今日5月7日はキャンディの誕生日。この記念すべき日にブログを始めたいと思います赤薔薇
漫画「キャンディ・キャンディ」の連載終了は1979年ですが、この物語に終わりはありません。

今更であっても、この物語を語るのに時代はもはや関係ないのではないでしょうか。

・・と言うのも、表舞台からいつの間にか姿を消したこの名作の「今」を知るタイミングには個人差があり、今更知った、今日知った、という人も多いはず。
懐かし~、と言うあなたや、よく知らないあなた、もちろん熱烈なファンの方にも、ぜひご覧ください。おねがい

漫画(アニメ)終了から約30年後の2010年、キャンディ♥キャンディの原作者名木田恵子(水木杏子)先生は小説『キャンディキャンディFINAL・STORY』を書き下ろしてくださいました。

漫画の続編的な小説であり、一線を画す小説ともいえます。


この小説は、名木田恵子先生が「物語としては、完全ではありません」と言う様に、ある意味不完全な形で終わっています。

キャンディの最終的なお相手である「あのひと」の名前が明かされていないのです。

だからこそ、「あのひと考察」や私的二次小説が雨後の筍のごとく賑わうのでしょう。

このブログは、小説FINAL STORY
の考察、私的二次小説、ブログ系記事を中心としたキャンディキャンディ専用サイトです。

どなた様も楽しめる内容を目指しましたニコニコ


小説を未読の人、漫画・アニメをうろ覚えの人、全く知らない人、コアなファンを自負できる人、そんな皆さんが読める内容になっています。


キャンディの世界を語り合えるコミュニケーションの場になれば、と思っています。

感想・考察どんどんお寄せくださいハート

 


©水木杏子・いがらしゆみこ/画像お借りします


キャンディハートキャンデイ の魅力を くどいほど語る 

アニメにもなった少女漫画の金字塔 「キャンディ♡キャンディ」。
その謂れは今の少女漫画界では見られないような、スケールの大きさ、文学的な香りがするメッセージ性の高い水木杏子先生の原作と、今にも本の中から跳び出しそうな、いがらしゆみこ氏のチャーミングで躍動的な絵柄がタックを組んだことに他なりません。


アニメの作画はいがらし氏とは似ても似つかない酷なものではありましたが、アニメオリジナルも含めて話は秀逸で、情景・心理描写に花を添える渡辺岳夫氏が手掛けた主題歌・BGMはどれも名曲揃い。
バロック風の曲調にチェンバロの音色で始まる主題歌のイントロは、編曲の松山ゆう士氏の仕事が光り、原作者自ら筆をとった歌詞のフレーズは、一度聴いたら耳に残るでしょう。

特に途中に入る転調が素晴らしい!と、皆さんの歓喜の声が聞こえるようです。

歌手の堀江美都子氏の伸びやかな歌声は今も健在で、大切に歌い続けているお姿を見るだけで、自然に涙がこぼれます。


曲を聴いているだけでも、主人公のキャンディが幾度となく苦境に立たされ絶望を経験しながらも、持ち前の明るさを失わず、希望を胸に自らの道を切り拓いていく様が見えるようです。

 

 

 


キャンディは魔法を使ったりしません。超人的な能力で敵と戦ったり、時空を往復したりもしません。
特別な才能もないので、突然覚醒したようなカッコよさを披露することも、心に響く金言を放つこともありません。
ドジで明るい、いわば少女漫画の典型(元祖)ともいえる普通の女の子が成長していく過程を、明朗快活に、時に切なく描いた極めて正統派の児童文学作品です、と言わせていただきます。


老若男女問わず心が温かくなる、こんな作品はそうはありません。今の子供はどんなアニメで育っているのか。これを知らずに育つのは本当にもったいない、と老婆心ながら思ってしまいます。
読んだことのない方は死ぬまでに一度お読みください。全9巻(文庫本では全6巻)あっという間に読み終わり、名作と言われる理由が直ぐに分かるでしょう。


―と言いたいところですが、残念ながらこの漫画(アニメ)は公には現在瀕死の状態にあり、強い意志がないと触れることができません。
漫画家と原作者との間に著作権絡みのゴタゴタが生じたことが原因なのですが、それがメディアに取り上げられることはない為、事情を知らない人もいまだ多いのではないでしょうか。

誰もが知る国民的アニメだったのに、アニメソング特集などでも、まるで作品自体が存在しなかったように扱われる現状が残念で仕方ありません。ぐすん汗
 

 

次へ左矢印左矢印左矢印次は「5分で分かる・漫画キャンディキャンディ」です。

 

 

 

 

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