和訳に必要なスキルを身につけるのに、必要十分な講義をします。

和訳がない人も、英文解釈として必要なのでぜひチャレンジしてみてください。

以下、英文をノートに写して和訳を書いてください。


I have a dream.

どうでしょう。簡単すぎますね。
「私は夢を持っています」です。この簡単な英文から技術を身につけることが大切なのです。

この文章はS(主語)V(動詞)O(目的語)から成り立っています。

英語は日本語と違って、述部を先に訳すという特徴があります。それを和訳に利用します。

主語(ここではI)に下線を引きます。動詞(ここではhave)をでくくります。目的語、または補語(ここではa dream)に二重下線を引きます。

できましたか?和訳最大の原則「主語を訳した後は後ろから訳して、最後に動詞を訳す」です。

ここではI(わたしは)a dream(夢を)have(持っている)となっています。

次に行きましょう。


This is a book of society.

前置詞がついただけです。
「これは社会の本です」が答え。

では構造をとりましょう。主語(this)に下線。動詞(is)をで囲む。補語(a book)に二重下線

そして、前置詞は、前置詞+名詞をひと固まりにして( )でくくります。

できましたか?では原則「主語を訳した後は後ろから訳して、最後に動詞を訳す」です。

This(これは)of society(社会の)a book(本)is(です)となります。


I really enjoyed playing baseball.

副詞と動名詞の処理の仕方を学びます。
「わたしは野球を(するのを)本当に楽しんだ」です。

構造をとりましょう。主語(I)に下線。副詞は飛ばします。動詞(enjoyed)をで囲む。

動名詞は、動名詞の目的語と一緒に< >でくくります。

では原則「主語を訳した後は後ろから訳して、最後に動詞を訳す」です。

ちなみに副詞はどこで訳してもかまいません。自分がしっくりくるところで訳しましょう。

I(私は)playing baseball(野球をするのを)really(本当に)enjoyed(楽しんだ)となります。


I want you to work hard.

動詞の語法と、不定詞の処理の仕方です。
「私はあなたに一生懸命働いてほしい」

まず、want A to doで「Aに~してほしい」を知らなければ話になりません。知識あっての和訳です。

主語(I)に下線。動詞(want)をで囲む。に目的語(you)に二重下線

to不定詞は動名詞と同様、不定詞の目的語とともに< >でくくります。副詞は何もつけないんでしたね。

I(私は)you(あなたに)hard(一生懸命)to work(働いて)want(ほしい)です。「私は、あなたが一生懸命働くことを望む」でもかまいません。


I went to the town when I was child.

副詞節の処理の仕方です。
「私が子供のころ、そこに行った」

主語(I)に下線。動詞(went)をでくくる。前置詞+名詞(to the town)を( )でくくる。

Ifやwhenなどの副詞節は、その節の初めから終わりまで[ ]でくくります。そしてその副詞自体は四角で囲みます。

基本的に文の形をとる従節は[ ]でくくります。たとえばShe told me when she will visit.などでもwhenは[ ]でくくりましょう。

副詞節の中でも主語(I)に下線、動詞(was)をでくくる、補語(child)に二重線です。

訳す時は副詞節の中[ ]から訳します。

I(私が)was child(子供だった)when(ころ)、to town(町に)went(行った)です。


She is a girl whom I love.

関係詞について。
「彼女は私が愛している少女だ」

主語(she)に下線。動詞(is)をでくくる。補語(a girl)に二重下線

関係詞節は副詞節と同様、始めから終わりを[ ]でくくります。

その中で関係詞自体は四角で囲む。主語(I)に下線、動詞(love)をで囲みます。loveの目的語はwhomということは文法で学ぶことです。つまり目的格。

訳す時は主語を訳した後、[ ]内を訳しましょう。a girlは関係詞にかかっているので[ ]内を訳した後です。

She(彼女は)I(私が)love(愛した)is s girl(少女です)。

今回のwhomなどは省略される場合もありますが、省略されていても[ ]でくくります。


This is a letter written in English.

