7章の中書き

 

7章、お読みいただきありがとうございました。🙇‍♀️ 

レ・ミゼラブルを出したのは、あのひとの本棚にフランスの文学書があったからです。 

ブロードウェーミュージカルでロングラン公演になるのは、ず~と後世ですが、その前身になる舞台で、エレノア・ベーカーも関わってるといいな、というブログ主の願いも込めて。 

 

ポニーの家の子がよそへ引き取られる際に、新しいパジャマを持たせるというエピソードは、アニメオリジナルのものです。巣立つ子供への先生たちの愛情がよく表現され、じ~んとした記憶があります。ぐすん

キャンディの三種の宝物は、小説と漫画(アニメ)では少し内容が違います。

ポニー先生のクルス(十字架)と王子様のバッジは共通ですが、小説はテリィの白いタイ、漫画とアニメではアンソニーの写真です。 

キャンディの幼馴染のトムは、漫画ではワンカットしか出てきませんが、アニメでは大活躍でした。 

キャンディはテリィの手紙を水色のリボンで括って保管していたようです。 

これは小説の中に出てきたエピソードではなく、初期の小説のあとがきで名木田先生が教えてくれたことです。 

ファイナルの下巻は水色で装丁されていますし、テリィは水色、アンソニーはピンクというイメージカラーを原作者はお持ちなのかもしれません。 

 

続く8章はいよいよ最終章です。スザナとテリィの過去が語られます。 

テリィファンは精神安定剤又はハンカチ又はお酒とおつまみ生ビールおでん右をご用意ください。

 

 

Making of  11年目のソネット 

 

殆どの方は興味ないと思いますが、質問される事が多いので、この機会にお話ししたいと思いますニコ

テリィファンの中にはテリィとキャンディの別れがトラウマになっている方もいるようですが、ブログ主の「急所」はテリィとの別れのシーンでも、ポニーの丘で腕を広げるアルバートさんでもありません。 

ロックスタウンで登場した、安っぽい花柄の衣装を着たボロボロのテリィです。ガーン

 

 

いがらし先生~~、、テリィになんて衣装を~あせると今でも半泣き。 ぐすん

 

しかしそのシーン以外、実はたいしたモヤモヤはありません。 

小学生当時は「おもしろかった♡」で終わり、長い間忘れていました。

トラウマにならなかったのは、あの物語をキャンディの成長物語として捉えていたからだと思います。

 

そして数十年が経過し、何かの折に「キャンディはアルバートさんと結ばれたんだよね?」というコメントを読んだ時、「あれはそういう意味なの?」と確認したくなり、ヤフオクで中古の漫画をポチ下差し

「あぁ、そうかも」と読んで納得しました。

この時の感想はテリィが・・ではなく、「この物語って単なる恋愛漫画じゃなく、”人の死、それぞれの生き方”がテーマだったんだ。深いし大きいな」と作品の凄さを実感。

そしてその数カ月後ファイナルストーリーの発売を知り、中古をヤフオクでポチ(500円ぐらいだった)。

「あら?そうなんだ」と読んでスッキリ。 

テリィファンの私は、あのひとはテリィに思えました。

もっと再会秘話や会話が聞きたかったなぁ、と残念に思ったぐらいしか記憶にありません。

 

いつの頃からか、頭の中で浮かんだ再会シーン(2章⑭)と新妻キャンディを団員に紹介するシーン(4章⑲)を妄想することが、寝る前の日課の一つになりました。

ところがこの妄想、全く進まないのです。そう、5秒で寝落ちしてしまうからです。 ガーン

 

「名木田先生続編かいてくれないかなぁ~、脳内で青写真があるなら発表してほしいなぁ」 

と若干の恨み節を唱えつつ、二次の世界に救いを求めても、アンソニーが生きていた話など、なかなか続編的な小説が見つからない。 汗

 

