モノローグ
本来ブログ主は、名木田先生の心の中で既に青写真が出来ているという、続編(完結編)が読みたいのです。キャンディの物語を完結できるのは、原作者しかいないのですから
しかし、現状に於いてそれは叶いそうになく、キャンディの物語は想像世界で永遠に終わりそうもない・・、そう思っているファンは多いと思います。
ブログ主はジグソーパズルが好きなのですが、ある日ファイナルという本の中に散らばったピースを組み合わせて、完成させたくなりました。
ファイナルの不完全な部分を自身の想像力で補完するべく、文章の世界に疎い素人が一念発起したのです。なんと無謀な・・
できる限り忠実にファイナルをベースに物語を組み立て、原作のイメージを壊さないよう心掛けました。
先の事は考えず、ただただ自己完結する為に書いたのですが、費やした時間や文章に愛着がわき、公開することにしました。(全て書き終えてから公開しました)
若干のモヤモヤを抱いている皆さんの、妄想のお手伝いになれば幸いです。
初心者から熱烈ファンの方でも読めるように回想やおさらいを含めた構成にしました。
1章を読んでいただければ、概ね漫画とファイナルの内容は網羅できると思います。
執筆にあたり色々調べる過程で、多くの発見もありました。いいえ、逆かもしれません。
発見したからお伝えしたい、という気持ちが恐れ多くも働き、公開した気もします。
・・物や花、エピソードに込められた原作者やアニメスタッフの想い。
そんな発見を作中に少しづつ盛り込み、ファイナルを土台に物語を組み立てました。
もちろんファイナルに出てきた伏線は全てぶち込んでいますので、コアなファンの方にはその辺りも楽しんでいただけるのではないでしょうか。
執筆にあたっては、ファイナルの設定を最優先しています。小説と漫画とでセリフや設定、固有名詞が異なる部分においては、ファイナル(小説)>漫画>アニメ の優先順位で引用しています。
(※一部漫画を優先させたものもあります)
その為、現在使われている表記と異なる言葉も登場します。
例)
シェイクスピアシェークスピア
サウザンプトンサザンプトン
パーティーパーティ
看護師看護婦など
諸説ある登場人物の年齢や年表などは、ファイナルに基づきます。
特にキャンディの年齢については、「ラガン家に行ったとき13歳になったばかり」=(1899年生まれ)、という内容を尊重し、漫画の年齢詐称疑惑(「あたしもよ(15才よ)」という密航時の発言)は無視することにしました。つまり、キャンディがテリィと別れたのは15歳という設定になります。
またアニメでは話を引き延ばすためか、原作では接触することがなかった人物同士が、出会ったり会話をしたりするケースが散見されますが、そのような設定もファイナル重視の観点から全て排除しています。
他の二次小説を決してパクったりはしていませんが、同じキャラクターや原作に登場するエピソード・アイテムを使って展開する関係で、多少の類似点は生じていると思われます。
ただし、ブログ主は二次小説マニアではありません。当小説の執筆前に読んだ二次小説は二作品です。
(ファイナル以前の作品と海外作品です)
当二次小説は、いちファンが公開した物語であり、両先生方とは一切関係がございません。
またファン活動において、びた一文の利益も生じておりません。
当ブログにおける二次小説の著作権は、ブログ主ブルーベルに帰属します。
誤字脱字・語彙の誤用については素人ですのでご容赦ください。
各章の最後に解説を含めた「中書き・雑談・考察」を挟みます。
イラスト転用について
当ブログは、「初心者でも読める」と銘打っている為、いがらし先生の原画が少なからず登場します。
控えるべきと承知しておりますが、漫画に触れたことのない読者さまに原作のイメージをお伝えしたいという勝手な想いがあります。