後置修飾の分詞についてです。
「これは英語で書かれた手紙です」

主語(this)に下線。後置修飾ですのでletterよりも先にwritten以下を訳します。

doing,doneの現在分詞、過去分詞の修飾では分詞以下のひとまとまりを< >でくくります。

前置詞(in English)は( )でくくります。

This(これは)in English(英語で)written(書かれた)is a letter(手紙です)。


基本的なものはすべて挙げました。線引きは英文の構造をとる練習をするのに最適と言われています。

最初は戸惑うかもしれないけれど、慣れれば確実に構造が取れるようになります。

もちろん、この線引きはそこまで厳密なものではありません。

たとえば7番の問題ではwrittenだけを< >でくくるのか、それ以下も< >でくくるのか考えるかもしれませんが、どちらでもいいです。

比較のasはどう線を引くのか?疑問詞は?notは?などありますが、そこまで深く考えなくてもいいです

最終的に、自分が構造をきちんと把握することができればいいのです。線引きは副次的なものです。


【応用】

この講義の対象は、入試問題に下線部和訳が出る大学を受験する人とします。。

□無生物主語構文

・Heavy rain prevented me from climbing the mountain.

そのまま直訳すると「大雨は、私がその山に登るのを妨げた」になります。

しかし、これは適切な訳ではありません。なぜならheavy rainという無生物が生物のように扱われているためです。

生物でないものが主語で、後に人を目的語に取る場合、そのまま訳すと不自然になりますし、和訳問題では減点対象です。

この場合、まず無生物を「~によって/~のせいで/~のおかげで」などと訳します。

そして目的語を主語にし、その後の動名詞を訳します。Preventの場合はその動名詞を否定で訳します。ですので正確な答えは、

「大雨によって、私はその山に登ることができなかった」となります。

・The train will bring you to that town.

そのまま直訳すると「その電車はあなたをあの町に運ぶでしょう」となり、不自然な訳です。

無生物主語のtrain、目的語に人ですので、無生物主語構文です。先ほどと同じようにすると

「その電車によって、あなたはあの町に行けるでしょう」となりますが、「その電車によって」ではまだあいまいさが残ってしまいます。

この文章では、きちんと状況を理解して意訳することが必要になります。電車にどうするかを考えましょう。

完全な訳は「その電車に乗れば、あなたはあの町に行けるでしょう」です。この論理展開こそが意訳であり、適当に意訳をしてはいけません。

□所有格+名詞化された動詞

・His search for comfortable living is important.

そのまま訳せば「彼の、快適な生活の追求は重要だ」です。「の」が二つかぶっていたり、訳された文章も、抽象的で理解しにくいでしょう。

さてsearchはもともと動詞です。それが名詞化して「追求」という意味になっています。

searchの前にhisという所有格が来ています。つまり「所有格+名詞化された動詞」という形です。

この場合、所有格はS(主語)として、名詞化された動詞はV(動詞)として訳すとすっきりします。

また、名詞化された動詞の後ろに続く、前置詞+名詞はO(目的語)としましょう。すると、

「彼が快適な生活を追求することは重要だ」となります。どうでしょうか。すっきりしたでしょう。

□名詞化した動詞+of

・Some understanding of the past enables us to know where we are.

まとめの文章です。少し難しいでしょう。この文章は無生物主語構文ということに気付いたでしょうか?無生物主語構文を意識してそのまま訳すと、

「過去の、何らかの理解によって、われわれは、自分たちがどこにいるのかを知ることができる」となります。

先程のように「の」の繰り返しや、抽象性によって理解しにくい訳です。

understandingは動詞understandが名詞化したものです。よって、「名詞化された動詞+of+名詞」という形になっていることがわかります。

この場合、名詞化された動詞をV(動詞)として、of+名詞をO(目的語)として訳しましょう。

「過去をある程度理解することによって、われわれは、自分たちがどこにいるのかを知ることができる」という訳になりすっきりします。

□所有格+名詞化された動詞+of+名詞

・his understanding of the past

上記二つをまとめてみました。考え方は今までと変わりません。

「彼が過去を理解すること」という訳になります。「彼の過去の理解」では抽象すぎて理解できないことでしょう。
英語アクセント問題頻出の単語で、第1音節にアクセントが入る単語を集め、ひとまとまりの文章です。

文章の意味のつながりと同時に、第1音節のみというリズムの、二重の仕組みで忘れにくくなるでしょう。

使い方としては、空いた時間などに、早口言葉のように2,3回繰り返してください。その際、赤色で示したアクセント部分を、大げさすぎるくらいに強調して音読してください。