そんなある日、ふと疑問が。 

「テリィってスウィートキャンディのこと知らないよね?知ったらどうなる?嫉妬する?」 

そう考えた時、アンソニーに完敗したと悟るテリィの絵と「俺よりキザな奴がいたとは驚いたぜ」というセリフが降りてきました。 

なぜかそれをパソコンに打ちこんでおこう、と思ってしまい、一行打ったら最後、物語を冒頭からそのセリフまで繋げたくなりました。 

それからです。雨のように降ってくる物語をひたすらパソコンに打ちこむ作業が始まったのは。 

何のためにこんな事をしているんだ?と疑問を持ちながらも、とにかく打っておこうと。 

頭の中を整理整頓しキャンディの妄想の旅を終わらせたかった、のかもしれません。 

そんな作業が3~6カ月ほど。 

その間鉛筆を持った記憶もなければ、頭を抱えてストーリーを練った記憶もありません。 

いえ、正確には、エレノアと公爵の過去は辻褄を合わせる為に考えました。

8章まで打ち終わると、「では一章から読み返してみよう」となり、読み返すとまた新たなエピソードが降ってくる。それはもう、枝豆を茹でている時でも、イカを炙っている時でも。(完全に飲む気ですね) 

 

「あれ?」と思った疑問の答えは、全てファイナルストーリーの中にありました。 

 

「キャンディとテリィはこの10年、全く、一秒も会わなかったんだろうか?」

テリィにはもう会わないとスザナと約束した。だから会いに行くはずがない。実際観劇も断っている。 

・・でもどこかですれ違ったりは?目があっちゃったら、「会った」ことになるな、じゃあそれもないわけだ。 

そうして降りてきたエピソードが1章前半の「ニアミス」 。

 

「アルバートさんはこの10年、何を考え何をしていたんだろう?」

「キャンディの幸せがどこにあるか見守る」って言ってたな。アルバートさん式見守りって?

あ、そうか。総長だもんネ、と足したのが6章の後半のエピソード。

 

「キャンディを想い続けていたテリィは、10年をどう過ごしていたんだろう?」 

「スザナを幸せにできなくて、どうしてキャンディの幸せを願うことが出来るんだ!」と言ってたな。

なんだ、この意味不明のセリフは。 ショック

スザナ>キャンディなのか、スザナ=キャンディ、スザナ<キャンディなのか、全然わからないな。むかっ

でもまぁ一皮剥けて前向きみたい。二人に幸せになってもらいたいのね、と書いたのが次の8章。 

 

そんな感じで、本から見えた部分を書き、見えてこなかった部分は文章にしていません。 

イライザの反省とか恋愛とか、そんなものは全く見えなかった・・

つまり当小説は、己の願望をぶつけた二次小説とはちょっと違う・・?と自分では思っています。

奇想天外なことは何も起こらない普通の物語😑・・・でしょうか。

 

新たな疑問がわき、新たな答えが出る。それを物語に足し、そこにつながる伏線を前に貼る。 

一章から読み返すたびに降ってきてしまう物語に、見切りを付けたくなったのが今年の春です。 

一回目の下書き完成から2年ほどたっていました。 

サクラダファミリアのように、一生完成しないように思えるこの小説を世に出してしまえば、手直しできなくなる、強制終了できる。 

そんな淡い期待もあって、アメブロに登録したのが2021年4月の下旬です。 

始めた当初は二人のブロガーさんに告知しただけだったので「100人ぐらいに読んでもらえれば」と思っていましたが、アクセス数があっという間に伸びて行き、キャンディキャンディという素材の底力を垣間見ました。 

いえ、その二人のブロガーさんのおかげかも お願いキラキラ

 

キャンディの誕生日にスタートしたこの小説もラスト一章。(・・長かった汗) 

若干の寂しさもありますが、最終章につなげる為に今まで紡いできた物語です。 

どうぞ、お受け取りくださいプレゼント

 

 

校閲三人官女 

 

パソコンをひたすら打ちまくった結果、当然ですが誤字脱字がそれはもう大量に・・・ アセアセ

脳内で流し読みしている私には小さなミスは発見できません。 

スペックが低い私のパソコンにはチェック機能も働かない・・。 

 

小説のタイトル「11年目のソネット」の英語のスペルを3章ぐらいまで間違えていたアホすぎエピソードはあまりにも有名です。

正しくはSONNET。きちんと調べたはずなのに、いつの間にかSONEET、時にはSONETT。 

アホすぎと言えば、これもです。 

「ふく水盆に返らず」を「覆水」ではなく「腹水」とポンと入力しても気付かない。 

しかも2回も打っている。 

「腹水」が選択肢の一番上に表示される私のパソコンの履歴って 💧(病んでいるおやじか?)

