キャンディ雑談
出張出演
テリィとアンソニーが夢の共演をしていたのをご存知ですか?
キャンディキャラ達が「パロスの剣」(画いがらしゆみこ・原作栗本薫)に登場していると、読者のRoseさんから教えていただきました。これが問題のシーンです。
角川文庫 1986~1987年
アンソニーとステアが生きてる・・アンソニーの隣にテリィがいる・・・アンソニーの手にはが・・
これは・・・、悶絶っ!!ありがとう、パロスの剣!! しかし似てないな・・。
キャンディが着ている服って、何気にネグリジェ?(さすが、ネグリジェねーちゃん)
ちなみに、同じいがらし先生のアニメ「レディジョージィ」(漫画は「ジョージィ」)では、テリィの声優富山敬さんとキャンディの松島みのりさんが貴族の夫婦役で声を充てています
(アニメ第34話など)キャサリンの両親役です。
テリィの涙
キャンディとテリィが初めて会った時、テリィは船の甲板で涙を流していました。はるばる海を越えて訪ねて行った母親に、冷たい言葉を言われたからですが、この場面、漫画と小説では描写が少し違います。
漫画では家へ訪ねて行き、出迎えた母親の「もうきちゃだめよ」という言葉にキレて帰国しますが、小説では辛辣さが増しています。映画のセットの裏に隠すように連れていかれ、大金を渡され「お願いだから直ぐにロンドンに帰って」と言われます。
・・・そりゃ、甲板で泣きたくなりますね・・。
アニメ版ではイギリスへ到着したキャンディ達一行は、大おじさまを探してロンドンの一流ホテル(実在するサヴォイホテルです)に乗り込みますが、そのスウィートルームでなぜかテリィと鉢合わせします。
学生が一人でホテルに?とブログ主は違和感しかありませんでした。
しかしよく考えてみると、船でテリィと出会ったのは元日でイギリスへ着いたのが1月4日。新学期はまだ始まっていません。
テリィは居心地の悪い実家を避け、ホテルで新学期までの数日を潰していたのか?
‥そう考えると、テリィってどこまでも不憫です・・。
ワルツの曲名
アニメでキャンディは、アンソニー、ステア、アーチー、テリィとワルツを踊ります。
テリィは「いい曲だね。いかがです姫・・一曲お相手を」とお辞儀をします。
オリジナル曲かと思いきや「Un Baile De EnsuenoVals」という曲のようです。
何語でしょう?
スペイン語?Google翻訳によると「夢のダンスワルツ」のようですが・・
もしかしたら、キャンディキャンディからパクっているのかもしれませんが??
【2024年2月26日加筆】
キャンディの作曲者でおなじみに渡辺岳夫先生の「夢の舞踏会」という曲だそうです
キャンディのBGM集に収まっています。(…なぜ気付かなかった私)
試聴できますよ~
ロクアンさん、情報提供ありがとうございます
【加筆は↑ここまで】
思い出のピクニック
漫画に出てきた「テリィの母親との唯一の思い出はピクニック」というくだり。印象的ですが、実は旧小説やファイナルには出てきません。
小説世界での「唯一の思い出」は「モーツァルトの子守唄をピアノで弾いてくれた」です。下巻P55
ただ、「幼い頃、ここ(スコットランド)で過ごした夏が忘れられない・・」下巻P85 というセリフは出てきます。
スコットランドで親子でピクニックをした可能性はありますが、漫画を読む限り、アメリカかイギリスかは特定できません。
読者は漫画の記憶が大いに刷り込まれた上で小説を読むので、書かれていないことも、あたかも書かれていたように錯覚してしまうようです。
次の考察は、そんな「盲点」とも言える部分に迫っていこうと思います
次へ「考察」です