昨日、今日のパ・リーグですが、上位3チームがすべて1勝1敗となりました。
その結果、オリックス・バファローズと千葉ロッテマリーンズのゲーム差は10.5、ロッテと福岡ソフトバンクホークスのゲーム差は4と変わりませんが、オリックスが1つ勝ち、ロッテが1つ負けたことでマジックは日曜時点の22から2つ減って20となりました。
ここまでくると、オリックスは1試合1試合を大切にし、大型連敗をしないことが重要になってきます。
後はクライマックスシリーズで逆転されないように苦手を作らないことが大切ですね。
ここまではパ・リーグ上位3チームの動向について書いてきました。
ここからは福岡在住の非ソフトバンクファンの立場からソフトバンクのことについて書いてみたいと思います。
ソフトバンク、昨シーズンオフはずいぶんと大型補強をしました。
ドラフト以外の補強では、FAで近藤健介選手(前北海道日本ハムファイターズ)、 嶺井博希捕手(前横浜DeNAベイスターズ)を獲得し、外国人ではロベルト・オスナ投手(前千葉ロッテマリーンズ)、大リーグ入りした選手では有原航平投手(前テキサス・レンジャーズ、その前は日本ハム)と大掛かりな補強を行いました。
この補強の中で一番効いているのは、有原投手だと思います。
今日はオリックス打線につかまり7失点したものの、チームの先発投手としては和田毅投手と並ぶ6勝を挙げています。
この6勝があるからこそ、今日終了時点でソフトバンクは借金1で済んでいると思います。
そうなると、今年のオフの補強ポイントははっきりしています。
軸になる先発投手の獲得です。
理想を言えばドラフトで獲得した選手が育つのを期待したいところでしょうが、高卒ルーキーを育てるには早くても2~3年はかかります。
そして、8月終わりの時点でチームの勝ち頭が6勝では優勝は難しいです。
今日終了の時点で、首位オリックスの勝ち頭は山本由伸投手で12勝、2位ロッテの勝ち頭は種市篤暉投手で10勝しています。
となると、ソフトバンクは先発で10勝できる投手を獲得する必要があるでしょう。
ただ、この補強は昨シーズンオフに行っておくべきことだったと思います。
昨シーズンオフで千賀滉大投手(現ニューヨークメッツ)がポスティングでチームを抜けるのは想定できたことです。
それに備えて昨シーズンオフに先発の軸となる投手を獲得しておく必要があったと思います。
それができていれば、5割前後で青息吐息という事態は避けられたと思います。
ソフトバンクは、今シーズンオフにどんな補強をするでしょうか。
これは敵チームのファンにっても見ものではあります。