激録!!双子密着24時 ~涙と笑いの育児物語~ -5ページ目

双子のいる生活~たけっち家のと或る一日~<後編>

お昼寝は、父が添い寝をして寝かしつけます。
たいていAltaはゴロゴロしているうちに寝るのですが、
Panaが寝るかどうかは、一か八かの博打です。

母がキッチンで家事をしていると、
寝室のドアがバーーン!!と開き、中からPanaが出てきた時の絶望感…。
大人達の、ひとときのフリータイムは儚くも崩れ去ることになります。

午前中に公園に行かなかった時は、こうなることが多いです。
運良く二人とも寝てくれた時は…、我々は自由だーーー!!

しかし、ここからが本気のお仕事モードです。
双子が寝ている間に、集中して仕事を進めます。
元々父と母は職場恋愛の同業者なので、今も一緒にお仕事をしております。

お昼寝は、だいたい1時半から15時半頃までです。
それより早く起きてしまうことも多々ありますが、
15時半になっても起きない場合は、夜に響くので起こすようにしています。

お昼寝から起きたら、おやつの時間です。
角切りリンゴをチンしてヨーグルトをかけたり、ホットケーキミックスで蒸しパンにしたり、
更に手抜きの時は市販のお菓子で済ませたりもします。

最近、ボーロを入れておくケースを購入したので、これにボーロやビスケットを入れておくと
ひっくり返してもこぼれないし、チビチビ取り出して食べてくれるので間がもつし、
とっても助かっています。外出時にも重宝しています。もっと早く買えば良かった!
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おやつが終わった後は、双子達は自由に遊ばせておいて、再びお仕事に戻ります。
ぐずった時は、母だけお仕事から離脱して、双子をあやす道化に徹します。
おかあさんといっしょのビデオを見ながら、全力でタップを踏んだり、
変顔に取り組んだりしてみます。

17時頃から夕食の支度開始です。
買い物は生協の宅配プラス、週に2回ほど近所のスーパーでまとめ買いしています。
なるべく取り分けができるメニューにしたいと思っているのですが、
それが難しい時は双子の分は別に作っています。
これがなかなか面倒ですよね…。
早く大人と同じものを食べられるようになってほしいものです。

支度が出来次第、夕飯をいただきます。
二人共、割と何でも食べるほうだと思うのですが、
ハンバーグや魚系のおかずは野獣のごとくガツガツ食べています。

特にPanaは天性の食いしん坊で、自分が早く食べ終わると、
焦り気味に「早く椅子から降ろせ!!」と要求し、
ハイエナのごとくAltaの椅子の下をうろつき、
隙あらば手を伸ばして、Altaの食べ物を奪います。

伸ばした手がうまく食べ物にヒットした時は、
してやったり!で素早く獲物を口に押し込み、
母に捕らえられないうちに全力で逃げます。
当のAltaは何事もなかったように、ポーっとのんびり食事を続けております。

そんな慌しい夕食を終え、母が後片付けを終えたらお風呂の時間です。
最近では、お風呂までも家族4人まとめて入るという凶行に走っております。
仲良し家族~♪を気取ってる訳ではないのですが、時間短縮と節約のためです。
母&Altaが洗い場にいる時は、父&Panaが湯船につかるという交代制で、
効率重視のシステマチックバスタイムです。

冬場はAltaのお肌が乾燥でカサカサしており、お風呂に入ると痒いようで
掻きむしって傷だらけになっていました。
皮膚科で保湿のお薬をもらい、朝晩塗るようになってから随分ましになったのですが、
お風呂でもなるべく石鹸を使わないほうがよいとのことだったので、
体を洗うときはお湯で流すだけにしています。
新陳代謝が活発な子供でも石鹸不要ということは、
ほぼ細胞が死亡している母など、入浴さえも不要なのでしょうか?

父が先にお風呂からあがり、双子の着替えを済ませている間、
母は素っ裸でお風呂掃除です。
翌日でもいいのですが、面倒なことは先に済ませておきたいのです。

一日もクライマックスに近づいて参りました。
お風呂で温まってホカホカの親子4人、お休み前の歯磨きです。
幼児用の歯ブラシを持たせて、一応自分でシャカシャカの練習をさせています。

もちろん♪仕上げはおか~あさ~ん♪です。
Panaはひざの上に転がらせ、私が「あーーーーん」というと、
あわせて「あーーーーん」してくれます。
Altaは少々変化球で、歌を歌ってご機嫌をとりつつ磨きます。
そしてお水orお茶を飲んでフィニッシュ!