営利目的ではないファンサイトとして寛容な目で見てくださると(つまり見逃して~)幸いです。
ロミジュリさんのイラストについて
いがらしゆみこ先生そっくりなイラストを描くファンアート作家ロミジュリさんの作品が、当小説内に登場します。全てご本人の承諾を得て掲載しています。
ロミジュリさんは過去にイラスト盗用などの被害を受けた経緯がある為
イラストのネット媒体(pintarest、twitter、facebook、YouTubeなど)での保存、拡散、無断掲載、無断利用などは固く禁じます。
無断転載で何か問題が生じた場合は、責任を取って頂きます。
アメンバー募集について
一部にアメンバー限定記事もございますが、二次小説と考察の殆どは、どなたでも閲覧可能です。
アメンバー記事の閲覧を希望される場合は、こちら↓をご覧ください。
押さえておきたい登場人物
※ご存知の方はとばしてください。
キャンディス・ホワイト・アードレー
孤児院ポニーの家で育った木登りと投げ縄が得意なおてんばな女の子。緑色の瞳とそばかすがチャームポイント。13歳の時大富豪アードレー家の養女になる。後に看護婦として自立する。
キャンディが6歳の時、ポニーの丘の上で出会ったキルト(スコットランドの民族衣装)を着た少年。初恋の人。「笑った方がかわいいよ、おちびちゃん」と言うセリフと、アードレー家の紋章の入った鷲の形の銀のバッジを残し、風のように消えてしまう。
孤児院ポニーの家で一緒に育った幼馴染。6歳の時シカゴのお金持ちのブライトン家の養女になる。
丘の上の王子さまにそっくりな金髪碧眼の少年。アードレー家の一族。
キャンディに自分の作った新種のバラ(スウィート・キャンディ)をプレゼントし、その日をキャンディの誕生日にする。
キャンディと両想いになるが、キャンディのお披露目の場のキツネ狩りで落馬し、15歳で命を落とす。
アーチーボルド・コーンウェル
アードレー家の一族。キャンディに心を寄せるも、漫画の後半では自分を慕うアニーを受け入れ、ファイナルではアニーと婚約する。
アリステア・コーンウェル
発明が趣味のアーチーの2歳上の兄。キャンディに静かな愛情を寄せていたが、発明を評価してくれるキャンディの親友パティと良い関係になる。
フランス軍に志願し、空中戦の末、撃沈され絶命する。
キャンディの奉公先の意地悪な兄妹。アードレー家の一族。
イライザはアンソニーやテリィに恋心を抱き、横恋慕する。ニールは物語後半でキャンディを好きになり、強引に結婚を迫る。
イギリス、セントポール学院で出会った貴族の子息。アメリカの大女優エレノア・ベーカーの隠し子。複雑な生い立ちゆえに陰がある。キャンディをかばって学院を退学し、アメリカへ渡り役者として頭角を現す。キャンディとは両想いだったが、自分の身代わりになって大けがをしたスザナを見捨てることができず、キャンディと別れる。
スザナ・マーロウ
テリィが所属するストラスフォード劇団の美人女優。ロミオとジュリエットの稽古中に舞台照明が落下し、テリィをかばって足を切断してしまう。テリィを愛するあまり、思いつめて自殺しようとするがキャンディに助けられる。その事件がきっかけになり、テリィは苦渋の決断をする。
キャンディを養女に迎え入れた、姿を現さないアードレー家の大総長。
その正体は、丘の上の王子さま(アルバートさん)。
アルバートさん
キャンディの行く先々で、困った時に現れる動物好きのお兄さん。当初は茶色の髪、髭ボーボーで浮浪者のような風体だったが、物語中半で髭をそり後半では金髪に変わる。
記憶喪失になりキャンディの病院に運び込まれる。病院を追い出された後はキャンディと一緒に生活する。
マーチン先生
シカゴの病院を首になったキャンディを雇ってくれた診療所の医師。趣味は知恵の輪。人物画はプロ級。
※スペルが誤っているものがあります。
しかし、こうして見ると、じーさん、ばーさんが多いですねマーチン先生がいない・・・