語句はすべて、ネクステージ掲載語から選びました。



とあるsupermarket(スーパーマーケット)ではnegligent(怠惰な)manager(経営者)がmanage(経営)している。時々、mischief(いたずら)される。

そこのuniform(制服)はcomfortable(快適な) image(イメージ)であり、interesting(興味を起こさせる)だ。character(個性)がある。

ある日、彼はobvious(明らかな) sympathy(同情)を受けてmelancholy(憂鬱)になった。

infamous(不名誉な)評判を聞いて、このままではいけないと思い、effort(努力)してdiscipline(訓練)した。

新しいenterprise(事業)を起こしたのだ。

ancestor(先祖)をpattern(模範)にして、imitate(見習う)し、店のsurface(表面)をdelicate(優美な)感じにして、modern(現代の) architecture(建築)にした。

veteran(ベテラン)のfemale(女性の) secretary(秘書)をsubstitute(代わりに用いる)した。

adequate(十分な量の) product(製品)をoffer(提供)し、conscience(良心)的な価格でestimate(見積もる)した。

consequence(結果)として、多くのprocess(過程)を経て、昔とは何もかもがdiffer(異なる)していた。

ignorance(無知)の時とは違い、intellent(知性)ある人間になった。彼はもうignorant(無知の)ではない。

attitude(態度)を改め、人をeducate(教育)することにもconcentrate(集中)した。

obstacle(障害)を克服し、mechanism(機械)のindustry(産業)にcurious(好奇心が強い)になり、いろいろなcommerce(商業)をmanagement(経営)することになる。

徐々にinfluence(影響)が出てくる。皆は彼をrecognize(認める)した。

彼にはdefine(一定の) heroism(英雄的資質)があったため、diplomat(外交官)に一目置かれた。

compromise(妥協)することなく、energy(エネルギー)あふれる彼を、journalism(ジャーナリズム)はadmirable(称賛に値する)人であるとcriticism(批評)した。

politics(政治)に参加し、demonstrate(論証)を通じて、immigrant(移民)問題やagriculture(農業)問題を解決した。

さらにinterval(間隔)なく、democrat(民主主義者)と共に、憲法のpraface(序文)を変えた。

suffer(苦しむ)する人々を、reconcile(和解)させて救った。

manifest(明らかな)、absolute(完全な)人物として、operator(オペレーター)にまでもてはやされたほどだ。

だがある日、elevator(エレベーター)に乗ったとき、自分自身にreference(言及)した。

momentary(瞬間的な)名声を得るために、sacrifice(犠牲)したもの。

consequently(その結果として)、preference(好み)のorchestra(オーケストラ)にも行けない、separate(引き離された)された心。

complicated(複雑な)思考をやめて、instinct(本能)のままにnecessary(必要な)ことをすべきではないのか。

voluntary(自発的な)行動、spiritual(精神的な)幸福を求めて。

………

calendar(カレンダー)を見ると、あれからもう4年だ。

famine(飢餓)からrefuge(避難)するためにsandwich(サンドウィッチ)とolive(オリーブ)をsouthern(南の)お店で、inpulse(衝動)的にpurchase(購入)した。opposite(反対側の)店にも寄る。

temparature(気温)の上がってきた昼下がり、家に帰って畑をcultivate(耕す)する。生命のorigin(起源)について想像を巡らせた。

atmosphere(大気)のないinfinite(無限の) universe(宇宙)にinterest(関心)がある。

宇宙自体にはdelicacy(優美さ)がある。literature(文学)でも表しきれないfascinate(魅惑)する力があるのだ。

老いた母からphotograph(写真)付きのtelegraph(電報)が送られてきた。

innocent(無垢な) message(メッセージ)に、心がsatisfy(満たす)される。

『歳月、人を待たず』というproverb(ことわざ)はcertain(確かな)言葉だ。皆それぞれequal(平等な)時間を持つ。

だが、どんなcircumstance(事情)があろうとも、hesitate(ためらい)ばかりせず、ultimate(究極の) comfort(快適)を探しだしてほしい。

emphasis(強調)しよう。balance(バランス)の整った、volume(ボリューム)のあるmemorable(記憶すべき)人生を、どうか送りなさい。
英語の整理本として高い完成度を誇るネクステージと、単語帳と熟語帳を兼ね備えたDUO3,0を、併用して相乗効果を生む方法を紹介します。