あっという間の一日が終わりました。
この後、最終にして最大のイベント寝かしつけに入る訳ですが、
詳細をお届けすると、これだけで1話分が埋まってしまいますので割愛、
過去の記事をご覧いただければと思います…。
最近ではうまくいけば30分、ひどい時で2時間ぐらいでしょうか。

寝かしつけが終わった後も、父と母のお仕事タイムは続きます。
そして<前編>の始まりへ続く、メビウスの輪のようなエンドレスな日々。
それでも、これだけ家族4人でがっつり一緒の時間を過ごせることは、
幸せなことなのだと思います。

ダラダラと書き綴って参りました、たけっち家のと或る一日。
双子の様子は日一日と変化しており、同じことの繰り返しに思える日々も
半年前を思い起こせばガラリと変わっていたりします。

育児 が辛い時も、子供たちのこの時期は過ぎれば二度と戻ってこない
今この瞬間を大切に過ごさなければ、と噛み締めて
乗り越えていきたいと思う次第です。

双子のいる生活~たけっち家のと或る一日~<前編>

草木も眠る丑三つ時、たけっち家の寝室に泣き声が轟きます。
声の主は御年1歳7ヶ月になる双子の女子、Pana。
今夜も夜泣きの始まりです。

父と母は、ほんの1時間ほど前に寝床に入ったところです。
たけっち家の寝室では、クイーンサイズのベッドに双子と母、
ベッドの横にマットレスを敷いて父が寝ています。

激録!!双子密着24時 ~涙と笑いの育児物語~


まだ体が眠りモードから覚めやらぬ状態のまま、
必死にトントンして荒れ狂うPana神を鎮めようと努めます。

しかしながら、Panaは目を閉じたまま抱っこを要求して泣き続け、
ついに観念した母は重い体を引きずって、Panaを抱っこしてリビングへ。

そこから1時間ほど、ビデオを見せつつ全力で踊ったり、
抱っこ紐でゆらゆらしてみたり、試行錯誤を重ねて眠りに誘います。

それでも駄目な時は、母の精神が崩壊です。
赤子の泣き声は、確実に人の心を蝕み破壊してゆきます。
そんな母の様子を察した父が、すかさずPanaを引き受けバトンタッチ。
最終的には、父の胸に顔を埋めてうつ伏せで眠りにつきました。

それから2時間後、ようやく安息が訪れたたけっち家の寝室にうめき声が響き渡ります。
声の主は御年1歳7ヶ月になる双子の男子、Alta。
今日も早朝泣きの始まりです。

目を閉じたままで、低くうめくような泣き声をあげています。
背中をトントンしたりサスサスしていると、一時的に泣き声は弱まるのですが、
少し離れると、またお経のようなうめき声が始まります。
落ち着くまでトントンし続けます。

いつの間にやら母も一緒に寝てしまい、
次に鳴り響くのは目覚まし代わりにしている
携帯アラームのバイブの振動です。

母は7時過ぎに起床。
そーっと寝床から起き、
こまごました片付けをしてから朝食の準備にかかります。
父と双子が7時30分頃に起床。
寝室の片付けと、双子の着替えは父が担当です。

8時頃に家族4人揃って朝食開始。
双子の定番朝食メニューは、食パン半分とバナナ半分とかぼちゃサラダ。
食パンはフレンチトーストにしたり、ピザトーストにしたり。
かぼちゃサラダは、生協の裏ごしかぼちゃペーストをミルクでのばして
とろけるチーズをオン!で完成です。

おかあさんといっしょを見ながら、家族団らんの時間です。
最近は双子も手づかみ食べが達者ですので、
ほぼ自分で食べてくれます。食べこぼしは必須ですが。

朝食を終えると、怒涛の家事タイムです。
朝食の片付けは父が担当してくれています。
ここから母は掃除機から洗濯まで一気に仕上げます。
双子がぐずった時は、父が子守をしてくれます。

申し遅れましたが、父はフリーランスのWEBデザイナー兼SEです。
ホームページの作成や、WEBシステムの開発などを生業としています。
常に在宅で仕事をしていますので、会社勤めより時間の自由は利くのですが、
いかんせん公私の切分けが難しく、仕事時間の確保に苦慮しております。

そんなこんなで、家事が終わると家族4人揃って公園へGO!
ボール遊びや滑り台、ブランコなど、お昼12時頃まで遊びます。
ここで双子モンスターをクタクタにしておかないと、
お昼寝の寝かしつけに苦労しますので、こちらも本気で遊びます。

