先日、俵万智さんの【たんぽぽの日々】という歌集を読みました。
俵万智さんの子育ての日々の歌を綴った歌集です。
これまでも、俵万智さんの歌集は何冊か読みましたが、今回の歌集は、自分の状況と
照らし合わせて読んでしまって、状況が目に浮かぶようでくすっと笑ってしまったり、
しんみりしちゃったり、とても素敵な歌集です。
その中で、表題のたんぽぽの日々、の歌。紹介します。
“たんぽぽの 綿毛を吹いてみせてやる
いつかおまえも 飛んでゆくから”
解説の中で「たんぽぽの綿毛のように飛んでいてしまったら、その後は見届ける事はできない、
子供との時間が限られたものである事を実感する」とあります。
なんだかきゅんっと切なくなりますよね。
いままでは、怒涛のように過ぎて行って、必死で子育てをしていましたが、最近ちょっと余裕が出てきて、
そのかわり、 “こんな楽しい、無条件にかわいいと思える時間がいつまで続くかなぁ・・・”
って、ふっとさびしくなる時があります。
なんだかちょっとしんみり、な感じになっちゃいました。
とはいっても、現実、まだまだかわいくて、にぎやかな毎日です。
めいいっぱい、今を楽しむ事ですよね~