皆さん、気付いていたでしょ・・・。えー?

私への気遣い?そんな優しさいりませんからっ おーっ!

 

いつの頃からか、そんな私のミスを教えてくれる慈悲深いフォロワさんーも現れ、数人を「校閲係」に指名しました。 

特に小説も後半に入ってじりじりその実力を開花させた校閲三人官女の仕事ぶりは圧巻です。 拍手

ぴゆっちさん、紫猫さん、happiさん。 

最近では朝一番でこっそりミスを教えてくれる通報が、怖くて、こわ・・、いえ、ありがたい真顔です。 

しかもこの三人、単なる誤字の指摘だけにとどまらないところが凄いところ。

 

例えば・・ 

6章の〇でテリィが「アルバート・・・・」と呼び捨てにしています。これは敢えてですか? 

(いいえ、「さん」を忘れました。ミスです・・・) 

 

6章の〇回でジョルジュがキャンディを「キャンディ様」と呼んでいます。いいのですか? 

(いいえ、キャンディス様です・・・ミスです) 

 

「パーティ」ではなく「パーティーです」と、一見ミスかどうか自分には分からないようなご指摘まで。

暗号で知らせてくる時もありました。 

 

7章〇回。「体力自慢の”車野郎”が2か所あります」(※カウボーイをカーボーイと表記していたミス) 

(・・はい、牛です。車じゃないです・・)

 

しかも

「せっかく直して頂いたところ、直っていません。前よりひどくなっています」 

と、見回り確認までしてくれる徹底ぶり。 前よりひどく直す私っていったい・・

 

素晴らしい! ✨拍手拍手拍手

 

しかし!!

そんな三人官女も見逃していた大きなミスがこのほど発掘されました。 

何と2章です!これは新参コメンテーターのkarucafeさんからのご指摘でした。 

 

2章①  テリィのスターぶりを表現したキメっキメっの部分キラキラ

「主演男優賞を何度も獲得している花柄俳優に抜けられては、劇団経営に少なからず支障が出る 」 

 

ガーンガーンガーンガーン

・・・み、みなさん・・、、、

「何度も繰り返し読んでいます💕」って、あのコメントは噓ですね? 

だって気付くはずですよ。 

 

花柄俳優」って何ー―!? 笑い泣き

これだよ

気付いていたなら言って下さいよっっ~!!そんな情けはいりませんから💦 笑い泣き

 

・・7章も後半に入ったところで2章冒頭のこの誤字の指摘には、さすがに失笑しました。 

しかし

花柄テリィを見て半泣きしていた時代を考えれば、今は爆笑エピソードに変わったわけです。

この小説を書いてよかったなぁ、としみじみ・・。😌 え、そんなことでしみじみ?

 

 

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クローバー ロミジュリさん降臨劇の発起人ロクアンさん翻訳の小説の連載が始まりましたビックリマーク 

 

当コメント欄で度々話題に上っていた、テリィとキャンディの小説『渦の中の再会』。

いろいろあって(割愛するなっ)、アメブロに分家を設けてくださいました💕

挿絵はロミジュリさんが担当されています。

以下はロクアンさんから頂いた紹介文です♪

 

 

 

 

「渦の中の再会」は海外のキャンディファンには有名な2次小説で、ファイナルストーリー発表前に書かれた作品です。作者はメキシコ在住のMercurioさん。主な舞台は第一次世界大戦下のパリ。

キャンディが従軍看護婦としてパリにやってくるところから始まります。

漫画のあの最終回の続きはこの作品だと思えるほどのドラマチックが満載、愛すべき各キャラクターのドラマも存分に楽しめる作品です。

 

 

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