あくまでも、ゴジラをネタにした妄想記事ではありますが、


実際にこのような新種の生物が、何らかの人為的操作によって


生まれないと言う保証はありません。


「進化」もある意味新種の生物と呼べるわけですから。



新しい生物が、「進化」により生まれたとしても、


その個体が生き残り、子孫を作り、その形質を受け継がせる事は容易ではありません。


「天敵」や「生存環境」の問題です。



自然界にはあらかじめ、特定の種の爆発的繁殖を抑制するための機構があります。


その一つが「天敵」なわけですが、もしゴジラが実在したとすると、


当面の天敵はいません。(映画を見る限り)


が、前回書いたように「磁石」が唯一の弱点と言えるでしょう。



現実世界では、今日、さまざまな形で遺伝子操作を伴う実験が行われています。


例えば、遺伝子組み換え大腸菌、遺伝子組み換え動物。


特定の遺伝子を操作して、天敵にのみ有害な物質を作るようにした植物は、


農作物として既に実用化し、我々の身近な所で見ることができます。



ここで大切なのは、これら「遺伝子組み換え生物」の取り扱いで、


もしこれらが不必要に自然界に拡散したら大変なことになります。


もしですが、「遺伝子組み換え大腸菌」が自然界に拡散してしまったとします。

この大腸菌は遺伝子操作により、メラニン色素を作り、分厚い細胞膜を有する用

操作されていた場合、普通なら放置しても問題ない程度の拡散だったとしても、

・メラニン色素を作る機能を持っている ⇒ 紫外線滅菌が困難

・分厚い細胞膜を持つようになっている ⇒ 乾燥に強い

∴滅菌駆除困難

となります。



この様なことが無いように、実験で使用する遺伝子組み換え大腸菌は、


通常の環境では増殖できないような遺伝子操作もされており、


また、廃棄する際も滅菌することが義務付けられていますし、


例えば遺伝子組み換え農作物は、不必要な拡散に対する安全性が

確認された上で商品化されています。


さもなければ「Vs, ビオランテ」の最後のシーンが、


後の「Vs. スペースゴジラ」に繋がったように、


「何が起こるかわからない」事になってしまいます。


って、結局ゴジラネタかよ。

<昨日の続き>


ゴジラの骨がCaベースではなくて他の物質、


仮にここではSrの放射性同位体ストロンチウム90とします。


このストロンチウム90は強力なβ線源です。


この様な線源が体内に多量にあると言う事は、


常に高線量の内部被ばくに晒されていることを意味し、


通常の生物が生きてゆくことは不可能なのですが、


なぜか語らは今日も元気に暴れてます(映画の中で)。




そもそも何故核(放射線)が生命にとって有害かと言いますと、


放射線が細胞内を通過する時、原子から電子をひきはがして


生命の設計図である遺伝情報を書き換え、


本来作られるはずの蛋白を作らない、


あるいは本来とは違った蛋白を釣らせ、


結果細胞を死に追いやるからです。



簡単に言うと、遺伝子の塩基配列が水素結合で成り立っている限り、


核(放射線)は生物にとって最大最悪の有害物質であると言えます。



にもかかわらず、なぜゴジラは放射線に晒されても生きていられるか。


一つの可能性としてゴジラの塩基配列が水素結合ではなく、


金属結合で成り立っているとすれば、一応の説明が付きます。


その場合、我々にとって核が脅威であるのと同じ様に、


ゴジラにとって「磁場」が脅威になると思われます。

ゴジラを生物学的にとらえると、非常に興味深いものがあります。


ゴジラの身長ですが、作品によりまちまちですが、


第一作に敬意を表し、身長を約50メートルとします。


果たしてこれは地球上の生物で可能でしょうか?



地球上に生息する内骨格動物の骨は、陸上、海中を問わず、


基本Caを主成分としています。


Caベースの骨格で支えられる体高は、計算上約20メートルとされています。


これはこれまでに発掘された巨大陸上生物、具体的には大型恐竜の


最大身長とほぼ同じことから正しい値であると考えられます。


これに対して、ゴジラは50メートル。 単純に解釈すると無理があります。



ゴジラの元となったとされる「ゴジラザウルス(架空)」の身長が約12メートル。


これはOKです。



このゴジラサウルスが、後のビキニ環礁の核実験の影響でゴジラとなったとされています。


これは放射線による突然変異を意味していると思われますが、


もしこの時骨に含まれるCaが、核実験により生じた放射性SrやBa、Ra に置き換わったとすると、


身長50メートルも不可能と言い切れなくなります。


そしてこれら放射性元素は、体内に蓄積され、


ゴジラの口から発せられる「放射熱線」の線源(エネルギー源)にもなり得ます。



<続く>