ネクステージとDUOに共通して、やり終えることが困難という声をよく聞きます。確かに両方とも、簡単にやり遂げるにはかなりの時間を費やさなければならないでしょう。

たとえ終えても、始めのほうの記憶が薄れてくるといったこともあります。暗記するために、反復が大切なのは言うまでもありませんが、そうすると後が手薄になります。

そこで、『ネクステージに出題された知識にあたるたびに、DUOの一文を音読する』という二つの網で知識を堅固にしていくやり方を勧めます。

たとえば、ネクステージでcall off(中止する)という744番の問題に出会うとしましょう。そしてDUOを開いて、call offが含まれる254番の一文を音読すればいいのです。

DUOには一文に複数の単熟語が含まれているので、call off以外の単熟語も同時に覚えていきましょう。

この方法で、ネクステージに掲載されている単熟語と、DUOに掲載されている単熟語の重なる範囲をすべて網羅すれば完了です。

この方法を使えば、いわゆる森を見ずに木を見るような漠然とした勉強ではなく、自分の到達度がはっきりとわかる勉強ができるはずです。

さらに同じ文に数回あたることもあり、反復して知識の定着が図れます。一文ごとの理解スピードがアップし、長文読解にも役立ちます

詳しい方法:私が書いたネクステージとDUOの対応表を見て、ネクステージを開きます。ネクステージの右側を見て、DUOを開き、対応する一文を読みます。一周終わった後は、ネクステージ対応番号の左側の問題を解いてください。間違った場合は、もう一度対応するDUOを確認する。

もちろんこの方法では、ネクステージとDUOに確認していない問題・文章がでてきます。しかし、二つの本に共通する、頻度の高い単熟語を頭に定着させることができるのです。

