。 

誰かを裏切ったり

否定する意図はなく 

ただ、一人の人間の心の記憶として

綴ったものです。


この詩に触れた方が、それぞれの心にある愛の記憶と響き合えますように。