最近のAltaのお気に入りはブランコ。
はにかみながら一人で乗れるようになりました。
Panaは鉄棒にぶら下がるのが好きなようで、
こちらをチラチラ見ながら得意気にぶら下がっております。

12時頃に帰宅し、お昼ご飯も4人揃って食べます。
子供のご飯は、丼物やチャーハンが多いです。デザートはバナナ半分です。
スプーンを駆使して、ボロボロこぼしながら食べてくれます。
うまくいかないとムキーッ!と怒ってスプーンを投げつけたりするので、
大袈裟に「まぁ~!上手やねぇ~!!あら~大きいお口!」とおだて、持ち上げ、
ご機嫌をとりつつ、大人達もコソコソと食事をとります。

食事が終わると、待望のお昼寝TIME。
このひと時を待っていました!
ここでなかなか寝てくれないと、大人達の顔に絶望の縦線が広がります。
お昼寝の寝かしつけは父が担当です。
その間に母は昼食の片付けを済ませます。

~<後編>に続く~

イヤイヤへのプロローグ

心の底から「疲れた…」という言葉を搾り出す日々が続いております。
口から鼻から、あらゆる穴からエクトプラズムが出てきそうです。


激録!!双子密着24時 ~涙と笑いの育児物語~


今までの人生でも、遊びの疲れ、仕事の疲れ、
様々な疲れがありました。


徹夜明けの朝、富士山登頂、スノボー帰りの夜行バス…
それはそれは「疲れた…」でしたが、
ぐっすり眠ればスッキリ解消されていました。


双子が生まれてから1年半、
育児疲れが、澱のように泥のように体に蓄積され、
そして後何年間続くのかも見えない…。


もちろん双子によって癒されたり、
かわいい我が子のために頑張るぞ!と前向きになる時もあります。


しかしながら、最近Panaにすっかり打ちのめされております。
Panaは起きている間、ひたすら要求を発信し続けます。
後追いも激しく、一人遊びは、ほぼしません。


抱っこしろ!お外に行け!ビデオを付けろ!早送りしろ!巻き戻ししろ!
おもちゃを取れ!絵本を読め!昼寝はしないぞ!Altaを抱っこするな!
おやつをくれ!おしゃぶりをさせろ!積み木を積め!
トイレに行くのは許さん!ここにいろ!こっち見ろ!
自己主張は尽きません。


少しでも断ると、号泣の上大暴れです。
長時間の抱っこも苦しい重さですし、
Panaが起きていると、家事も仕事もできない状態です。


その間、Altaは割とおとなしく一人遊びしているのですが、
Panaを抱っこすると、「え!ずるい!僕も!」という感じになり、
更に阿鼻叫喚の地獄絵図になります。


一時は完結していた寝かしつけについても、
また暗黒の時代が到来しております。


今まさに悲劇真っ最中ですが、
時期がくれば落ち着くと信じて乗り切るしかないですよね。


なるべく冷静に冷静に…と自分に言い聞かせ、
夫婦で協力して乗り切っていきたいと思います。


■父のつぶやき


母同様、父も最近Panaにお疲れ気味です。


食事の際は父がPanaを担当しているのですが、
今まではPanaが持ったスプーンを、父がサポートしながら食べていました。
しかし近頃はそれを拒否することもしばしば。


抜群のスプーン使いでお口にホールインワンすることもあるのですが、
3打に1打はお口の直前でポロリ、3打に1打は勢いあまってテーブルの下にOB。
球拾いのバイト大忙しです。


食後にお茶を飲むときも、今まではストローボトルでゴキゲンに飲んでいましたが
近頃はコップで飲むことを要求。


あまりたくさん入れるとこぼして水浸しになるので、一口ずつストローボトルからコップにお酌。
若干こぼしつつもグイッと飲み干し、ビシッとおかわりのポーズ。


少しは味わいながらチビチビやってくれればいいのですが、そのテンポはまるでわんこそば。


目の前では、自分のおかずたちがどんどん冷めていきます。
ストローボトルからお茶がなくなってもおかわりを要求するので、
空のボトルを渡すと、逆さにしてお茶がないことを確認。


こんなシーン、酔っ払いのコントでしか見たことありません。


これも成長の過程でしょうし、とことん付き合ってあげるべきなのでしょうが、
毎食続くと、さすがに「あ゛ー、もうーーーっ!!」と投げ出したくなります。


そんな時、「ゲフッ!」とゲップをするPana。
その後の恥ずかしそうに照れ笑いする表情に癒され、
何とか次もがんばろうと思う父なのでした。