注意点:DUOの一文を音読するということは、発音しながら文章の意味をとれるようにするということです。読みながら意味がつかめるまで、何度も読んでみましょう。

私が対応表を作成するために使ったのは、DUO3,0初版とネクステージ第二版です。刷ごとに細かな変更点があるかもしれませんのでご注意ください。


対応表

ネクステージの問題番号―DUOの文章番号

27-403
37-170
整理4-354
48-164
50-400
54-340
56-308
58-353
64.65-531
70-39
71-187
73-379
73-402
Point27-537
85-177
88-344
90-538
102-209
120-497
124-136,476
128-295
129-439
134-448
139-439
134-448
139-220
142-517
143-534
146-415
148-378
150-225
152-31
153-315
154-313
整理18-79,556
184-526
整理20-43
192-154
199-47
204-531
206-268
208-272
整理22-85
230-249
232-18
249-100
256-288
265-296
268-493
271-524
272-10
273-145
304-182
309-179
334-241
346-493
347-68
352-335
355-112
360-451
363-151
365-540
367-470
368-371
373-400
375-75
376-262
378-127
409-515
412-553
417-19,55
418-88
426-198
435-131
463-513
483-379
484-354
487-187
488-157
489-392
490-77
498-40
505-322
506-186
521-399
525-87
533-532
535-206
550-37
553-321
554-324
556-330
558-391
561-45
564-103,171
566-119
567-253
568-518
569-541
571-528
整理57-359
585-333
587-25
588,589-113
593-72
597-81
598,599-7
601-468
整理61-405
602-427
603-71
整理62-316
604-327
整理63-131
607-138
整理64-36
611-460
613-285
整理66-269,160
618-440
627-526
633-280
636-383
637-201
645-492
649-532
650-131
661-416,84
667-519
670-438
672-259
678-116
680-213
681-218
686-499,10
687-192
691-333
694-509
696-175
697-523
703-81,411
710-507
711-325
716-61
717-515,180
718-487
720-298
731-280
733-268
736-297
738-45
744-254
745-189
747-156
748-314
749-321
750-282
751-325
752-102
753-424
755-517
756-180
757-341
759-65
760-313
761-455
762-165
764-288
765-214
771-464
772-415
773-217
775-127
776-507
777-449
779-60
780-56
781-299
783-38
784-272
785-257
786-145
787-172
788-66
789-529
790-449
791-296
792-41
793-343
794-288
798-285
799-177
800-173
801-110
802-114
803-160
804-438
806-88
810-295
813-181
814-391
815-111
816-178
817-47
819-335
822-464
823-198
824-107
825-334
826-75
828-186
829-210
830-357
831-69
832-459
836-431
840-198
841-81
843-418
844-223
845-448
846-507
847-483
848-357
850-78
852-80
854-76
856-390
857-370
858-356
859-29
860-80
861-258
862-161
863-95
864-558
868-524
869-384
870-229
871-161
872-44
873-206
874-342
875-282
876-52
878-554
879-392
882-388
883-296
885-472
886-136
887-544
893-554
894-346
895-431
896-219
897-535
898-213
899-323
900-252
901-202
902-12
904-125
906-538
907-218
908-68
910-552
914-494
916-146
917-2
918-473
919-545
920-262
921-89
922-84
926-533
927-107
929-445
930-375
931-503
932-87
933-262
934-203
935-343
936-529
937-341
940-386
943-36
944-10
945-458
946-108
948-384
952-269
954-329
961-233
968-281
973-359
976-378
979-158
980-549
983-117
987-447
988-185
993-209
995-84
996-550
997-461
998-528
1002-546
1003-370
1004-73
1005-377
1007-166
1010-372
1013-403
1016-205
1018-523
1019-163
1022-115
1025-345,260
1026-187
その他-422,270,160,105,405
1028-289
1030-302
1031-486
1032-15
1033-249
1035-382
1037-243
1040-70
1043-307
1044-537
1047-287
1048-188
1049-150
1050-496
1052-196
1055-290,394
1056-57
1057-377
1058-428
1059-23
1061-253
1062-18
1063-155
1064-429
1065-217
1066-16
1067-538
1068-413
1070-53
1071-479
1072-47
1075-17,426
1076-250
1077-15
1078-453
その他-246,245,134,407,417,189
1080-97
1082-213
1083-221
1085-309
1086-196
1087-43
1088-44
1089-463
1091-271
1093-274
1094-136
1097-470
1098-165
1099-142
1101-196
1105-298
1106-179
1107-292
1109-147
1110-135
1112-205
1113-189
1114-374
1115-316
1116-99
1118-359
1121-556
1125-12
1126-159
1127-559
1129-375
1133-337
1134-110
1135-550
1140-114
1141-61
1142-27
1143-153
1144-410
1147-416
1149-321
1150-411
1152-472
1153-511
1155-197
1156-272
1157-210
1158-203
その他-294,538,510
1160-336
1161-93
1162-60
1163-236
1164-380
1165-229
1166-385
1167-152
1169-4
1172-149
1173-163
1176-482
1177-433
1179-398
1182-279
1186-98
1200-516
1222-66
1223-63
1231-201
1233-123
1240-43
1244-514
1246-285
1253-504
1254-541
1255-310
1256-58
1259-516
1261-104
1264-552
1266-493
1267-529
1270-369,504
1271-2
1272,1273-559
1275-205
1278-535
1286-541
1287-346
1291-221
1295-360,272
1301-67
1302-37
1306-58,60
1313-98,324
1314-389,3
1315-360
1316-267
1317-482
1318-302
1319-317
1321-167
1322-274
1324-7
1325-52
1326-460,249,169
1327-446,393
1328-108
1335-62
1338-17,392,176,165
1341-33
1342-67
1344-222
1347-423,154
1348-77,180,17
1349-150
1350-179,195
1351-157
1352-341,502
1353-374,311,152
1356-243,400
1365-86
1374-33
1375-1
最低これだけは覚えていてほしいというところをかいていきます。おそらく、たいていの入試はこれくらい覚えておけば、文学史は合格点でしょう。

使い方として、一度に覚えるのではなく、古文を読むたびに、ここで確認をして作者や特徴、時代を覚えましょう。

注意すべきことは、成立時代をきちんと覚えることです。

<奈良時代>
万葉集
(特徴)4500首の和歌

<平安時代>
日本霊異記
(作者)景戒
(特徴)最古の仏教説話

竹取物語
(特徴)最古の物語

伊勢物語
(特徴)在原業平が主人公と思われる歌物語

古今和歌集
(特徴)最古の勅撰和歌集
(編者)紀貫之

土佐日記
(作者)紀貫之
(特徴)女性仮託

大和物語
(特徴)歌物語

蜻蛉日記
(作者)藤原道綱母
(特徴)夫の愛情不足に対する苦悩中心

落窪物語
(特徴)継子いじめ

枕草子
(作者)清少納言
(特徴)「をかし」に関する随筆

和泉式部日記
(作者)和泉式部
(特徴)恋話

紫式部日記
(作者)紫式部

源氏物語
(作者)紫式部
(特徴)入試出題率ナンバー1

栄華物語
(特徴)藤原氏の栄華をたたえる歴史物語

堤中納言物語
(特徴)短編集。虫めずる少女が有名

更級日記
(作者)菅原孝標女

讃岐典侍日記
(作者)藤原長子

今昔物語集
(特徴)説話集

大鏡
(特徴)藤原氏を語る歴史物語

今鏡
(特徴)歴史物語

山家集
(作者)西行法師

<鎌倉時代>
無名草子
(特徴)物語論

無名抄
(作者)鴨長明
(特徴)幽玄を説明する歌論

方丈記
(作者)鴨長明
(特徴)和漢混交文の歌論

保元物語、平氏物語、平家物語
(特徴)軍記物語

宇治拾遺物語
(特徴)説話集

建礼門院右京大夫集
(作者)藤原伊行娘
(特徴)平家滅亡の別視点

十訓抄
(特徴)十の処世訓を載せた説話集

古今著聞著
(編者)橘成季
(特徴)説話集

十六夜日記
(作者)阿仏尼
(特徴)紀行日記

沙石集
(作者)無住
(特徴)仏教説話

とはすがたり
(特徴)日記文学

徒然草
(作者)吉田兼好
(特徴)随筆

<室町時代>
太平記
(特徴)軍記物語

増鏡
(特徴)歴史物語

義経記
(特徴)源義経を描いた軍記物語

<江戸時代>
野ざらし紀行、笈の小文、奥の細道
(作者)松尾芭蕉
(特徴)紀行文

雨月物語
(作者)上田秋成
(特徴)読本

去来抄
(作者)向井去来
(特徴)俳論

源氏物語玉の小櫛、玉勝間
(作者)本居宣長
(特徴)前者は注釈。後者は随筆

花月草子
(作者)松平定信
(特徴)擬古文の随筆

「平安物語成立順序」

タイヤ、うおっ!幻影=土。

タ(竹取物語)
イ(伊勢物語)
ヤ(大和物語)
う(宇津保物語)
お(落窪物語)
幻(源氏物語)
影(栄華物語)
土(堤中納言物語)


これ以外の物語は、基本的に鎌倉時代と思えばよいでしょう。

「平安日記成立順序」

十日、マイム、晒さねば。

十(土佐日記)
日(蜻蛉日記)
マ(枕草子)
イ(和泉式部日記)
ム(紫式部日記)
晒(更級日記)
さ(讃岐典侍日記)


マイムはパントマイムのことです。
案外国公立でも私立でも、忘れたころに出題されます。ここではこじつけでさっと覚えましょう。

■睦月(むつき) 陰暦一月
正月を迎え(1月)、まじく家族が集まるのです。

■如月(きさらぎ) 陰暦二月
の雪がさらさら解ける、つまり冬の終わり(2月)ですね。

■弥生(やよひ) 陰暦三月
3月、卒業です。いやよと言ってもお別れです。

■卯月(うづき) 陰暦四月
ウサギは何か「新入生(4月)のイメージ」がしますよね。

■皐月(さつき) 陰暦五月
五月(さつき)晴れ、五月(さつき)病なんて聞いたことありませんか?

■水無月(みなづき) 陰暦六月
梅雨の時期(6月)なのにいって変ですね。そんな矛盾をはらんでます。

■文月(ふづき/ふみづき) 陰暦七月
受験生は夏休みが始まった(7月)からといっても、を読んで勉強しなければなりません。

■葉月(はづき) 陰暦八月
葉っぱが元気なのは、何といっても夏真っ盛り(8月)。

■長月(ながつき) 陰暦九月
夏が終わって(9月)、夜が少しずつ長くなっていくのですね。

■神無月(かみなづき) 陰暦十月
(10月)で殺したから、いのです。

■霜月(しもつき) 陰暦十一月
冬が近づいて(11月)、が初めて下りてきました。

■師走(しはす) 陰暦十二月
師匠が走るほど忙しいわけです、年末は。